盗まれた記憶の博物館 上

  • あすなろ書房 (2002年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (386ページ) / ISBN・EAN: 9784751521267

みんなの感想まとめ

記憶の探求と冒険が織りなす壮大なファンタジー。物語は、現代のベルリンと「忘れられたものたちの国」クワシニアを舞台に、双子の姉弟ジェシカとオリバーが失われた父の記憶を追い求める姿を描いています。父は考古...

感想・レビュー・書評

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  • 現代の(といっても原著は1997年なので少し前)ベルリンと、「忘れられたものたちの国」クワシニアを舞台にしたファンタジー。双子の姉弟ジェシカとオリバーの父は考古学者だが、この世と記憶の国クワシニア両方の征服をたくらむ古代の神クセハーノの野望に気づいたため、こつ然と姿を消したうえに盗みの容疑をかけられる。おそろしいのは、姉弟が父のことをまったくおぼえていなかったこと。どうしてそうなっているのか、父は何をさがしもとめていたのかをたどり、オリバーがクワシニアにのりこむまで。

    古代メソポタミア?文明にまで話はさかのぼるけれど、そこに設定をかりて、イマジネーションが自由に広がる。決め手となりそうなのが、敵の真の名を知ることというのが、さまざまなファンタジーとの共通点を感じさせる。洋の東西を問わず、名前の霊性のようなものへの思いってあるんだなあと。

  • 失われてしまった父の記憶を探しに忘れられた記憶たちが住む世界に行く…。
    世界史好きにはたまらない設定が満載で、東西ドイツの問題とか「戦争」を感じさせる物もありと壮大なファンタジーです。
    記憶とはなんだろうということを問い直す。イーザウの物語では一押しです。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • <span style="color:#cc9966;">イシュタル門、一角獣、ペガサス、アレクサンドリア図書館、バベルの塔。 父さんが、弟が、次々と消えていく。だれかが私の記憶を消そうとしている…。ふたごの天才コンビが古代から現代まで、時空を超えて謎に挑む壮大な歴史ロマンファンタジー。</span>

  • 上巻は、とっても読みにくかった
    ★2にしようかなって思ったくらい
    どうしてかな?歴史とか名称が日本人にはなじみがないからかな(^^;
    下巻は、慣れてきてまあまあ
    思ったより、壮大な物語でした

    下の階の人のことと、持ち帰ったボタンに何かあるかなー?と期待してたんだけど?

  • 【あらすじ】
    父さんが、弟が、次々と消えていく。だれかが私の記憶を消そうとしている…。ふたごの天才コンビが古代から現代まで、時空を超えて謎に挑む壮大な歴史ロマンファンタジー。ブックステフーダー賞受賞作。

    【感想】

  • まだ上巻まで。‬
    ‪予備知識なく読み始めてから『ネシャン・サーガ』の人だと気がついた。‬
    ‪ベルリンに住む双子の姉弟の元に警官がやって来て、博物館の夜警である父親が展示品を盗んだと言うところから物語は始まる。‬
    ‪だがおかしなことに双子には父親の記憶がぽっかりと抜け落ちていた。そんなバカな…!‬
    ‪ベルリンのペルガモン博物館、一度行ったことがあるのだけど、青く美しいイシュタル門は確かに印象深い。‬
    ‪父親を取り戻すためにイシュタル門をくぐり忘れられた記憶の世界クワシニアに向かう弟のオリバーはかつてシェヘラザードが大事にしていたガラスの小鳥やソクラテスの弟子と、そして弟のことすら忘れてしまった姉のジェシカは博物館の学芸員ミリアムと、この謎に挑みオリバーと父親を救い出す…‬
    ‪のだろうけども。‬

    ‪古代バビロニア、旧約聖書、過去ベルリンで起きたこと…たくさんの要素がモザイクのピースのように散りばめられて楽しい。大人しくて感受性の豊かなオリバーとしっかり者て論理的に考えるのが好きなジェシカがそれぞれの協力者を得て不安や疑念を乗り越えていく様は児童文学ならではとも思う。‬

    ‪期限までにクセハーノを倒せるのか。下巻を読むのも楽しみ‬

  • 双子の姉弟ジェシカとオリバーは、姿だけでなく記憶からさえも消えてしまった父親の行方を追うこと…。忘れられた記憶の国「クワシニア」と現実世界で別々に秘密に迫る物語。

    幻想的なファンタジーを読みたくて手に取ったわりに、不思議な生物が多くでてくるオリバー視点よりも現世から謎を解こうとするジェシカ視点のパートの方に自分の興味が向いていっているような気がします。

    上巻で、いい感じに話も広がってきたところなので、下巻の展開が楽しみです。

  • 感想は下巻にて。

  • 上下巻。
    記憶を題材にしたファンタジー。

    双子のジェシカとオリバーが主人公。

  • 父さんが博物館の石像を盗んだうえ行方不明に。しかしジェシカとオリバーにはその父さんの記憶はなかった。
    父さんへの記憶を取り戻し、その行方を探すためオリバーは旅に出る。

