ローワンと魔法の地図 (リンの谷のローワン 1)

  • あすなろ書房
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感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751521113

感想・レビュー・書評

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  • ローワンシリーズ第一作目
    リンの村に流れる川の水が突然止まってしまった。その謎を解くため、ローワンは村の仲間と共に山に入ることになるのだが・・。
    小さなローワンに読みながら思わず頑張れ!と応援したくなる
    旅する段階で大人たちのことを理解するようになり、心を通わせあうようになって良かったねぇ。とほのぼの

  • 最近読んだHIT作。バクシャーの為と頑張る少年に心打たれます。シリーズらしいので、その他の作品を読むのが楽しみです。

  • 課題図書だったんだけどね、気付いたらハマってた(笑)

  • リンの谷にすむローワンは、引込み思案でおとなしいけれど、動物を愛する少年。「弱虫」と言われるローワン少年が、谷の危機を救うため竜が住むという山に登り、大人達とともに大冒険をすることになる・・・。弱いからって、ダメなわけじゃない。弱いものが持つ思慮深さが、強いものの持つ勇敢さに勝ることもある。

  • 感想
    小さく弱気・臆病なローワンが、大好きなバクシャー(架空の動物。多分ウシみたいな存在)を守るために、ドラゴンがいるという山の頂を目指す、というストーリー…RPG的楽しさがあります。
    竜(ドラゴン)、魔法の地図、洞窟、底なし沼…などなど、ファンタジー好きのマストアイテム?もぞろぞろ出てきます。笑

    ドラゴン退治に向かうのが男4、女3で、ローワン以外大人という設定が好きです。
    訳者曰く「ジェンダーを乗り越えた男女差のない社会」を描いているとのことです。
    子どもだからとか、女だからとかいう枠組みを打ち壊しているところが痛快です。
    『ハリー・ポッター』よりも短くて、小学生が読むのにぴったりだと思います。

    シリーズ化されているので、続きを読んでみたいです。

  • ローワンシリーズ一作目。
    リンと呼ばれる山に囲まれた中にある村の一番弱虫の少年が村の危機を救う話。
    児童文学とはいえ村社会の感じがゾワゾワとする。
    命の等価とか余所者とか、血とか、皆ができることがあできないとか、まあ嫌な気分。村の中で誰かが負わなければいけない職務を負えないから爪弾きにされるのは、人が足りないからか食料が十分でないからか。どちらもありそうで。
    発端の川の水が枯れて生活ができなくなる事から禁忌の山に向かう中で、魔女の予言によって一人一人と脱落していく中、勇敢と慢心は臆病さを出せるか隠すかの違いなのだと感じた。
    この度々出でくる予言とそれが巡るところに胸が熱くなる。

  • 小学生の頃夢中で読んでいた気がする。また読みたい。

  •  エミリーロッダの作品はよく読んでいるので今回はこのシリーズを読み始めてみた。
     相変わらずとても楽しい!他の作品に出てくるような恐ろしい怪物はあまり出てこなかったがそのかわり不思議で恐ろしい罠や自然が襲いくる構成になっており結構新鮮だった。また途中途中に挟まれる不思議な詩が謎解き的な面白さを出していた。
     特に良かったのは登るにつれて主要人物達の過去や強そうに見える態度の裏の弱みが少しづつあらわになっていく点だと思う。実際エミリーロッダの他の作品よりも人数の多いパーティーでゆく旅だったがそれでもそれぞれの人物をしっかり描いていたように感じた。なかでも面白かったのは主人公が夫を亡くした母親といい関係を気付きつつある男を見る目線である。なんというか微妙な距離感と感情が見ていて面白かった。

     最後に気になった点だが、今回の作品に出てくる竜について。ドラゴンはこの作者の別作品デルトラクエストにも登場するがデルトラのドラゴンも本作のドラゴンも、恐ろしいけれども恵みを多くもたらし、恩を忘れないが恩人でも下手に動いたら殺してしまうような残虐さや酷薄さをもたらす、自然そのものの擬獣化のような性質を持っている。これは作者の考え方や故国の文化に由来するものなのだろうか?何にしても面白い共通点だ。

  • 図書室本。成長していく過程が面白かった。

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著者プロフィール

オーストラリア在住のファンタジー作家。『リンの谷のローワン』シリーズや『デルトラ・クエスト』シリーズ、『ティーン・パワーをよろしく』『フェアリー・レルム』『ロンド国物語』など多数の人気児童書シリーズを執筆。とくに『デルトラ・クエスト』シリーズは、日本をふくめ全世界で大ヒットし、累計1500万部を突破している。2014~2015年に日本でも出版された『勇者ライと3つの扉』は、デルトラ世界とつながっていたことが判明し、話題を呼んだ。

「2016年 『スター・オブ・デルトラ 1 〈影の大王〉が待つ海へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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