おれ、よびだしになる

  • アリス館 (2019年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784752009085

感想・レビュー・書評

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  • お相撲大好きな「ぼく」が、かっこいい呼び出しさんに憧れて、ついには相撲部屋に入門して、呼び出しとして修業を積む、という、好きなことを仕事に選んだストーリーです。相撲ファンにはたまらない! 相撲の世界を支える大変な仕事をこなしてくれる人たちの存在がよく分かり、ますます相撲を観るのが楽しみになりそうです!

  • 〝ぼくは、小さい頃から相撲が好きで、いつもテレビで相撲を見てた。一番好きなのは「おすもうさん」ではなく「よびだし」さん...誕生日に連れて行ってもらった大相撲で、よびだしさんに 「坊や、どこから来たの?」と声をかけらたぼくは、ポケットから扇子を出して「ひが~し、くるめで~す」・・・〟朝稽古に誘われて大相撲の世界に飛び込んだ少年の成長を描いた<中川ひろたか>作、<石川えりこ>絵になる、よびだしさんの苦労がわかる絵本。

  • 4歳3ヶ月息子

    凄くいい。
    大相撲に興味のある息子と相撲好き母にピッタリの絵本。呼び出しになる流れだけでなく、呼び出しの仕事もわかる。

  • ラスト近くから泣けてきてしまった。
    この少年の心意気に。
    呼出になるため、中学を卒業して相撲部屋に入門する。
    ここもまた、親御さんの気持ちを考えたらキュッとくる。

  • 小さいころから相撲が好きだったぼくは、中学を卒業すると「よびだし」になった。よびあげ、太鼓、土俵づくりなどを先輩に教えてもらい、やがて、ぼくの初土俵の日がやってきた。その日、土俵の上に上がると、緊張で通る声が出なかった。懸賞幕を持ったり、拍子木をたたいたりと、いろいろな仕事を覚えていった。入門して一年後、よびだしをしたら、いい声が出て、お客さんや横綱からほめられた。「おれ、日本一のよびだしになる!」と決心する。(32ページ)
    ※相撲になじみのない私には新鮮な話です。

  • 2020年度(第66回)課題図書の低学年向け。
    夏休み終盤、図書館で借りられた。(今年は夏休みが短くて、読書感想文に取り組む子が減っているよう)

    ぼくは、ちいさいころから すもうが すきだ。
    でも、いちばん すきだったのは、よびだしさん。
    5さいの たんじょうびプレゼントに、ふくおかの おおずもうに つれていってもらった。
    はじめての おおずもうは すごい はくりょくで、よびだしさんにも あえた!

    夢物語です。
    将来の夢物語。
    ほんとうにこんなにうまくいくのかな、と思ってしまいました。
    ですが、きらきらした目を向けてくれる子どもを引っ張って、背中を押してくれる社会はすてきだし、私も「君の願いはちゃんと叶うよ」って言ってあげたいな、と昨日思ったばかり。
    行司の存在は知っていましたが、呼び出しっていうんですね。
    呼び上げ、太鼓、土俵作りなどなど、こういう仕事もあるのか、へぇと思いました。
    縁の下の力持ち、相撲の何でも屋。
    つい力士たちの相撲ばかりに気を取られてしまいますが、伝統を支える人が多くいるんだと感じました。
    高校を卒業してからでもと思ってしまいますが、夢を持って突き進んでいくのはすごいです。
    私はマニアがうらやましいので、自分の道を見つけられたら幸せだと思いました。
    ほぼ白黒で、要所要所に色が入っています。
    そのときに印象深かったものなのかな?

  • 少年が夢に向かって進んでいく物語。
    よびだしさんが相撲部屋に所属するとか、
    そんな仕事もあるんだと発見がいろいろ。
    夢を叶えたぼくは、顔立ちもしっかりしてきて、
    新たな夢を描く。

  • なりたい仕事に向かってまっすぐな主人公が快い。

  •  お相撲好きな男の子が呼び出しに憧れて、実際に仕事に就く。
     相撲を支える仕事が分かる。

     男の子の志がかっこいい。

  •  呼び出しという仕事を初めて知ったし、相撲を支える無くてはならない仕事だった。憧れの仕事のために努力していた。

  • よびだしさんの こえが すごいところが すきだった。

  • 中学を卒業した子が相撲の呼び出しになるまでの話。
    5・6年生の読み聞かせで読んでみたいです。

  • 調子のいいお子さん。
    しかし本気。本気でその道へ進んだ。
    よびだしの仕事ってたくさんあるんだなあ。
    出島さん協力なのかな。
    他の名前は架空だからな。
    中川さんが出島ファンなのかも。

  • 2024年度 6年生 7分
    小さい頃から相撲の呼出(よびだし)に憧れ、中学卒業してよびだしに入門にした少年。 
    少年の決意が清々しいです。
    絵はほとんど白黒で、ところどころカラーになるところが鮮やかで引きつけられます。
    読み手の私自身、呼出のことをいろいろと知ることができました。
    6年生の子どもたちにも、きっとそれぞれ憧れの職業があるだろうし、
    何か感じてくれたのではと思います。
    2023年度 4年生 7分
    相撲が好きで、いつもテレビで相撲を見ていた男の子。
    その男の子が憧れたのは、お相撲さん…ではなく『よびだしさん』でした。
    中学を卒業してすぐに大相撲の世界に飛び込んだ男の子。
    よびだしさんのお仕事は多岐に渡り、修行が必要です。
    男の子の顔つきの変化や成長に注目です。
    日本の伝統スポーツである相撲がまた別方向から
    見ることのできる絵本です。
    絵本を読んだ後、子ども達に新聞記事を紹介しました。
    先日5年ぶりに大津場所で行われた秋巡業の記事です。
    子ども達に見せると、子ども達の目が輝き、
    「えー!お相撲さんきてたん?」と喜んでくれました。

  • 9歳0ヶ月の娘
    6歳0ヶ月の息子に読み聞かせ

    よびだしさん

    こんな仕事があったのね。

    小さい頃から
    自分の好きなものがはっきりとあって
    憧れの目標とする人がいて
    って強いよな~

    相撲。生で見たことないから
    見てみたいな

  • おすもうが好きで、いつもテレビですもうを見ていた5歳の男の子。彼があこがれているのは、おすもうさん……ではなくて「よびだしさん」。

  • 良かった

  • タイトル勘違い
    学校によびだしになるのかと思ったら
    お相撲のよびだしだったんですね。

    でもこんなに夢を追って頑張れるのは素晴らしい

  • 《図書館》【再読】よびだしになるのも大変。仕事も多い。

  • 2021.10.21 4-3

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著者プロフィール

シンガーソング絵本ライター



1954年埼玉県生まれ。保育園に5年勤務した後、バンド「トラや帽子店」を結成。リーダーとして活躍。1995年『さつまのおいも』(童心社)で絵本デビュー。『いのちのたべもの(おむすび舎)ほか、300冊を超える。『ないた』(金の星社)で第10回日本絵本賞大賞受賞。歌に『みんなともだち』『世界中のこどもたちが』『にじ』など、およそ2600曲。2022年、日本童謡賞特別賞を作詞家、新沢としひこと受賞。2023年3月~5月、全て中川の楽曲によるミュージカル『DADDY』に出演。2025年、カーテンズ、ツリーズボンズ、劇団「なにぬねの」結成。

「2025年 『まごわやさしい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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