    設定とか面白いのですが、何分古代史なんて全くなので読むのが遅い。この本児童書だよね?!ドイツの子供たちはこれをサクサク読み進めているのか!?凄い!
    まだオリバーと仲間たち(ガラスの小鳥ニッピー・将軍の外套だったコフェル・哲学者エレウキデス・空飛ぶ翼を持つ馬ペガサス・絵筆のツップラ)6人の冒険は始まったばかり。下巻も楽しもうと思う。

  • 少年が異世界に入り、盗まれた記憶を取り返す・・・成長の物語!
    挿絵の佐竹美保さんの絵が好き♪

  • 世界史が好きな人は絶対読むべき!

  • ミヒャエルエンデが好きならオススメしたい作品。
    作風が似ていて、ファンタジーの王道!っていう感じです。
    設定もワクワクすること間違いなし。

  • この本のおかげで古代史に興味を持ちました。
    ジェシカのパートがとても好き。

  • 前作「ネシャン・サーガ」はなんと言うか小難しい印象で、読むのにかなり時間を要しましたが、今作はそれに比べ短いのもあり、一日で読めました。

    とは言え冒頭からしばらく、前置き、序章と思える部分はやはり小難しいニオイがして、なかなか先に進む気配を見せませんでしたが。何と言うか、私のおつむにはちょっと硬いのです。難い、の方が合ってるかな。

    しかし、ファンタジー世界に飛び込んでみればぐんぐん惹き込んでくれました。もうこれは恐らく私個人の問題なのでしょうけれど。愉快な仲間の登場で一気に読みやすくなりました。私からすればシリアス過ぎた緊張状態をコミカルにときほぐしてくれた、と言ったところです。

    双子の姉弟、それぞれの視点で書かれる物語は、前作「ネシャン・サーガ」を彷彿とさせます。ヨナタンが弟オリバー、ジョナサンが姉ジェシカ。

    ジェシカは現世から謎を解くのですが、こちらも新たな仲間が現れてから魅力を増します。やはり登場人物の魅力は重要ですね。

    歴史上、また神話、伝説上の著名人、出来事に関わり、人々から忘れ去られた人や物。間接的に登場する人物、事件に歴史好きな方ならきっとわくわくするはずです。本の虫って方も。

    絶対返却期限(あと2日)間に合わないと思ってましたが、案外読み出したら一気に読めました。

    筆者は相当頭が良い人なんだろうなあ、と感じさせる一冊。

    ドイツの作品て言うと真面目で硬くて難しいイメージがあったのですが、この作品はそんな中でも読みやすいと思います。

  • 古代史絡みのファンタジー。
    結構難しいぞ@@; 
    ドイツの子供達はこれ読んで古代王朝とかちゃんと理解して読み進められるのか? だとしたらスゲーなー。歴史学習のツボが違うんかなー。

    しかし難しくとも、設定がすごくいい!
    人々に忘れられた記憶が生きる国、クワシニア。
    クワシニアを独裁し、記憶を操ることで、現世までをも支配しようとせんと蘇った古代の王。
    それを阻止しようと奮闘する、ベルリンの双子の姉弟の、2つの世界を股にかけた大冒険。

    というお話。
    感想は下巻ノシ

  • 通勤電車で今どきのお姉さんが読んでいて、表紙の派手さにひかれ図書館予約。
    これ、児童書なんですか。カタカナや世界史に弱い私には、面白さが半分も分からなかったように思います。
    さぁ、頑張って下巻読みます。電車で読むには、ちょっと大きくて重すぎますね。

  • 失われた記憶の博物館は、ラルフらしさが出てきたといってもいい作品。
    パーラ等でも見られる「知識」と「疑問」と「探求」がファンタジーの中に
    おさめられている。何気ない会話のなかに、読者への問答が書かれているように感じる。
    ラルフの作品には、戦争、宗教、歴史というキーワードがよく盛り込まれているように感じる。批判的面を含めながらも好奇心をくすぐる良い作品であるとおもう。

  • すごく良質なファンタジー。これが古代史にめざめるきっかけでした。

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著者プロフィール

訳:酒寄進一(さかよりしんいち)
和光大学教授、ドイツ文学翻訳家。主な訳書にイーザウ「ネシャン・サーガ」三部作、テツナー「黒い兄弟」(共にあすなろ書房)、シーラッハ「犯罪」、カシュニッツ「その昔、N市では」(共に東京創元社)、ケストナー「終戦日記一九四五」「独裁者の学校」(共に岩波文庫)。ヘッセ「デーミアン」(光文社古典新訳文庫)など。今年11月公演予定のヘッセ「シッダールタ」と来年3月公演予定のブレヒト「コーカサスの白墨の輪」(共に世田谷パブリックシアター)の原作翻訳を担当。

「2026年 『影の縫製機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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