- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751521137
感想・レビュー・書評
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3つの氏族が対立する水辺の民マリス。長らく友好を保ってきたマリスとリンの間には、ひそかに伝えられてきた、大切な約束があった。使者の、突然の到来により、その驚くべき事実を明かされたローワンは…。水晶の守り手を選ぶため、水辺の民マリスの村へ向かったローワン。だが、そこに待ち受けていたのは…。
意外な結末に向けて、物語は一気にすすんでいく。スリルあふれるミステリアス・ファンタジー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リンの谷のローワンシリーズ第三巻です。
海辺の国マリスから、リンの谷に知らせが届いた。
「水晶に影あり。選任役を招請する。」
海からはなれ、衰弱したマリスの使者パーレンから伝えられた知らせに、リンの人々は険しい表情を浮かべた。
ローワンには、マリスの使者の知らせの意味が理解できなかった。
しかし、ローワンが見上げた母ジラーの顔は、リンの誰よりも真っ青に青ざめていた。
パーレンは一刻も早く選任役を連れて戻らないと、マリスの国が大いなる危機に飲み込まれてしまうという。
マリスの危機とは、水晶のかげとは? そして、母ジラーの青ざめた表情の意味とは…。
海辺の国マリス最大の危機に、母ジラー共々、ローワンは巻き込まれていくことになる。
感想は、やっぱり面白いです(笑)
二巻よりは一巻に雰囲気や流れが近い感じかな。
ローワンが人を信じたいと思う心、憎らしいほど疑う心、さまざまな思いの間で何度も何度も揺れて、そんな中でも必死に試練に立ち向かっていく。
ローワンは、強い子ですね。本当の強さはなんなのかって、どの巻でも考えさせられます。
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デルトラクエストと比べてはいけないかも。
これはこれで読みやすい。
やっぱり1つ1つの結末がひねっていておもしろい。 -
シリーズ三作目。
今までとは違って村からかなり遠くの海の民のもとへローワンは旅立つことになります。
薄めの本とは思えないほど内容がつまったシリーズだと思いますね。 -
ローワンシリーズ第三巻目です。
最後の結末が意外でビックリしました。
途中途中の話がハラハラしたり、ドキドキしたり。
スリルあふれる冒険ファンタジーです。
とても面白かったです。
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シリーズ三作目ですが、やっぱりその発想と展開に驚かされました。とにかく面白かったです。
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ローワンシリーズ3冊目。あいかわらずではあるけど、ちょっぴりローワンも大人になりました。今回はお母さんの為にがんばります!
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人を信じることと疑うこと。どちらも大切で、難しいことなのだと教えてくれます。
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リンの谷のローワンシリーズ第三弾。英雄然としてないローワンが頑張る姿が健気です。
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ローワンシリーズ三作目。
古い約束を理由に別の集落へと赴く話。
古い約束とか、家とか、そのために命の価値などないとか。あるあるで。
三氏族から長を選ぶためによんどいて毒だ刃物だが出てくるってのはかなり余裕があるのか恐怖が薄れたせいなのか。
今回も一つの予言を元に行動していくのだけれど、サイクルというか輪の中にある毒と薬の物語も感心したことの一つ。