月夜とめがね

著者 :
  • あすなろ書房
4.03
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本棚登録 : 157
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751527191

作品紹介・あらすじ

月のきれいな春の夜のこと。おばあさんがいつものようにひとり、針仕事をしていると・・・。「日本のアンデルセン」と呼ばれた小川未明の、美しい夜の物語を、高橋和枝が絵本化!

感想・レビュー・書評

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  • こんなにもまん丸の月が穏やかに瞬く夜ならば、ちょっと変わったお客様が訪ねてきても不思議ではない。
    町はずれ、一人静かに暮らすおばあさんの元で起こった一夜の出来事は、とても優しい奇跡。
    いつも思い出の中を一人さ迷うおばあさんに贈られた、めがね越しの月はいっそう柔らかくおばあさんを照らし、穏やかな春の夜に漂う草花の香が優しく包み込む。

    気持ちがとても和らぐ物語だった。
    高橋和枝さんの挿し絵も幻想的で素敵。

    • mofuさん
      nejidonさん、こんにちは♪
      "いいね"をありがとうございます(*^^*)
      優しくて気持ちが和らぐ、素敵な絵本でした。
      いつまでも...
      nejidonさん、こんにちは♪
      "いいね"をありがとうございます(*^^*)
      優しくて気持ちが和らぐ、素敵な絵本でした。
      いつまでもひたっていたい世界観ですね。
      私も好きです(^-^)
      2020/07/25
    • nejidonさん
      うわぁ、ありがとうございます!
      すごくすごく嬉しい!(^^)!
      こんなお客様が来てくれるなら、私も町はずれでひとり暮らすおばあさんになり...
      うわぁ、ありがとうございます!
      すごくすごく嬉しい!(^^)!
      こんなお客様が来てくれるなら、私も町はずれでひとり暮らすおばあさんになりたいです。
      mofuさんにも好きになっていただけて、ますます嬉しいです。
      2020/07/25
    • mofuさん
      こんなお客様なら大歓迎ですよね。
      私も将来こんな穏やかな暮らしがしたいです(*^^*)
      こんなお客様なら大歓迎ですよね。
      私も将来こんな穏やかな暮らしがしたいです(*^^*)
      2020/07/25
  • >月のきれいな春の夜のこと。
    おばあさんがいつものようにひとり、針仕事をしていると・・・。
    「日本のアンデルセン」と呼ばれた小川未明の、美しい夜の物語を、高橋和枝が絵本化!

    今は秋なので物語と季節は違いますが、先日きれいな月を見た頃に読めたのでタイミングばっちり!
    美しく不思議な物語でした。
    はっきりしない結末もいい。
    初めて読んだ感じがしなかったので、子どもの頃読んだことがあったのかもしれません。

    月はもちろん、おばあさんの部屋の明かり、花などやわらかい黄色がとても印象的でした。

  • 図書館で見かけて、高橋和枝さんが絵を担当されていることもあり、借りてきた本。

    月明かりの下で読んでいるような、穏やかなしっとりとした空気に包まれた感じ。
    淡く優しい絵と文が溶け合っている一冊。
    しあわせな読書時間となりました。

  • なぜに小川未明のこの作品?と不思議でしたが、実際に絵本を手にしてみて…高橋和枝さん、感服です (_"_)
    夜の更け行く様と、そんな時間に起こる不思議の数々。静けさまで肌で感じることのできるような1冊でした。
    こちょう、って蝶だったんですね。胡蝶蘭かな?と思っていましたσ(^-^;)
    絵本にするとイメージが限定されて残念なことがありますが、これは逆に世界観を拡げてもらえました。
    考えてみたら、小川未明の作品って絵本にしても遜色ないものが多い気がしますが、どうでしょうか。芥川龍之介、浜田広介、小川未明、新美南吉、宮沢賢治…近代童話って、絵本と相性がいいのかもしれませんね。

  • 「月のきれいな春の夜のこと。おばあさんが、いつものように、ひとり、針仕事をしていると…「日本のアンデルセン」とよばれた小川未明の、美しい夜の物語。」

    小川未明[オガワミメイ]
    1882年~1961年。新潟県上越市出身。小説家・童話作家。1925年、早大童話会を立ちあげる。数多くのすぐれた童話を発表し、「日本のアンデルセン」と呼ばれている

  • 澄んだ夜の空気感でありながら、不思議でいてあたたかい気持ちになれる本。

  • 月のきれいな夜のお話。針仕事をしているひとり暮らしのおばあさんのところにめがね売りの男の人や女の子がたずねてくる。こんなにきれいな月夜ならこんなことが起こってもちっとも不思議じゃないね。

  • 絵とお話しが合っていました。
    〇1人読み・小学校高~

  • 「町も、野も、いたるところ、緑の葉に包まれているころでありました」

    小川未明のお話の始まりははいつも素敵すぎる

    五月になって野ばらが咲いたら毎年読みたい
    絵がもう、ピッタリ以上のピッタリ

  • 美しい日本語と、美しい挿絵。小さな宝石のような絵本です。こちょうの絵が透明感に溢れていて、この物語にぴったりです。

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著者プロフィール

明治・昭和時代の小説家・児童文学作家。新潟県出身。「日本児童文学の父」と呼ばれ、『赤い蝋燭と人魚』『金の輪』などの名作を多数創作。

「2018年 『注文の多い料理店/野ばら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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