パーラ 上 沈黙の町

  • あすなろ書房 (2004年7月1日発売)
3.75
  • (42)
  • (36)
  • (71)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 436
感想 : 34
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (281ページ) / ISBN・EAN: 9784751521366

みんなの感想まとめ

言葉の喪失に立ち向かう少女の物語が描かれています。主人公のパーラは、言葉が奪われていく町で、語り部のガスパーレを助けるためにソネットの謎を解明しようと奮闘します。この作品は、言葉遊びの楽しさとともに、...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 言葉の喪失……それが、シレンチアを襲った出来事の発端でした。
    パーラは語り部のガスパーレを助けるために町にちりばめられたソネットの謎を解き明かします。
    とにかく、言葉遊びが楽しい一作です。

  • なんでこんなに引き込まれるんだろう

  • コトバガリという生き物が気持ち悪い。言葉へのこだわりが軸にあって、物語が4433行の詩によって導かれていく。墓場、修道院、地下迷路、城とどんどん謎をとき核心に迫っていく。下巻が楽しみ。

  • ブックデザイン / 丸尾 靖子
    原題 / "PALA UND DIE SELTSAME VERFLUCHTIGUNG DER WORTE"(2002)

  • 感想は下巻にて。

  • 謎の城主が来てから、少女パーラのすむ町では人々の様子が変わってきた。
    「コトバガリ」という謎の生き物を放ち、詩人や語り部の言葉を奪っていく。
    人々も、言葉を交わすことや言葉の美しさ、大切さを次第に忘れていく。
    その変化に気づき、一人立ち向かう少女パーラの物語。
    言葉遊び、ナンセンスがあふれるこの本は、「不思議の国のアリス」が大好きな
    私には、読み出したら止まらない、本当に面白い本でした。

  • きょう借りてきて、きょう読了。上下二冊組の上巻。
    まだ上巻だけれど、おもしろかった!「モモ」を意識しているというのがよくわかるけれど、パーラのはねっかえりさはそんなのふっ飛ばしてしまう。エンデの緻密さとは違って明快で、それは少しステレオタイプさにもつながっているけれど、でも同時に良さでもあるんだなぁと思う。そしてことばがテーマなだけあって、よく訳せたなぁとも思う。ルビを使わずにこれだけってすごい。
    佐竹さんの表紙絵はあいかわらず秀逸。下巻も楽しみ。

  • 「言葉」が鍵になるお話。章の始めにある格言が印象的です。

  • モモがモチーフなのかと思った
    パーラ可愛い!

  • 言葉が知らぬ間に盗まれてしまう。
    話し合いで物事を上手に解決してきた人々は、言葉を失いコミュニケーションがとれず、ぎすぎすし、いらいらし、ケンカばかりするようになってしまった。
    一人冷静にその変化を見ていたパーラは、原因を突き止めようと動き出す。

  • 言葉の大切さを思い出す作品。

    もろファンタジーで設定が少し無理やりだけど、面白いです。

  • なつかしのパーラ!

  • …っあ!Σ(゜д゜;)

    しまったまたやっちゃった。前にも読んでた(苦笑
    霧越邸以来かな。
    ラルフ・イーザウは高校のときから好きな作家さんです。エンデと並んで好き。

  • 失われていく言葉たち、ぎすぎすしてくる人々、おかしくなってしまった町を救うために少女パーラは壮大な詩の謎解きに挑む。
    物語の中に流れる空気は、ミヒャエル・エンデを思わせます。
    上下巻ですが、とても面白くてさくさく読み進めることができました。

  • 詩人の町・シレンチアにやってきた謎の有力者・ジットにのって巧妙に奪われていく。それを阻止するために、パーラが兄のように慕っているジュゼッペと共にジットの城に向かっていく…で上巻終了。言葉をどんどん奪われていくスピード感が、物語をより魅力的にしているなぁと思います。言葉とその奥に潜むもの…浅いようで深いお話です。

  • モモを思い出す作品。モモが時間泥棒なら、パーラは言葉泥棒。言葉遊びがとても面白い!んーでも、これは訳者大変だっただろうなぁ。2007/5/5

  • 副題が沈黙の町〜シレンチアに住むパーラは昔語りが言葉を失ったことに驚いた。古い城を修築して住み着いたジットが何かをしでかしているに違いない。家々にはパッパラ・オウムが入り込み,スーパーが作られ,忙しく働いて諍い事が絶えない。ジットと話をしないことには解決しないと決意したパーラは修道院跡で兄のようにしたっていた昔語りの息子ジョセッペと意を決して城への道を進むが,近づけば近づく程,城は遠ざかる。コトバガリを捕まえて話を聞き,城はぐっと近づいた。〜パッパラ・オウムとはテレビのことだろう。人が話をしなくなり,使われない言葉が増え,諍いが絶えない。恐ろしいファンタジーだなあ。

  • 生まれて始めて読んだファンタジーが「モモ」だったので、かなり期待して読みました。
    「ネシャン」や「盗まれた記憶の博物館」とはちょっと違う雰囲気を感じましたが、最後にはやはりラルフさんの世界だなぁとしみじみ感じてみたり。
    個人的にはガスパーレのようなおじいさんが欲しいです!笑

  • ラルフ・イーザウ祭り第二段!(笑)この人の世界観がたまらなく好きです♪これも空想バリバリのお話でしかが、最後はしっかり感動ありでした。ちょっと強引に持ってきたような気もするけど、合格です。

  • なかなか設定がおもしろいです。
    下で言ってますが、
    あまり内容を覚えてなかったり(爆
    下で中身について書いてなかった
    ので、少々ネタバレを。
    パーラはなかなか個性的なキャラで
    言葉を作ったり爺さんと仲が
    良かったりしてますが
    実は孤児だったりして可愛そうな
    子だと思います。
    でも、頑張ってみんなを助けようと
    する健気な姿は微笑ましいですね。
    (はぁ!?)
    ですが、
    最後の設定はちょっとやりすぎだと
    思いますけど…。
    だってその爺さんや
    名付親らしき男と実は
    家族だったり
    ハッピーエンドでもいいけど
    流石にそれは…という感じ。
    (また偉そうなこと言って…。)

全28件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

訳:酒寄進一(さかよりしんいち)
和光大学教授、ドイツ文学翻訳家。主な訳書にイーザウ「ネシャン・サーガ」三部作、テツナー「黒い兄弟」(共にあすなろ書房)、シーラッハ「犯罪」、カシュニッツ「その昔、N市では」(共に東京創元社)、ケストナー「終戦日記一九四五」「独裁者の学校」(共に岩波文庫)。ヘッセ「デーミアン」(光文社古典新訳文庫)など。今年11月公演予定のヘッセ「シッダールタ」と来年3月公演予定のブレヒト「コーカサスの白墨の輪」(共に世田谷パブリックシアター)の原作翻訳を担当。

「2026年 『影の縫製機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒寄進一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×