盗まれた記憶の博物館 (下)

制作 : 佐竹 美保  酒寄 進一 
  • あすなろ書房
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本棚登録 : 580
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751521274

感想・レビュー・書評

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  • おもしろいんですよ。
    しかし、そもそもがカタカナの人物名を覚えるのが苦手な人間には、名前が話の根幹になってるお話はすんなりとは楽しみ難いんです!残念!!

  • <span style="color:#cc9966;">父さんが、弟が、次々と消えていく…。だれかが私の記憶を消している。ふたごの天才コンビが古代から現代まで、時空を超えて謎に挑む壮大な歴史ロマンファンタジー! </span>

  • 【あらすじ】
    父さんが、弟が、次々と消えていく…。だれかが私の記憶を消している。ふたごの天才コンビが古代から現代まで、時空を超えて謎に挑む壮大な歴史ロマンファンタジー! ブックステフーダー賞受賞作。

    【感想】

  • 再読。前回読んだ時はただ素直に面白いと思ったが、今回は色々な事を深く考えさせられた。
    過ちを繰り返さないために、過去を忘れてはいけないとはいうが、語り継がれている過去の中に本質まで正しく伝えられているものはいくつあるだろうか。
    作中に「伝統というものは、吹き払ってもかまわないほこりとは違う。」という台詞があったが、自国の伝統だけではなく、他国の伝統にも敬意を払ってほしいと思った。
    ニッピーと一角獣がお気に入り。

  • オリバーはクワシニアでペガサスやガラスの鳥、絵筆など、忘れられた物たちと固い友情でむすばれながら、父をさがすとともにクセハーノ打倒を画策する。いっぽうジェシカは、学芸員で親身になって協力してくれるミリアムとともに、コンピューターを駆使して、父が追っていたものの謎にせまる。原著のかかれた1997年あたりは、ようやくインターネットが一般にも普及し始めて、少しずつウェブサイトが増えつつあったころ。まだ大規模な検索エンジンはなくて、どこのサイトにもリンク集がついていたりした。わずか20年ほど前のことなんだけど、作中に出てくるインターネットの説明などを読むと、一昔じゃすまないくらい前のような気がする。
    それだけに、作者がたびたび訴えているような、過去の歴史を忘れてしまうことのおそろしさがリアルにせまってくるように思う。クセハーノに支配されないためにも、過去を大切にしながら進んでいかなくちゃならないのだと思わされた。

  • 「記憶」、つまり「歴史」の大切さを感じさせてくれる物語。

    現実とクワシニアの出来事がリンクしながら真実に迫っていく、謎解きと冒険の両方の面白さで一気に読み進めたくなる本でした。

    エオリアのハープ、風によって奏でられる自然の音。オリバーの夢の力が風を自由に吹かせるものになるほどあこがれる気持ち、わかります。

    あと、インターネットはマニアの使うアンダーグラウンド感あふれる雰囲気が懐かしくもあり、ちょっと魅力的に物語を彩っています。

  • 行方が判らなくなっただけでなく、記憶からも消え去った父親を捜すために、ふたごの姉弟ジェシカとオリバーは博物館へと忍び込む。
    記憶から忘れ去られたものが命を持つ国クワシニアという設定だけでもワクワクさせられますが、そこに古代バビロニアの歴史を絡ませることにより、より一層ワクワクを膨らませます。そして姉ジェシカは考古学者とともに歴史的観点から記憶を奪おうとするものの正体に迫り、弟オリバーは異世界クワシニアで冒険することにより悪と対峙する。それぞれの視点を交互に展開させることで物語世界が広がっています。その分ついて行くのが必死でしたが、どちらも面白いんですね。謎解きの面白さと冒険の面白さが融合しています。
    表紙カバーイラストはファンタジーと言えばこの人の佐竹美保。元々映像的な物語ですが、このイラストによって更に頭の中に映像が広がります。

  • 言葉がすごく難しくて挫折しそうになったけど、最後まで読んでよかった。
    全て完璧に読むことにこだわる必要はないんだよね。
    記憶というテーマが面白かった。

  • 十年ぶりに再読。

    主人公の姉弟は昨日まで一緒に暮らしていたはずの父親が思い出せない。
    写真を見ても何をしても思い出は蘇らず、父親に関する記憶だけ盗まれたようにごっそり抜け落ちていた。

    神話にある名前が多く登場してワクワクした。
    バビロニアには詳しくないけれども、ある程度説明があるので困らない。
    父親を取り戻すために、現実とクワシニアの出来事がリンクしながら真実に迫っていく過程が面白かった。

  • ジェシカとミリアムは[名前の痕跡]を解読するため博物館に忍び込む。オリバーと仲間たちは、オリバーの父トーマスの行方を探す。

    人間にとって全てを記憶し続けることは不可能です。でも大切なもの、忘れてはならないものを記憶し続ける努力は必要だと思う。そんなことを考えさせてくれた本でした。

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