みえるとか みえないとか

  • アリス館
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752008422

感想・レビュー・書評

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  • どんなお話かタイトル
    から想像つきますか?

    え?違います!霊感の
    お話じゃありませんよ。

    ちなみに私はお化けが
    みえない人です。。

    とまあ冗談はさておき、

    みえない人は音や匂い
    や手ざわりでいろんな
    ことがわかる。

    だからみえないからと
    哀れむのはお門違いで、

    みえないことも個性と
    して尊重しましょうね
    というお話。

    全然話は変わりますが
    夏休みも今日で終わり、

    明日からまた学校かあ
    と娘が嘆いております。

    その姿を見て私も子供
    の頃を思い出します。

    ずっと続いてと願った
    お休みが遂に終わって
    しまう寂しさと、

    席替えで好きな子の隣
    になれるかもしれない
    という新学期への期待。

    あれやこれやいろんな
    気持ちが入り混じって
    たなあ。

    親に似て自由奔放な娘
    ですが、

    他者の視点を理解して
    違いを尊重できる人に
    育ってほしいものです。

    その前に学校の支度を
    いいかげんやりなさい
    と言いに行かないと!

    • 1Q84O1さん
      ご飯を作るお母さんは特に大変ですね…
      ご苦労さまでしたm(_ _)m
      ご飯を作るお母さんは特に大変ですね…
      ご苦労さまでしたm(_ _)m
      2024/09/01
    • コルベットさん
      1Qさん、お父さんだってなんだかんだ大変ですよね。そんなお母さんのストレスを受けとめてあげたりなんてことも(´∀`;)
      1Qさん、お父さんだってなんだかんだ大変ですよね。そんなお母さんのストレスを受けとめてあげたりなんてことも(´∀`;)
      2024/09/01
    • 1Q84O1さん
      ( ゚д゚)ハッ!
      お母さん(奥様)のストレスほど恐ろしいものはないです…
      夏休みで一番厄介なのはそれかもしれません…
      ( ゚д゚)ハッ!
      お母さん(奥様)のストレスほど恐ろしいものはないです…
      夏休みで一番厄介なのはそれかもしれません…
      2024/09/01
  • これは‪☆5つ♪

    子供だけじゃなく、大人も読むべき絵本ですね✩.*˚

    <あらすじ>
    障がい理解教育にも適した内容です。以下がそのあらすじです:

    主人公は宇宙飛行士で、いろんな星を調査するのが仕事です。

    ある星で出会ったのは、前にも後ろにも目がある宇宙人。

    この星では前も後ろも見えるのが当たり前なのですが、生まれつき後ろが見えない宇宙人もいて、「ぼく」と同じなのですごく話が盛り上がります。

    地球では後ろが見えないのが当たり前ですが、他の星には他の星の「当たり前」があるのです。

    この絵本は、見える人と見えない人の世界の感じ方の違いを描いています。

    さらには、見えないからできないことや見えないからこそできること、誰だって少なからず違いがあることも描いています。

    このお話は、「障がい」というものをちょっと違ったアプローチで考え直す機会を与えてくれることでしょう。また、みんなが感じている「当たり前」を見直す機会を与えてくれることでしょう。





    宇宙飛行士のぼくが降り立ったのは、なんと目が3つあるひとの星。普通にしているだけなのに、「後ろが見えないなんてかわいそう」とか「後ろが見えないのに歩けるなんてすごい」とか言われて、なんか変な感じ。ぼくはそこで、目の見えない人に話しかけてみる。目の見えない人が「見る」世界は、ぼくとは大きく違っていた!

    著者について

    ヨシタケシンスケ 1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。著書に、『ぼくのニセモノをつくるには』(ブロンズ新社)、『りゆうがあります』(PHP研究所)『あるかしら書店』(ポプラ社)などがある。2児の父。
    伊藤亜紗(いとう・あさ) 1979年東京生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。もともとは生物学者を目指していたが、大学三年次に文転。2010年に東京大学大学院博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。著書に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版)、『どもる体』(医学出版)など。趣味はテープ起こしと燻製。

    • Manideさん
      この作品はいいですよね。
      私、とても好きな作品です。

      見えないところに意識を持っていくことができるのって、いいですよね。
      この作品はいいですよね。
      私、とても好きな作品です。

      見えないところに意識を持っていくことができるのって、いいですよね。
      2024/06/03
  • またまたヨシタケさんです♪

    これは大人にも子供にも読んで欲しい!

