- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751522639
感想・レビュー・書評
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すてきな絵本見つけました。
「絵本ナビ」何となく見ていて……
谷川俊太郎さんの訳がいいのでしょうか
絵をかけないワシテ
でも変わったのです
先生のひとことで
たった一つのちいさな「てん」
子どもは、いえ大人だって 変わるのですよね
何かのきっかけで
そしてまたそれを繋げていけるのですね
絵本ってなんてすてきなのでしょう
≪ みつけてね じぶんのしるし The dot ≫詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵をかくことが嫌い。
だけど自分の名前だけは、書けるから…
先生は、額縁に入れて飾ってくれてた。
ちっぽけな てん だけの絵なのに。
それをみて、もっといいてんだって描けるはず…と。
いろいろな、てんを描いた。
先生が何も言わずに教えてくれたことの凄さ。
ちょっとしたことで、嫌だったはずのことが大好きなことになる。
気づかせてくれる。
勇気もくれる。
そして、誰かにも教えてあげれる。
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ワシテは絵を描くのが大嫌い。
今日も目の前の紙はまっしろ。
そんなワシテにせんせいはにっこりしながら
「なにかしるしをつけてみて。
そしてどうなるかみてみるの」
ワシテがつけたしるし、てんに、先生はサインして。と言い…
それからワシテは、変わりました。
最後のワシテの言葉に、じんとくる。
こうやって「じぶんのしるし」をつける勇気は巡っていく。
簡潔でシンプルながら、鮮やかな色彩とものがたりが余韻を残す絵本だった。
「この本の絵は、水彩絵の具と紅茶を使って描かれています」という文言を見てびっくり。
紅茶かぁ、確かに紅茶のシミの色を紙にうつすときっと綺麗。なんでもじぶんのしるしをつけるものになりうるのだと面白かった。 -
人にとって、特に子供にとって「肯定されること」がどれだけ大事か、意味を持つことなのか、それを強く意識させられる絵本でした。
と、ただ読み進めるだけなら3分で読み終わってしまう本なので、ネタバレをしないで感想を書くとこの一文で終わってしまうのですが、もう少し自分の中に残った物語の滓をひねり出すと。。。
自分が苦手なものがある、出来そうにない課題がある、他の人の方が遙かに上手にできそうなことがある、そういう時は、大人だってそこにわざわざ取り組もうとはしませんし、子供なら、がむしゃらな状態ならまだしも、物心ついて「恥をかきたくない」という意識が芽生えるとトライしにくくなるものです。
でも、特に子供なら結果に対する可能性は無限大ですし、大人だって実は勝手に視野を狭めているだけかもしれません。
だから、その背中を誰が押してあげるのか。その押した先で抱きとめてくれるのか、結果がどうなろうと肯定してくれるのか。
当人が「できやしない」と思うことは簡単です。その時、周りの人がどう支えていくのか、認めていくのか、それは巡って周りの人にも返ってくることだろうと思います。その、人の繋がり・関係性の大切さを教えてくれる本です。 -
「おねがい……サインして」
中1のときの数学の先生の話から。「じぶんのしるし」をつける勇気を与えてくれた。できないって壁は、誰かに認めてもらったり、安心できる居場所があったりすると、案外簡単に乗り越えられるものだなと思いました。(4分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #てん #ピーターレイノルズ #谷川俊太郎 #あすなろ書房 -
娘がたまたま手に取った絵本。谷川俊太郎さんの訳で期待したらその通りだった。
すごくいい。できない人なんていない。みんな芸術の心を持ってる。そんなことが感じられる勇気が出る絵本。 -
お絵描きなんて大嫌い! 苦し紛れに画用紙に描いた「てん」に先生は【じぶんのしるし】サインを書くようにいう。サインを書いたそれは、額に飾られ作品となった。作品としてどう評価するか、どう導いていくのかによって、子どもの自尊心はいかようにも育っていくんだろうなあ。
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自分をわかってくれる存在がいること、誰かに認めてもらうことが、どれだけ大切かということに気がつく絵本です。
特に教育に関わる方に読んでいただきたい絵本です。 -
この本を見て、子供にこぅやって
心 寄り添いたいなって思った作品です。
みんな違って みんないぃ。
こんなふうに 一人一人をみてくれる先生が
現実的にどのくらい いるのかな。
こぅやって 認めてくれる大人に出会えたら
成長に 大きく差がでるのだろぅな。