- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751521267
感想・レビュー・書評
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現代の(といっても原著は1997年なので少し前)ベルリンと、「忘れられたものたちの国」クワシニアを舞台にしたファンタジー。双子の姉弟ジェシカとオリバーの父は考古学者だが、この世と記憶の国クワシニア両方の征服をたくらむ古代の神クセハーノの野望に気づいたため、こつ然と姿を消したうえに盗みの容疑をかけられる。おそろしいのは、姉弟が父のことをまったくおぼえていなかったこと。どうしてそうなっているのか、父は何をさがしもとめていたのかをたどり、オリバーがクワシニアにのりこむまで。
古代メソポタミア?文明にまで話はさかのぼるけれど、そこに設定をかりて、イマジネーションが自由に広がる。決め手となりそうなのが、敵の真の名を知ることというのが、さまざまなファンタジーとの共通点を感じさせる。洋の東西を問わず、名前の霊性のようなものへの思いってあるんだなあと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
失われてしまった父の記憶を探しに忘れられた記憶たちが住む世界に行く…。
世界史好きにはたまらない設定が満載で、東西ドイツの問題とか「戦争」を感じさせる物もありと壮大なファンタジーです。
記憶とはなんだろうということを問い直す。イーザウの物語では一押しです。 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
<span style="color:#cc9966;">イシュタル門、一角獣、ペガサス、アレクサンドリア図書館、バベルの塔。 父さんが、弟が、次々と消えていく。だれかが私の記憶を消そうとしている…。ふたごの天才コンビが古代から現代まで、時空を超えて謎に挑む壮大な歴史ロマンファンタジー。</span>
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上巻は、とっても読みにくかった
★2にしようかなって思ったくらい
どうしてかな?歴史とか名称が日本人にはなじみがないからかな(^^;
下巻は、慣れてきてまあまあ
思ったより、壮大な物語でした
下の階の人のことと、持ち帰ったボタンに何かあるかなー?と期待してたんだけど? -
双子の姉弟ジェシカとオリバーは、姿だけでなく記憶からさえも消えてしまった父親の行方を追うこと…。忘れられた記憶の国「クワシニア」と現実世界で別々に秘密に迫る物語。
幻想的なファンタジーを読みたくて手に取ったわりに、不思議な生物が多くでてくるオリバー視点よりも現世から謎を解こうとするジェシカ視点のパートの方に自分の興味が向いていっているような気がします。
上巻で、いい感じに話も広がってきたところなので、下巻の展開が楽しみです。 -
感想は下巻にて。
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上下巻。
記憶を題材にしたファンタジー。
双子のジェシカとオリバーが主人公。