ローワンと黄金の谷の謎 (リンの谷のローワン 2)

  • あすなろ書房
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751521120

感想・レビュー・書評

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  • ローワンシリーズの第二巻です。
    「魔法の地図」からそう時は経ってませんが、魔法の地図の冒険が伝説となって広まったころ。
    平和を取り戻したリンの谷に、〈旅の人〉たちがやってきた。
    ふるさとを持たず、世界を旅して回る彼らを、無用者と嫌うものもいるが、リンの子供たちは彼らが大好き。
    〈旅の人〉はめずらしいおもちゃや絹の生地を持ってくるだけでなく、数々の物語を子供たちに聞かせてくれる。
    リンの子供たちも、〈旅の人〉の子供たちも、皆同じように火を囲んで、〈旅の人〉の長オグデンの物語に聞き入るのだ。
    巨人同士のの戦争の話、リン人々が谷に移り住む旅の話、海辺に住むマリスの民とともに、最大の敵ゼバックと戦った戦の話。
    そして、もはや幻となった、黄金の谷の伝説も…。

    相変わらずテンポのいい展開で、気づいたら読み終わってたー、みたいな読後感。
    物語がわかってくるのがすでに本の後半に入ったころだったので、転結はほんとに転がるように進んだな。
    こりゃ全国の子供さんがハマるわけだ。もちろん私はだだハマり(笑)
    冒険小説っていうより、RPGゲームやテレビアニメみたいな感覚…かといって、いやに砕けすぎてないのがいい。
    この伏線はなに? と考えはじめたとたんに、あっ、そういうことか!
    アハ体験してるみたいに気持ちがいいです(笑)

  • ローワンシリーズ二作目。
    今度ははっきりと余所者が外からやってくる回。
    村としての繋がり、過去を理由とする信頼ってのが建前であからさまな敵意と侮蔑があるのがこのシリーズらしく。
    魔女の予言もあって疑心暗鬼になっていくのはよくわかる。
    伝説と現実、過去と現在のすり合わせと、伝統と脱却のバランスみたいなのがファンタジーではよくあるけれどやっぱり大事なのだと思う。
    最後の族長の言葉と。その後の焚き火のシーンと。子供の頃はなんで丸く治るのかわからなかったけれど。納めることで先に繋げないといけないんだなと。

  • 伝説の“黄金の谷”は、本当に存在したのか?リンの村を襲う敵の正体をあばくため、そして、二つの民の友情を守るため、ローワンは、地獄へと足を踏みいれる!
    「ローワン」シリーズ、待望の第2巻。

  • やっぱり佐竹さんの絵、すきだなあ

  • 今度は遠出!
    またローワンかっこいいです

  • デルトラクエストの方で有名なエミリー・ロッダですが、
    私はローワンシリーズの方が好きです。

    なんにもできないローワンが四苦八苦頑張る話。
    暗号というのかな? 言葉パズルみたいな予言があって、それも面白いです。
    続きはでないのだろうかー?と期待しているのですが。
    あれで完結なんだろうか(泣)

  • シリーズニ作目。
    今回は、村を襲う敵の正体をあばき、二つの民の友情を守るために少年ローワンは
    旅立ちます。

  • シリーズ第二段ですが、前作とはまた違った緊迫感がありました。村に水を取り戻すという難題を解決したローワンが再び村を救うために旅の人と立ち上がりますが、前作よりも奇想天外で楽しかったです。

  • ローワンシリーズならこれが一番好き。
    エミリー・ロッダは素敵ですね。

  • ローワンの新たな冒険です。あいかわらず弱虫で怖がり、おまけに花粉症になっているローワンですが、そのおかげで村が滅亡の危機になったときに大活躍します。しかも、こんなに活躍しても「英雄だ」とふんぞり返らず控えめなところが好感度高いです。

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著者プロフィール

オーストラリア在住のファンタジー作家。『リンの谷のローワン』シリーズや『デルトラ・クエスト』シリーズ、『ティーン・パワーをよろしく』『フェアリー・レルム』『ロンド国物語』など多数の人気児童書シリーズを執筆。とくに『デルトラ・クエスト』シリーズは、日本をふくめ全世界で大ヒットし、累計1500万部を突破している。2014~2015年に日本でも出版された『勇者ライと3つの扉』は、デルトラ世界とつながっていたことが判明し、話題を呼んだ。

「2016年 『スター・オブ・デルトラ 1 〈影の大王〉が待つ海へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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