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- / ISBN・EAN: 9784752003410
作品紹介・あらすじ
もりはしんとしずまりかえっている。でもみみをすませばほら-いのちのいきづかいがきこえてくる。さあ、よるがあけてきた。もりにあさもやがたちこめる。森林の写真絵本。
感想・レビュー・書評
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数年前に著書の小寺さんが、北海道大沼にいらしたときに、読み聞かせがありました。ご本人が読んでくださったこともあり、一つ一つの言葉、フレーズに深みがあり、とても感動し、森や、山の偉大さに気づかされました。また、写真はとても美しく、見ているだけでも、感動を与えてくれる1冊です。
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《本屋》【再読】森林浴してるみたいだね。
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「もりはしんとしずまりかえっている。でもみみをすませばほら-いのちのいきづかいがきこえてくる。さあ、よるがあけてきた。もりにあさもやがたちこめる。森林の写真絵本。」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000 の本での紹介より抜粋)
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(中1の息子が書きました)
自然というのは、何か1つの存在がなくなるだけで、バランスが崩れてしまうのだと実感できる本でした。
逆に、自然の中のものは1つ1つが支え合っていることもわかります。
それがたとえ、動物の死骸でも倒木でも。
この1冊で、森に入った気分になれるような本でした。 -
しずかで深いいのちの営み。
森にもこれから芽吹こうとする葉もあれば、朽ちて横たわる倒木もある。
それはみんなつながっていて、つぎのいのちの恵みをもたらす。
しずかにこころに沁みいるように、いのちとは何かを語りかけてくれる。 -
「ふかく いきを すいこむと
もりの くうきが からだ いっぱいに
しみこんできた」
詩写真集絵本。やっぱり好きなんだ。子供たちに、こんな体験をさせてあげたい。(8分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #森のいのち #小寺卓也 #アリス館 -
2018/8/17 14:22
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三葛館児童書・大型本 E||KO
おもに日本各地の森を撮影する写真家である著者が、北海道の阿寒や東大雪の森の中での木々や芽、生きものたちの一瞬を写真に収め、数々のメッセージとともにこの一冊にまとめています。
倒木に生えたきのこやエゾマツの芽のかわいらしく生命力あふれる姿や清涼感あふれる沢の流れ、うっすら靄がかった広い森の中・・・ページを開くと、すうっと心地よい風が吹き、森の空気がふわっと広がるようで、こころが穏やかになり、思わず深呼吸したくなります。
また、本書は、森の中でも多くの生きものがつながりを持ちながら、"いのちがめぐり"続けていることを、みずみずしく美しい写真とともに静かに語りかけています。命に対する価値観や他社とのつながりの希薄さが問題になっている現代において、この本は、命について・他者とのつながりについてなど、大切なことをたくさん教えてくれている気がします。
(かき)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=51905 -
図書館で表紙を見て一目ぼれしました。
森の自然の営みの瞬間が見事に切り取られています。
見ているだけで、風や音や香りを感じさせてくれます。 -
森、倒木、静かないとなみ。
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・このよに何一つ無駄なものはないというのがテーマだが同じようなテーマの本が多く、やや食傷気味。実際の森の体験や経験があれば味わえる。
・森の写真を伝えたいという思いが強すぎるのか?文章が多い。写真だけで伝わってくる部分もあるので、文章はもっと少なくてもよい。
・同じテーマであれば『森はオペラ』『ブナの森は生きている』が優れている。 -
そして、いのちは続いていく・・・