かなと花ちゃん

著者 :
制作 : 平澤 朋子 
  • アリス館
3.71
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本棚登録 : 52
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752005735

作品紹介・あらすじ

四天王像たち、本物そっくりのお人形、青い目のお人形。加奈と花代が出会う人形たちの3つの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 【図書館】『面白かったぁ!』読了後、思わず出たこの言葉。お話しするお人形なんて素敵すぎます!花代と一緒にいたから、不思議な出来事にあったんだろうな、と思いました。富安陽子さんのお話は、本当に素晴らしいと思います。

  • このお話では3つの不思議なことが起こります。1つ目は縁日で特等を当てたこと。2つ目は松本さんの幽霊とおしゃべりしたこと。3つ目はヘンゼルとグレーテルたちと遊んだこと。この3つの中で一番心に残ったのは松本さんの幽霊とおしゃべりしたこと。松本さんは生き人形を作る人で、最後の人形を作った後に亡くなったそうです。なぜカナの前に姿を現したのか、気になってしかたないです。

  • ベタといえば下手だが、昨今の芥川賞作家などよりよっぽど質感のある文章。

  • お人形をひろったかなちゃんが不思議な体験をします。
    どの体験も温かな不思議につつまれています。

  • 梨木さんのりかさんのような話でした。
    ほんとにこのかたの文章綺麗だなぁ。

  • 小さなま町の八百屋の娘の加奈は、お使いの帰りにお人形を見つけた。何日も放っておかれ、雨にぬれ汚れているけれど、きれいな着物を着たおかっぱ頭のお人形。加奈には、そのお人形の言葉が聞こえるのです。お人形の名前は花代。持ち主の女の子に置き去りにされてしまったのだ。加奈は、持ち主が出てくるまで預かる事にして、家に持って帰り大事なお友達になる。
    加奈と花代は、お寺の縁日やお使いにいた家などで不思議な体験をする。
    女の子と人形の、ちょっと不思議なファンタジー。
    小学校中学年の女の子向きのおはなし。

  • 花代は茉莉ちゃんがおばあちゃんにもらった人形
    加奈ちゃんは八百元の長女。弟ふたり、祖母と両親と暮らす。

    茉莉ちゃんが原っぱで遊んでいたときに花代を忘れて帰ってしまう。
    その花代の声を聞きつけみつけて家に連れて帰ってくれたのが加奈。
    加奈は人形の声が聞こえる。

    その二人が四天王像(東光寺の縁日)、にんげんそっくりに作られた人形(メロンを配達している途中の家松本)、青い目をした人形(車いすの小坂さんのおばあちゃん)に出会う不思議なお話。

    お人形っていうのはね。自分のお母さんになる子にはじめて逢うときが一番緊張するものなの。もし、その子が自分のことを好きになってくれなかったらどうしようって思うのんだもの・・・

    人形には名前が必要。ときひと
    ポーリン
    小坂ちづるちゃん

  • 女の子向け、といっていいと思う。自分は、そんなに人形遊びに親しんだ記憶は無いのだけれど、わからないことはない。富安さんらしい優しい、そしてちょっと不思議なお話だ。

  • 富安陽子さんのお話は、どれも間違いなく、心がほっとあたたかくなるような楽しさと豊かな日本の情趣に満ちている。お人形の花ちゃんと、言葉を交わすことのできる、小さな町の八百屋の長女、四年生のかなが春の野原で出会い、二人で四季を過ごす。お小遣いをもらって縁日に出かけ、配達を手伝って幽霊に出会い、おばあさんの夢の中に入り込んで、お菓子の家のパーティに招かれる。

    この二人のキャラクターに関しては、富安陽子さんのものとしてはあまり魅力的とはいえない、あまりにもクラシックでステレオタイプなイイコちゃんぶりだと思う。

    だがやはり、日常のすぐ向こう側にある不思議な世界と関わってゆく世界の不思議で楽しい豊かさは、面目躍如。行間からあふれ出すような、しっとりとした懐かしさを感じさせるような、そんな日本の四季の光の情景描写が素晴らしい。

  • お人形の声が聞こえる女の子と、人形が不思議に出会うお話。

    お人形を手に入れたいきさつなどに、もやもやしてます。
    それでいいの?って感じ。
    でも昔は今より必要なくなったものなら譲るのが当たり前だっただろうから、こんなものでしょうか。

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富安陽子の作品

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