おおきな木

  • あすなろ書房
4.27
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本棚登録 : 2800
レビュー : 332
  • Amazon.co.jp ・本 (60ページ)
  • / ISBN・EAN: 0004751525409

作品紹介・あらすじ

一本の木が少年に与える、限りない愛情を描いたロングセラー絵本が、
村上春樹の新訳で再登場。「あなたが何歳であれ、何度もこのお話を読み返していただきたい」(訳者あとがきより)

感想・レビュー・書評

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  • ほんだきんいちろうさんの訳では「うれしい」だったところが、
    村上春樹さんの新訳版では「しあわせ」になっていました。
    「しあわせ」のほうが、心にぐっときました。

    「きは それでうれしかった・・・
     だけど それはほんとかな。」
    新訳では、
    「それで木はしあわせに・・・
     なんてなれませんよね。」
    に、なっていました。

    全体的には、旧訳のほうが好みでした。
    読みやすいのは新訳だと思うのですが。
    「なんてなれませんよね。」の部分が、どうもしっくりきません。

    どちらを先に読むかによって、違ったりするのかもしれません。

  • 私には、生きていく中で「どれだけ受け取ったか」よりも「どれだけ与えたか」を大事にしたい、という思いがあります。

    「おおきな木」は、「与えること」について書かれた絵本です。年を重ねるたびに新たな発見のある、とても素敵な作品です。「与えるって何だろう?」と考えさせられます。

    今、この話を読むと、私はこれまで自分に惜しみなく与えてくれた自身の両親のことを思ったりします。

  • 読み終わった。号泣。

    とくに今恋人がいることとか、その人が植物が好きでりんごの話もしてたとか、しかも今少し関係がこじれているとか、とにかく、アキレス腱をガーン!!!ってされたくらい、今の自分にとっては痛い話だった。苦しい。そして、とっても、いい話。

    ある少年のことが大好きな木。(もうこの設定がやばい)
    木登りをしたり、りんごをとったり、楽しく少年と過ごす。だんだん少年が年をとって、木に要求することがちがってくる。でも木は、ずっと少年が好きなまま、出来ることを何でもして、彼をしあわせにしようとする。

    村上春樹が書いていたように、母性というか、そういうあふれでるもの、何があっても愛してくれる存在というのも感じたし、自然と人が寄り沿うような物語にも見えたし(そして、人がだんだん調子に乗っていくパターン)、でもやっぱり最後のシーンをみると、なんというか、なんともいえない、切ないラストで、そんな単純な警句じゃない気もする。

    葉っぱのフレディとかと似ているかもしれないけれど、死のはかなさというより、愛のはかなさというか、なんか命というか、もう少し懐の大きな、だからこそ泣きたくなるようなものを感じた作品だった。

  • 言葉を失ってしまう
    言葉で表現することは無意味だ
    と思えるほど感銘を受ける

    訳が違うとこれだけ世界観が変わるのか
    私が選ぶなら断然コチラ
    簡素な表現がさらに奥深い意味を持つ
    愛 アガペーの世界観
    与えることで最後は共に幸せになれた
    と思いたい

  • 4歳の息子が、私を抱きしめながら言ってくれた。

    「お母さん好き。お母さんが悪くなっても、お母さん好き。」


    私には大切な大切なりんごの木がある。
    母だ。
    母は、私が助けを求めたり、道を間違えそうになると、いつも私に、愛をくれた。
    それは歳を重ねても同じで、もうすぐ29歳になるというのに、私は今でも母に助けてもらってばかりいる。情けないことに。

    母親になった私は、子どもたちのりんごの木になれているのだろうか。
    見返りを求めず、ただただ愛を与え、じっと立って見守るりんごの木に。
    あなたがそこに居るだけで私は幸せだと、子どもたちに伝えられているだろうか。

    心配でたまらない私をよそに、どこから学んだのか、息子はすでに愛を知っていた。4歳にして。

    「悪くなっても、お母さん好き。」

    今の息子は、完全に、私の大切な大切なりんごの木だ。

    母として情けなく思うのとは同時に、嬉しくなる。
    ありがとう。

    とことん情けない私だけど、私もりんごの木にならなきゃ。

  • 2018.08.12 英語版で再読
    どんな形であれ、人と人との関係はお互いの信頼によって成り立つもの。何事も自分本位になってしまっていないか。やっぱり無償の愛なんてものは存在しないのかも。

    2013.07.24 読了
    母性ともちょっと違う。無償の愛ともちょっと違う。依存と言えばそうかもしれない。

  • わたし、この本の緑色がなぜか怖くて、この本避けてたんです。せっかくなので、自分が子どもの頃のバージョン、ほんだきいちろう 訳の本を読みました。
    辛くて、恥ずかしくて、切なくて、キュウっとなってホッとするお話。

  • この本は出たときに買って以来、
    娘がもう少し大きくなったら読んであげようと思って
    ずっとインテリア状態でした。
    最近、自分で読むのもだいぶ上手になったし
    長い話やちょっと難しい話でもちゃんと聞いてくれるので
    ふと思い出して娘本棚に紛れ込ませてみたら、やっぱり目ざとく見つけて、
    「この本なんだ?ママ読んでー」と持ってきました。

    深い示唆されている部分までは解からないでしょうが
    わりと気に入ってくれたのか、そのあとも一人で読んでいたし
    何かいろいろと感じてくれたらうれしいです。

    個人的には村上春樹ってだけで買ってしまったところはあるのだけれど。
    訳もいいけどあとがきがとてもよいです。

  • シルヴァスタインは本当に学生時代、オリーブなどの雑誌で
    頻繁に取り上げられ、敏感な子はみんな手に取っていました。
    無償の愛、当時はわからなかったけど、母になった今、
    村上さんの新訳であらたに読み直し、書店で涙があふれてしまった。
    10歳の娘にも読み聞かせましたが、よく理解していました。

  • 図書館

    村上春樹の訳。

    木の、僕に対する無償の愛っていうか
    むくわれないような心が
    切ないなぁ。

    でも、命がついえるそのときまで
    よりそうことはできるのだなぁ。
    人間はどうだろう。
    この木は、本当は人間なのでは?

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