心をビンにとじこめて

  • あすなろ書房 (2010年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784751525289

みんなの感想まとめ

心の不安や悲しみを抱える女の子の物語が描かれています。彼女は、愛するおじいちゃんの不在を受けて、心を守るために自らの感情をビンに閉じ込める決断をします。この選択が、彼女の日常にどのような影響を及ぼすの...

感想・レビュー・書評

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  • オリヴァー・ジェファーズ祭り最後の一冊。

    世界の不思議に好奇心をめいっぱい発露するには、心を無防備に世界に開いておく必要がある。
    でも、その心には耐えがたいつらいこと、かなしいことが起きてしまったら?傷つくことを避けて心に蓋をして、感受性を抑え込んだら、世界に胸をおどらせることはできるの?

    かなしいときはかなしもう。
    それが明日の愉しさを感じる開かれた心を守ることにつながるのだから。

    つらいことかなしいことを経験している大人の方が響くかもしれない。

  • 〝ある処に、女の子がいました。 頭の中は世界の不思議でいっぱいでした。 星のことを考え、海の不思議を思い、新しい発見に、胸を躍らせて・・・。ところがある日、いつもお爺ちゃんの坐っていた椅子が空っぽになっていました...女の子は心細くて、たまらなくなって、心を安全な所へしまっておくことにしました。 心をそっとビンに入れて、首にかけました...ところが、それから、何もかもが変わってしまったのです・・・〟アイルランドの絵本作家が、辛い気持ち、悲しい気持ちのもっていき処、その心の年輪を描いた大人のための絵本。

  • 負の感情を閉じ込めてしまうの分かるなぁ

  • 少し暗い

  • 原題 the heart and the bottle

    好奇心旺盛な女の子がいた

    星や海や新しい発見に胸躍らせる子

    いつもそばにいたおじいちやんが、
    ある日いなくなり〜

    心細くなった女の子は、心をビンに入れて首からかけました

    頭の中のふしぎ大好きはなくなりました
    心が傷つくことはなくなったけど

    心はどんどん重くなり〜邪魔に

    ある日、頭を不思議でいっぱいにした子に出会った

    その子は質問したけれど、こたえられなかったので
    心をビンから出そうとした

    でも出ない


    転がったビンはあの子のところへ

    その子はビンから心を出してくれた

    こころは元の場所にもどり

    女の子はまたふしぎでいっぱいになった

    いすはからっぽではなくなり
    ビンがからっぽになった

  • 2015年1月29日

    <THE HEART AND THE BOTTLE>
      
    装丁/桂川潤

  • これができたら、どんなにいいかなと思います。
    実際、なくなったら困るのはわかってるけど。

    主人公が男の子じゃなくて、
    女の子ってのがなんかわかる。

    思春期とかのプレゼントに良さそう。

  • 俺もビンに入れてたかも。

  • つらい気持ちを押しやっても、気もち自体も押しやってしまったら…。心を取り戻すには?

  • 取り出すお手伝いをしてくれるのは誰かでも、取り出すのは、きっと自分。そろそろ心取り出しませんか?

  • 傷つかないように頑丈なビンに心を閉じ込めた女の子の話。
    これは大人が読みたい本だろうな。
    子供受けしないってことじゃなくて。

    冷たい風を感じないビンの中では、風のすがすがしさも感じられない。
    外に出してからの変化も見せて欲しかった。

    絵がきれい。
    おじいちゃんの存在の大きさが、絵だけで伝わる。

  • 仕事柄、気になるタイトルでした。

    頭の中が世界の不思議で溢れている女の子。

    ある日、そのそばにいつも寄り添ってくれた
    おじいさんのイスはからっぽになり、
    女の子は、心をビンに閉じ込めることにしました・・・。


    傷つかないけど、感じない。

    その生活から変化を起こすきっかけは、
    やはり、自分を含めた人、にあるのでしょう。

  • こどもの こころだから みえる せかい
    こどもの こころだから かんじられる せかいに ついて
    えがかれた えほん。

    こどもの こころの みんなには
    このほんが つたえたい ことが
    すこし むずかしい おはなし かもしれません。

    おとなに なっちゃうと へたな ちしきが じゃましてしまって
    みえなくなって しまうものが たくさんあるんだ。

    でも、
    しゅじんこうが こころを ビンに とじこめてしまう
    りゆうと それを かいけつしていく ほうほうが
    おじさんには すこし むずかしかった…。

    おとなに むけて えがかれているような
    それでいて
    こどもたちに じゆうな こころで いてね
    と、いっているような えほん。

  • からっぽ。
    どうしようもない心の状態が、とてもよく表現されていて、じんわり胸にしみました。
    女の子が、〈心を 出してくれた〉28ページ、涙が……

  • いつも一緒だったおじいちゃん・・・大好きな人とのお別れ。

    ~女の子は心細くてたまらなくなって、
    心を安全なところへ閉まっておくことにしました~

    こうすると、心が傷付くことはありません。
    でもその時から女の子は星や海を見る事や、頭の中に溢れたいた不思議を全て忘れてしまいます。
    ある少女との出会いをきっかけに、大人になった女の子は閉まっておいたビンから心を出そうと決めたのですが、どうやってもうまく取り出す事が出来ません。

    心を無くす…ってこう言う事か。。。
    心を取り戻す…やっぱり自分一人の力では無理なのですね。

  • 『よにもふしぎな本をたべるおとこのこのはなし』のオリヴァー・ジェファーズさんの本です。

    主人公の女の子、頭の中は世界の不思議でいっぱいで、好奇心いっぱいに世界のいろんなことを楽しみ、新しい発見に胸を躍らせていました。
    しかし、大好きなおじいちゃんの死をきっかけに、心をビンに閉じ込めてしまいます。
    「これでもう、心はきずつかない」
    でもそれと一緒に、あんなにあふれていた世界の不思議も消えてしまいました…

    心をハートマークでなく、心臓の形で書いていることが印象的でした。

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著者プロフィール

Oliver Jeffers

「2023年 『おうちに おばけが すんでいます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

オリヴァー・ジェファーズの作品

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