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Amazon.co.jp ・本 (40ページ) / ISBN・EAN: 9784751532027
作品紹介・あらすじ
のどかな日曜日の朝のこと。新聞を読んでいると、のら猫のギンが結婚式の招待状をとどけにきました。「じつは、こんど結婚することになりまして」……さて、そのお相手は?ユーモアあふれる語り口と読後の余韻が心地いい!心がぽっとあたたかくなるやさしい童話シリーズ、第2弾。
みんなの感想まとめ
のどかな日曜日に、のら猫のギンが結婚式の招待状を持ってきたことから始まる物語は、愛猫チイ子との心温まるエピソードを描いています。主人公の男性は、無邪気なチイ子を娘のように思い、彼女の結婚を迎えることで...
感想・レビュー・書評
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のどかな日曜日、ぼくのひざには猫のチイ子がすやすやと眠っていて…突然のら猫のギンが、ぼくに招待状を届けに来た。
どうやら結婚することになったと。
毎日無断で出入りしているこののら猫のギンもいつのまにか生意気なことを言うようになったのか…と。
結婚式の日に、大勢の猫の末席に座っていたら黒い服に銀のネクタイ姿のギンの横には、白いドレスの花嫁が…
なんとチイ子だとは。
驚いたのはそれだけではなく、豪華な料理のあとにチイ子は猫の町に住むことになると。
まるでおとうさんの気分になって…。
チイ子から届いたはがきは、まるで娘の心情そのままだったのがなんとも言えない気持ちになった。
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図書館の「猫の児童書」特集より。
あすなろ書房の「安房直子 絵ぶんこ」シリーズは、安房さんの九つの物語それぞれに異なる人が絵を描くことで、物語の印象にも大きく影響を与えそうな魅力が特徴的で、本書は西淑さんが絵を描いております。
男性が大切に飼っている愛猫「チイ子」が、雄の野良猫「ギン」と結婚することになって・・・という物語は、男性が抱く雌の飼い猫に対する愛情とは如何なるものなのかという点に共感できないと、おそらく何も感じることなく終了してしまう物語とも思われそうな、ターゲットを絞った設定ではあるものの、その中で猫は人間ではなく、あくまでも猫なのだという大切なことを教えてくれたことに、他の作品でも見られる安房さんならではの平等性を感じられた。
それは他の猫とは異なり、チイ子とギンだけを擬人化して描いている西さんの絵からも明らかで、何故そのように描き分けたのかというと、それはチイ子を飼う男性の心の中では、そのように見えているということを伝えたかったのではないかと思い、そこに男性はチイ子のことを娘同然の愛着を抱いているのだろうと推し量ることによって、父が娘を嫁に出すような心境と同様ならば辛いよねと思う一方で、チイ子は人間の娘ではなく雌猫なんだということを痛感させられる。
別に猫に限ったことでは無いと思うけれども、猫は確実に逃げられる領域までしか相手に近寄らないくらい警戒心が強いことから、自分自身をとても大事にしている印象が私にはあって、いくら飼い猫とはいえ、猫の生き方に人間が干渉する権利なんて果たしてあるのだろうか? なんて飛躍した思いを巡らせつつも、野良猫の逞しさを称える安房さんの文章から、男性に守られて育てられたチイ子が野生味溢れるギンに惚れたのも納得できたことで、本書は猫が帰るべき所に帰った物語とも言えそうだ。 -
読んだことのあるお話を、別の版で再読。
白猫のお嫁さんがとても綺麗だったな。
もう少し幻想的に描いてほしかったな、というのが本音だけれど、現代の子どもにはこれくらいの方がウケがいいのかもしれない。 -
2匹は、ねこのまちで幸せに暮らしているのだろうな。不思議でユーモアがあり、ほっこりするのに、どこか切なさも滲むお話。
短い物語の中に、いろんな感情がぎゅっと詰め込まれているように感じます。
近所の野良猫から結婚式の招待状をもらうなんて、そんなことあるわけないのに──「で、どういうこと?」って、気づけばどんどん惹き込まれていきました。
児童書は想像力が鍛えられるところがいい所なんだと思う。
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のどなか日曜日の朝、のら猫のギンが結婚式の招待状を持ってやってくる。
さて、せっかくの結婚式は雨、みんなレインハットを被って会場へ急いている。
僕も急いで行ってみるが、そこには・・・。
猫たちの結婚式、立派だ、お嫁さんも素敵だね、ちょっとガックリした人もいるけど。
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久々の安房直子さん。
安房直子さんに猫本があったなんて、嬉しい。
顔見知りのノラネコさんから届いた結婚式の招待状。
雨の中出掛ける様子や、花嫁さん。
ふんわりふふふなお話だった。 -
今も昔も花嫁の父ってなんであんな揺れるんだろか。花婿の母も似たような感情わくんだろうか。
著者プロフィール
安房直子の作品
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