- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751524183
作品紹介・あらすじ
1700年代の中国・清朝とルネサンスの世界が交錯するカイ・マイヤーの壮大なファンタジー、完結編。ついに明かされる霊気の企み。龍は世界を救うことができるのか?
感想・レビュー・書評
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窟で眠る月姫をめぐって対立するニコロと女〓(か)。しかし、その奥では、恐るべき「ダイヤモンド」が今、目覚めようとしていた。一方、空の上で戦うアレッシアと微風は…。カイ・マイヤーの最新ファンタジー、いよいよ完結。
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完結。
ちょっと読むのがつらかった。
なんとゆーか、希望がなさすぎる、とゆーか・・・・。
まあラストにはなんとかなって、二コロと女禍が2人で旅に出るって感じなので、読後感はそう悪くないんだが、
エーテルとの闘いが、龍とか死にまくりだし、
岩鬼、だっけ?あれの造形が気味悪すぎてまずダメだ。
月姫の存在もすっきりしないとゆーか。
あ、そうそうニコロが女禍に暴言はきまくりだったのがなんか腹立った。
仕方がないといえば仕方がないんだが感情がついていかないんだなー。
微風と飛卿との友情関係が救い。
漢さんも結構好き。
と考えると、結構主人公のニコロより周りの登場人物の方が好きだったなあ。
アレッシアも頑張ってたし。
アレッシア側とニコロ側との話がもっとからんでくるかと思ったけど、
結構別々の話な感じだったな。
元凶のエーテルって存在が、
人じゃないからしょうがないんだが、人格、とゆーか、キャラクターとして
とらえきれないから、漠然とした恐怖みたいなもんで、
それに抗わなきゃいけない登場人物たちの絶望感、とゆーか、
そーゆーのがちょっと重くて疲れた。