ぞうのなみだひとのなみだ

著者 :
  • アリス館
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本棚登録 : 60
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752007173

作品紹介・あらすじ

ぞうもひとも、大切な命を守りたい。子ぞうのポロンは、大好きなお母さんといつもいっしょ。おとずれた突然の別れにポロンは-

感想・レビュー・書評

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  • ・みんなしあわせでいたいだけなのに、
    いっしょに なかよく いきていくのがいちばんいいのに。
    「ごめんなさい、ごめんなさい…」
    ちいさな女の子の目に、なみだがあふれていました。

    こんなことを子どものたちに言わせない未来を手渡したいです。

  • 絵本でなく、写真なのでよりリアル
    子供に読み聞かせしながら泣いてしまう。
    ぞうだって必死に生きてる
    人間も食べていかなければいけない
    でも人間によって自然が壊され動物も行き場を失う。
    自然界現実がわかる

    でも悲しい

  • 図書館本。4歳0ヶ月の長女、読んで涙する。稲田を、荒らしたことで射殺された母象。もとは人間の森林破壊によって象の住み処を追われがたために起こった悲劇だった。射殺するシーンが長女は悲しかった、と。そんな長女に私も落涙。

  • 図書館に。4歳0ヶ月の娘が読んで涙しました。稲田を荒らしたことで射殺された母象。もとは人間の森林破壊によって象の住処を追われたがために起こった悲劇でした。射殺するシーンが娘は悲しかった、と。そんな娘に私も感涙。

  • 人間は自分たちの暮らしを豊かにするために、動物たちの居場所を奪っている。
    たった一度の間違いで人間のテリトリーを犯してしまった象に下された運命。
    それは二度と母子で過ごせなくなるという事。
    母象の気持ち、子象の気持ちが痛いほどに伝わって涙無くしては読めませんでした。
    最後に出てくる少女の気付き、優しさに人間が戻るべき、持つべき本当の姿があるような気がします。

  • 三葛館児童書・大型本 E||FU

    スリランカのルフナの森で暮らす子ぞうのポロンとお母さんゾウ。ずっと親子で仲良く暮らしていたけれど、人間が植えた稲を食べたためにお母さんゾウが撃ち殺されてしまいます。けれど、ポロンはお母さんが死んだことを理解することも受け入れることもできず、お母さんを探し続けて・・・実際に起こったとても悲しい出来事が物語として綴られています。
    このお話のスリランカだけでも、森や草原が人間によって破壊され、年間に200頭以上のゾウの命が奪われているそうです。そのことは、決して目を背けてはいけない深刻な問題だということを本書を読むとより強く感じられます。
    つらく悲しい結末のお話ですが、本書を通して、人間と野生動物の共存や環境問題について一度考えてみませんか。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=83267

  • 動物写真で物語になっていて、涙も誘うメッセージがちゃんと届く写真絵本。
    ゾウの暮らすルフナの森の自然や暮らしをおいながら、ゾウの親子の愛情をみて、人間との共存を考えさせられる。
    赤いゾウの涙は写真なのでもちろんリアルで。祈る女のコと共に謝りたくなる。図書館でうっかりホロリ。

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著者プロフィール

生物ジャーナリスト・写真家・作家。
:ネイチャーズ・プラネット代表。学習院女子大学非常勤講師。秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を専攻し、グレート・バリアー・リーフにあるリザード・アイランド海洋研究所で研究生活を送る。その後、野生生物の生態や環境に視点をおいて、世界中を訪れている。日本テレビ『天才!志村どうぶつ園』監修や『動物惑星』ナビゲーター、『世界一受けたい授業』生物先生。NHK『視点・論点』、『アーカイブス』、TBS『情熱大陸』、テレビ朝日『素敵な宇宙船地球号』などに出演。
著書に、『えんとつと北極のシロクマ』(少年写真新聞社)、『環境破壊図鑑』『南極がこわれる』『アマゾンがこわれる』(以上ポプラ社)、『地球の声がきこえる』(講談社)、『森の声がきこえますか』(PHP研究所)、『きせきのお花畑』(アリス館)、『ヒートアイランドの虫たち』(あかね書房)、『小さな鳥の地球たび』『地雷をふんだゾウ』『ガラパゴスに木を植える』(以上岩崎書店)、『森の顔さがし』(そうえん社)など多数。

「2018年 『砂漠が泣いている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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