さとやまさん

著者 : 工藤直子 今森光彦

• アリス館 (2018年3月23日発売)

感想・レビュー・書評

[やまさんの感想 · 2020年12月8日]

さとやまさん
2018.04発行。字の大きさは…大。

日本の原風景に、工藤直子さんの詩がやさしく寄り添っています。

あぁ～、こんな景色が昔あったな、段々畑があり、草花が、花が咲き、虫たちが飛び、森が風でふんわり揺れています。よく見れば、花に昆虫が群がり蜜を吸っています。山に分け入れば、木々の中にどんぐりが落ちていたりと……。

【読後】
本当に心が落ちつき、ほっとする詩と写真集です。
2020.12.08読了

[はぴさんの感想 · 2018年6月23日]

＞里山を「さとやまさん」として擬人化し、人に親しい存在として語りかけます。
春夏秋冬の季節の、風景、生き物、風、色形を、工藤直子の楽しい言葉と、今森光彦の美しい写真で紹介。
親子で読むのにも最適です。

写真絵本。
里山というのは、私達が住むまちと人があまり入らない大きな山や深い森の間にある丘や林、畑や田んぼのことと書かれています。
里山を「さとやまさん」と呼ぶだけで、身近な存在に感じるのが不思議。
「いろんな　かたちで　いろんな　いのち　
いっしょに　そばに　いてくれて　さとやまさん　ありがとう」
という言葉になんとも温かい気持ちになります。
春夏秋冬それぞれの自然の美しさにうっとり。
四季がある日本はいいなあと思わされます。

[はまだかよこさんの感想 · 2018年12月26日]

第30回読書感想画小学低学年指定図書
うっとりです
工藤直子さんの文
今森光彦さんの写真
豪華ですねえ
うっとりです
さとやまさんありがとう

≪　さとやまさん　いろんないのち　ありがとう　≫

[Eさんの感想 · 2018年9月16日]

新刊のとき「工藤直子・文　今森光彦・写真」なんてすごい！と思っていたので借りた。

「さとやまさん」の春夏秋冬。
詩と写真が寄り添っている。
最後に「さとやまさん」の歌あり。

小学１年生の教科書に載っていそうな雰囲気。
まったく手つかずの自然ではなく、里山なのがいいな。
共生が、尊くていとおしいです。
「さとやまさん」の歌を口ずさんでみたところ、いい感じです。

[scaramoucheさんの感想 · 2018年7月12日]

里山の四季を、今森光彦の写真と工藤直子の詩で綴る写真絵本。
「かぜ／でんぐりがえり」という語と、林の地面に栗が散らばる写真の組み合わせが良い。

[aoiさんの感想 · 2018年7月22日]

春夏秋冬に様々な景色を見せる「さとやまさん」。今森さんの美しい写真と、工藤さんの優しい感謝の言葉が心地良い写真絵本でした。巻末には歌詞と楽譜、後書きがあります。楽譜にあった作曲者に、新沢としひこさんの名前があって驚き。新沢さんはLGBTの先駆け絵本だと話題に上がり先日復刊された『けっこんしようよ』の作者。手書きの楽譜もかわいい。

[barubarusanさんの感想 · 2018年6月25日]

いろんな かたちで いろんな いのち
いっしょに そばに いてくれて ありがとう さとやまさん

工藤直子さんのやさしい詩と、今森光彦さんの美しい写真で四季折々の里山の風景や生き物たちの営みを紹介します。

[おはなしピッピさんの感想 · 2021年6月30日]

なかま
３年生

[モモさんの感想 · 2019年8月17日]

図書館
写真がメイン

著者プロフィール

台湾生まれ。お茶の水女子大学中国文学科卒業。女性初のコピーライターとして活躍した後、詩人・童話作家に。『てつがくのライオン』（絵・佐野洋子）で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』でサンケイ児童出版文化賞受賞。野原の生き物や自然が躍動する詩集『のはらうた』は、子どもたちに愛され、ロングセラーとなっている。『ねこはしる』『まるごと好きです』など、多くの詩集・絵本・エッセイがある。

「2020年 『女声(同声)合唱とピアノのための　いのちへのオマージュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」