    宇宙飛行士がいろんな星で宇宙人に出会います

    そこでは3つ目のある宇宙人がいて、
    その宇宙人から後ろが見えないなんて!!と可哀想に思われます。

    他の星でも足が長い宇宙人や、体の柔らかい宇宙人などいろんな特徴の宇宙人がいて
    どこに行っても自分はその星の普通じゃなくて、みんなと違うことで可哀想だと思われます


    これは自分が見えない側に立った時の気持ちをうまく表しているなと思いました。

    自分にとっては普通のことなのに、
    可哀想がられたり
    すごいって言われたりして
    それがちょっと変な感じがする。

    同じような人を見つけると安心するし、
    話しやすい。


    でもよく考えてみたら
    みんなそれぞれ違うけど
    けれど同じところもあって
    みんなが認め合っていけたらいいよね
    ということが
    わかりやすい角度から描かれていました(*´-`)


    ヨシタケさんの本を読むと
    視野が広がるというか、
    物事を違った見方ができるので
    とても面白いです(^^)

    • どんぐりさん
      かなさん こんばんは♪

      そうなんですよね!
      読み聞かせしながら自分もしっかり楽しませてもらえる作品が多いですね(*´꒳`*)
      かなさん こんばんは♪

      そうなんですよね!
      読み聞かせしながら自分もしっかり楽しませてもらえる作品が多いですね(*´꒳`*)
      2024/08/21
    • Manideさん
      この作品は、ほんと、いいですよね。

      目に見えないものを意識していこう!!と考えてる時に手にした本だったので、とても印象に残っています。

      ...
      この作品は、ほんと、いいですよね。

      目に見えないものを意識していこう!!と考えてる時に手にした本だったので、とても印象に残っています。

      目に見えるものもは大切ですし、目に見えないものも大切ですね。
      2024/08/22
    • どんぐりさん
      ホントですね

      いろんなことに気づけた一冊でした(*´-`)
      ホントですね

      いろんなことに気づけた一冊でした(*´-`)
      2024/08/23
  • みえる人とみえない人の違いを考える絵本。


    後ろを見る目があって前も後ろも同時に見ることができる宇宙人から見れば、われわれ前しか見れない地球人は障害者のようなものだ。

    でもわれわれにとっては後ろが見えないことが普通。
    その目を通した世界の見え方や感じ方しかわからない。

    それで別にいいじゃん。
    生きてく上で後ろが見えないことが障害にならなければ。

    でも多分、後ろの見える宇宙人の社会ではわれわれ後ろの見えない地球人はきっと生きづらいんだよね…

    反対に考えると…

    障害者が今の社会にもし生きづらさを感じているとすれば、それは障害者でない多数派の人たちのせいなのかもね。


    …そういえば、今日はハロウィンでした。
    梨泰院の事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

    • アールグレイさん
      たけさん★こんばんは

      障害者の中にも様々な方がいるでしょう。
      側で見ていて、たいへんだろうなぁ、と思っていても人間には性格があるのです。
      ...
      たけさん★こんばんは

      障害者の中にも様々な方がいるでしょう。
      側で見ていて、たいへんだろうなぁ、と思っていても人間には性格があるのです。
      もうひとつ、生まれながらに障害者の方と、中途障害者の方では思うことに大分差がある、と聞いています。
      ヨシタケさんですよね。大人でも考えてしまいます。ヨシタケさんの本らしさなのでしょうか?
      good night★
      2022/10/31
    • たけさん
      アールグレイさん、こんばんは!

      おっしゃるとおりですね!
      同じ障害をお持ちの方でも、それぞれ性格があるし、置かれた状況は異なります。
      勝手...
      アールグレイさん、こんばんは!

      おっしゃるとおりですね!
      同じ障害をお持ちの方でも、それぞれ性格があるし、置かれた状況は異なります。
      勝手に決めるのではなく、コミュニケーションをとることが大切ですよね!

      この本、とぼけた雰囲気で、でも何かしら心に訴えかけるものがあるヨシタケさんらしい本だと思います。
      大人も考えさせられる絵本を描く方ですよね。
      2022/10/31
  • 宇宙飛行士がいろんな星で調査をしてみたら…。

    「みえかた」が違うだけなのにすごく気を使ってくれて…。
    いろんな「あたりまえ」があって、感じかたも違う。

    みんなちょっとずつ違うからその人にしかわからない見え方や感じ方を持っている。

    その人の本当の気持ちや苦労やしたいことは、その人にしかわからない。

    自分と似ている人は、安心できるけど違う人は、緊張しちゃう。自分となにが違うのかわからないからで、わからないのはこわいから。
    だけど、もし自分が珍しい人だったら話しかけてもらったほうが嬉しいと思う。

    おたがいに工夫や失敗や発見を教えてあったら、きっと「へぇー!」ってなる。
    でも、どんな人にも自分と同じところは必ずあると。


    見た目の違いや考え方の違いだけで人の本質はわからない。
    同じところを探しながら歩みよればもっと世界は広がっていくんだというとても深い内容。
    絵本とはいえ、大人も考えさせられる。

    「もっとある!学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本220」のなかの一冊である。


  •  宇宙を旅しながら、調査をしている“ぼく”が出逢ったのは、目が3つある宇宙人…。後ろも見える宇宙人からすると、後ろが見えない“ぼく”はかわいそう??でも後ろが見えないことが普通な“ぼく”はそう思えない…。

     いろんな人がいて、それぞれがみんな違う…。家族や知り合い、これから出会う人もお互いがお互いを認めて生活していきましょう!そんなメッセージを受け取りました。それにしても、ヨシタケシンスケさん、結構宇宙人好きなのかなぁ…いろんな作品に、宇宙人が出てくるんだもん、でも楽しいからいいです!

