- Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
- / ISBN・EAN: 9784752001997
作品紹介・あらすじ
身のまわりにふいている風。あたりまえに思っていたけれど、風っていったいなんだろう?風が生まれるしくみとは?資料を集め、風の実験をしてみたり、気象庁に行ってみたり…。調べていくうちに、人間をふくむ生き物と風との、深い関わりが見えてきた。
感想・レビュー・書評
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K451
「身のまわりにふいている風。あたりまえに思っていたけれど、風っていったいなんだろう?風が生まれるしくみとは?資料を集め、風の実験をしてみたり、気象庁に行ってみたり…。調べていくうちに、人間をふくむ生き物と風との、深い関わりが見えてきた。」
目次
風をつかむような話のはじまり
そもそも、いったい風ってなに?
風の身元調査にのりだす
風の正体
風がふくとき
風にもいろいろあって
ぐるぐるまわって「あっちむけ、ほいっ」?
それでけっきょく、風の生まれるところ
風をつくろう
風のすがたかたち
風をながめる
風の音をきく
風がないとどうなるの?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「風」という、普段あまり意識しないことを、筆者が追求していく姿が面白い。
調べ方の勉強にも、風(天気)の勉強にもなる。
考えて見れば、「風」という漢字ひとつ見ても、日本人が多様な捉え方をしていることも、特別な印象をもっていたんだろうね。
これを読んだ後は、風ひとつにも何か特別な思いを抱くようになる。
風の呼び方2145種類を、絶滅させないようにしたい。 -
筆者が風について調べる姿がおもしいろい。
風の正体は「つめたい空気とあたたかい空気が入れ替わる対流というしくみ」
風の名前はなんと2145もある。
外気を遮断する窓など便利になり風を感じない生活になりつつある。
そんな中で風の名前もだんだんなくなりつつあることろを憂う。
後半の記述の以下についてとても納得した。
「風に親しみ、風を畏れ、風を読み、風を利用し、風とうまくつきあっていきたいものです。」