- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751522141
作品紹介・あらすじ
昼間は名門ミッションスクールに通う女学生。夜は俥夫として港町横浜を駆けめぐる少女おりんが、「悪魔からの手紙」におびえる級友を救うため謎に挑む!
感想・レビュー・書評
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スラスラ読めるけど、なるほどね、くらいな感じ。
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読んでいてライトなこのお話に途中でくじけそうになりました。
お話が案の定という感じです。
児童書というわけではないが、ティーンズ小説。 -
フェリス和英女学校に通うりんは学校に内緒で人力車の車夫をしている。ある日、人力車をひいているとドレスを着て飛び降り自殺をしようとする同級生の喜美を助ける。
面白いといえばおもしろい。ただ、留伊がりんに惹かれたエピソードが弱いし、留伊という名前が軽すぎ。最後もとってつけたような終わり方。 -
明治時代の横浜を舞台に、フェリス和英女学校に通うおりんが、同級生をめぐる不可解な事件を謎とくミステリー。
おりんはなんと、女学生ながら車夫の恰好をし、稼業の人力車を引いている。事件の過程で出会った金髪碧眼のシェフ・留伊(るい)と一緒に謎を解いていく。
山手の華やかな雰囲気と、憧れの女学校と、洋風趣味と、危険な冒険、安心して青少年に勧められる、健全な時代ものミステリーといえる。しかし安心して楽しめるということは、ちょっと物足りないということでもある・・・。 -
明治の横浜は、時代の先端をゆく街だった。
女学校に通う少女、りんは、この街で俥をひいているのだが…
さらっと読めるし、明治時代のこともわかるし、おもしろかった!
ごはんがおいしそうだったなあ…(笑) -
「横浜幻燈館」の続編が出ていることを知りませんでした。
フェリス女学院に通うおてんば娘りんの実家は俥(人力車)屋。学校には内緒で俥夫として横浜中を駆け巡りるなか、グランドホテルのベランダに級友の姿を見る。今にも飛び降りてしまいそうな様子に、俥夫姿のまま外国人御用達の豪華ホテルに飛び込んでいく。果たして今回はどんな事件に巻き込まれるのか…
前作は大人向けの小説でしたが、今回は対象年齢を下げて中高生ものの読み物になっています 美人の英語教師ミス・リード、美形のホテル総料理長・留伊など前作同様の登場人物がいるので、前作を先に読むことをおすすめします。
少女マンガのような設定になっていますが、もともと乱歩賞作家なので、謎解きもちゃんとしています。横浜の異国情緒を楽しむミステリーとしておすすめです。
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山崎さんの描くヤングアダルト、興味津々。読みやすくて面白かった。その時代のヨコハマ情緒、他に何か無いでしょうか?
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明治時代の横浜。フェリス和英女学院に通う、俥屋『宮源』の娘・りんは、家計を助け学費をかせぐため、俥を引いている。仕事の途中、ホテルのバルコニーから飛び降りようとする女性を助ける。それは、同級生の喜美だった。喜美は、「横浜を出て行け」という悪魔からの手紙におびえていた。グランドホテルのシェフのルイさんがかっこ良かった。
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明治時代の港町横浜を舞台に、昼間はミッション系のお嬢様学校に通い、夜は人力車を引く少女おりんの物語。悪魔からの手紙におびえるクラスメイトを救うためおりんは横浜の町を駆け抜ける。
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時は明治38年。
昼はお嬢様学校に通い、夜は俥を引く少女おりん。
お転婆なおりんが港町ヨコハマを駆け回ります。