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      こんばんは〜♪
      わかりました(*˘︶˘*).。.:*♡
      ありがとうございます〜☆彡
      こんばんは〜♪
      わかりました(*˘︶˘*).。.:*♡
      ありがとうございます〜☆彡
      2023/06/14
    • かなさん
      Manideさん
      この作品も可愛いし、楽しく読めますよね!
      じっくり読めば読むだけ、込められたメッセージにも気づける…
      そんな作品です...
      Manideさん
      この作品も可愛いし、楽しく読めますよね!
      じっくり読めば読むだけ、込められたメッセージにも気づける…
      そんな作品ですよね!!
      共感できて嬉しいです(#^^#)
      コメント、ありがとうございます。
      2023/06/15
    • かなさん
      チーニャさん、おはようございます♪
      ぜひぜひ読んでみてくださいね(^-^)
      可愛い作品で、
      いい読書時間持てること間違いなしです!
      ...
      チーニャさん、おはようございます♪
      ぜひぜひ読んでみてくださいね(^-^)
      可愛い作品で、
      いい読書時間持てること間違いなしです!
      コメント、ありがとうございます♪
      2023/06/15
  • 勝手に始めた「人気の絵本の特徴を見つけよう」の試み12冊目。
    盲学校で教員をしていた母が、私が大学生の時にプレゼントしてくれた作品。

    当時、"見える世界"で自分の容姿にコンプレックスを抱いたり、部活や受験といった競争社会で日々戦っていた私にとっては、"見えない世界"はある意味比較による苦しみがなく、むしろ福祉や公的年金等によって守られた世界、美しい世界という偏見があった。
    受験を終え、大学生活を謳歌し、それこそ普通の小説を読むことに愉しみを覚えている時期に、頼んでもいないのに母からこのような絵本をプレゼントされたことに対しても、きれいな世界の押し付けだと過剰に反発し、読まずに棚に押し込んでいた。

    社会人になって7年。母が仕事を辞めて、母娘の関係、生き方、いろいろなことに気持ちの整理をつけている中で、読んでみようという気持ちに。

    内容は、小さい時に耳が痛いほど母から言われたことばの数々。みんな違ってみんないいの世界観。子どものときは従順すぎるくらいに素直に受け入れていたが、見える世界で疲弊するうちに、母の言葉が全て偽善に聞こえるようにもなっていた。
    だが、今回改めてこの絵本を通して、見える世界、見えない世界、その他それぞれの個性や価値観をまるっと肯定することばに触れてみたら、嫌悪感を感じることもなく素直に受け止めることができた。

    私の場合は母の仕事が関係していることもあり、母娘の関係(母に対して従順ないい娘でありたい自分と、母に対して反発する自分)が、福祉に対する価値観へ直結してしまっている部分があり、こういった世界に対してフラットな目線で自分の意見というものを持つことができずにいた。だからこそ、絵本を通して真っ白な心でこの世界観に触れることができたのはとても良い機会になった。
    私の過去の偏見や反発は度外視して、作品自体は、ヨシタケシンスケさんの優しいイラストと伊藤亜紗さんの学術的研究を通して紡ぎ出されたことばが詰まった、素敵な絵本です。親子で読むのにも、学校での読み聞かせにも、おすすめの作品です。

  • ヨシタケさん、さすがです!!!
    この手の大事な事は子供に教えてあげたいし、わかってほしい。かと言って、説明するには難しく伝わりづらい。それが、こんな風に絵本でまとまっているなんて!4歳娘には難しいそうなので、歳を重ねたらまた読んで貰おう。

  • 題名の通り男の子と目の見えない宇宙人とのお話がメイン。「みえないことで出来ること」があるっていう考えが凄く素敵だと思った。他の物事に関しても出来ないからこそ分かることがあったりすると思う。生まれ持った自分の身体を愛していきたい。

  • 久しぶりのヨシタケ・シンスケさん。
    かわいかった。
    もちろん内容は深いのだけれど、普通に絵も言葉もそれぞれの表情もかわいくて、みんなで並んでアンケートに手を挙げてるところがとてもかわいく、ほのぼのした。ねんどメモも最高。
    背表紙のいっしょに後ろを振り向く挿絵もかわいい。こういう世界観いいなあ。

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著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。絵本作家。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。スケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたる作品を発表。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版し、第61回産経児童出版文化賞美術賞、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位を獲得。その後、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)『あんなに あんなに』(ポプラ社)で7度にわたりMOE絵本屋さん大賞第1位に輝く。

「2023年 『しかもフタが無い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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