いし (中川ひろたかのせいかつかがく絵本)

  • アリス館
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本棚登録 : 324
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752008835

感想・レビュー・書評

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  • 石を上流から下流まで辿っていくだけかと思ったら、漬物石やら粉挽き石やら月の石にマントルなんてのまで出てきて、想像以上に壮大な絵本だった。
    中川ひろたかさんと高畠那生さんのコンビだからバカバカしいの期待して読み始めたらとんでもない、とても真面目な絵本でした。

  • あさりスパに混入していた砂。それは、川の源流の岩盤から水の力で砕かれ、運ばれたものだった! 「つまり ちきゅうの かけらだった」と知った「ぼく」。理科の授業とかでも習うのでしょうが、ダイナミックな絵で実感できますね。そして、周りを見渡すと、石で作られたものがいくつもあること、地球や宇宙の謎解きにつながるかも…「そのまま地球の博士になっちゃ」う子どもが増えますように!

  • 息子6歳4ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子がほとんど一人で読むようになってきて、母はサミシイ。


    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他

    絵本作家さんのこの組み合わせ、私の中で最強です。
    「地質」に触れるには、ちょうどいい入り口になる絵本。

  • 9/5 再読・書き直し。調べたこと付け足し。1冊の本から他の本を読むきっかけになる。図書館はすべての蔵書をあわせて1冊の本と言えるかも。

    いろんなものが石で出来ている。どんないしがあるか、いしで出来ているものを探そうという導入に。

    「せかいじゅうにはいろんなしゅるいのいしがある」
    「ちきゅうのかけらをかんだ」


    ・お母さん「このへんは“がんばん”ね」
    ←(調)川の上流に、岩盤が露出している。
     山に行ったら探してみる。
     町でも柔らかい土壌の下に岩盤がある。

    ・いしがおかねだったじだいがある
    ←(調)「石貨」
     …太平洋のヤップ島にあった。「フェイ」
      持ち運びは気軽に出来ない。お金の概念とは、少し外れている。大きければ大きいほど、価値があった。

    ・いしでつくっていたせいかつのどうぐもある
    ←(調)槍、鏃、銛、浮き、へこみ皿&たたき石、石皿・すり皿、石匙、石斧、呪具など
     …縄文時代

    ・月の構造。
    ←(調)
    ・月の石。
    ←(調)灰色

  • 子育てをしていると、突然難しいこときかれませんか?
    うちは「石ってどこからきたの?石って何?」って。
    なんでしょう?科学的な答えを求められているのか、もっと空想の世界で答えればいいのか、いや、哲学的なことなの?
    何を求められているかよくわかぬまま、科学的なやつで答えてみました。それは川の上流の方から…って。
    はてさて伝わったのか?と思っていたところ、こちらの本に出合いました。

    あさりのスパゲティを食べていて砂をかむところから話が始まります。
    「すなと いしは ちがうの?」
    そんな疑問から「じゃ、これから かわ みにいきましょ」とお母さんが突然の提案。
    そして次ページには「さ、ついたわ」「はやっ」。
    細かいことはさておき、上流の岩盤から海へと下っていきますよ。
    岩盤→岩→石→砂
    そして、人は石をどのように利用しているかという話まで。
    この絵本のすごいところは、地殻や月の石の話までして、宇宙まで意識させるところ。
    「あのとき、ぼくがかんだのは、つまり ちきゅうの かけらだったと いうことなんだなあ。」
    というセリフで終わります。

    う~む、おもしろい。
    石や砂の見方が変わりますね。
    子どもに石のことを聞かれたら、ここぞとばかりにこの絵本をどうぞ!

  • あさりの中に入っていた「いし」。
    お母さんは「あさりがすいこんだうみのすな」だと言って、海の前の川を見に行こうとすぐ行動。
    それがどんどんひろがりつながって行く。

    「せいかつかがくとは、ふだんのくらしのなかにある『かがく』をみつめ考えようということ」

    難しくなく考えられる本です。

  • 5歳10ヶ月の娘へ読み聞かせ

    食卓から世界が広がっていくという
    不思議ワールド
    砂利から始まって
    石の歴史?には
    なるほどなーとなった

  • 石のルーツを学ぶことができる

    2021絵本50

  • 読み聞かせ5分20秒
    子どもはなぜか石が好き。そこから、なにか学ぶきっかけになりそうな絵本。
    興味がなければなんのこっちゃ?の内容かな…

  • 5分1

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著者プロフィール

1954年、埼玉県生まれ。シンガーソング絵本ライター。5年間千早子どもの家保 育園に保育士として勤務。1987年、みんなのバンド「トラや帽子店」を結成。 リーダーとして活躍。「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」「にじ」などは、 たくさんの子どもたちに歌われている。1995年、『さつまのおいも』(童心社)で 絵本デビュー。絵本『ないた』(金の星社)で第10回日本絵本賞大賞を受賞。作品 に、『いのちのたべもの』『ごはんのにおい』(おむすび舎)『おこる』『うそ』(いず れも金の星社) 「おたんじょう月おめでとう」シリーズ(自由国民社)「すごいぞ! ぼ くらのからだ」シリーズ(保育社)など260冊以上の絵本がある。 https://www.songbookcafe.com/

「2020年 『やさいだいすきだワニ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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