- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751522288
作品紹介・あらすじ
「レオ、おまえは、おまえのロックをやれ!」亡き友ケチルの言葉を胸に、ベルリンにやってきた14歳の少年レオ。でも、この旅は・・・。隠れギター少年レオの青春ラプソディ!
感想・レビュー・書評
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子どもの頃に繰り返し読んだ、『ボルピィ物語』の那須田淳さん。
弱い者へのいたわりの眼差しは今作でも変わらず、嬉しかった。
最後は泣いてしまったなぁ…!
子どもたちの背後に社会や歴史がしっかり存在しているのも良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
音楽の素晴らしさを教えてくれる本。音楽を聴きたくなります。
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舞台が、自分も行きたいドイツ。主人公は、ギターをやり、レッド・ツェッペリンの「天国への階段(Stairway To Heaven)」をヘッドホンで聴いている。
「There's a lady who's sure all that glitters is gold And she's buying a stairway to heaven ・・・」この始まりで、読みたくなって購入した。本筋の、レオの成長も楽しく追える一方、音楽に関する挿入された話も多くて面白い。エンハルモニウムは消失してしまったそうだが、その音色、一度は聴いてみたい -
中学生の読書感想文の課題図書。読んで見るとあちらこちらにメッセージが込められていて…。小さな世界に留まりがちな中学生たちが、新しい刺激をもらって新しい自分を見つけて欲しい…って思いました。
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「レオ、おまえは、おまえのロックをやれ!」亡き友ケチルの言葉を胸に、ベルリンにやってきた14歳の少年レオ。でも、この旅は・・・。隠れギター少年レオの青春ラプソディ!
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音楽、歴史、戦争、人種、家族…。盛りだくさんなテーマが含まれていて読みごたえがある。
それでいて、軽やかに、あくまでもティーンに寄り添って、物語として展開していく。
良くできた作品だった。
田中正平には興味が湧いたし、ドイツのことをぐっと身近に感じた。
なにより、年齢を越えた友情と4日間で育まれた友情が、同じだけ大切な思い出になるところがいい。
そして、ケチルのロマンスの結末が素敵。 -
ベルリンと音楽 気になるワードで手に取ってみた
ロックもいいよね
著者は、主人公の年齢と遠いところにいる人?
クラシックピアニストとも遠い感じがする
SPレコードをもって旅するなんて
いい感じのお話しなんだけどなぁ -
なかなか楽しい読書だったな〜
まぁ、主人公が出来過ぎな感じもあるけれど。
なんといっても、男性著者であることは大きい。
女性の描く「ぼく」は単なる「わたし」の書き替えであることも多いが、那須田さんはきちんと男の子らしい主人公を描いている。
音楽やってる男子にも勧められそう。
中学生以上かなぁ。 -
2016.10.27
久々にしっかりしたお話を読んだ