おれ、よびだしになる

  • アリス館
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752009085

感想・レビュー・書評

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  • お相撲大好きな「ぼく」が、かっこいい呼び出しさんに憧れて、ついには相撲部屋に入門して、呼び出しとして修業を積む、という、好きなことを仕事に選んだストーリーです。相撲ファンにはたまらない! 相撲の世界を支える大変な仕事をこなしてくれる人たちの存在がよく分かり、ますます相撲を観るのが楽しみになりそうです!

  • 〝ぼくは、小さい頃から相撲が好きで、いつもテレビで相撲を見てた。一番好きなのは「おすもうさん」ではなく「よびだし」さん...誕生日に連れて行ってもらった大相撲で、よびだしさんに 「坊や、どこから来たの?」と声をかけらたぼくは、ポケットから扇子を出して「ひが~し、くるめで~す」・・・〟朝稽古に誘われて大相撲の世界に飛び込んだ少年の成長を描いた<中川ひろたか>作、<石川えりこ>絵になる、よびだしさんの苦労がわかる絵本。

  • 4歳3ヶ月息子

    凄くいい。
    大相撲に興味のある息子と相撲好き母にピッタリの絵本。呼び出しになる流れだけでなく、呼び出しの仕事もわかる。

  • ラスト近くから泣けてきてしまった。
    この少年の心意気に。
    呼出になるため、中学を卒業して相撲部屋に入門する。
    ここもまた、親御さんの気持ちを考えたらキュッとくる。

  • 小さいころから相撲が好きだったぼくは、中学を卒業すると「よびだし」になった。よびあげ、太鼓、土俵づくりなどを先輩に教えてもらい、やがて、ぼくの初土俵の日がやってきた。その日、土俵の上に上がると、緊張で通る声が出なかった。懸賞幕を持ったり、拍子木をたたいたりと、いろいろな仕事を覚えていった。入門して一年後、よびだしをしたら、いい声が出て、お客さんや横綱からほめられた。「おれ、日本一のよびだしになる!」と決心する。(32ページ)
    ※相撲になじみのない私には新鮮な話です。

  • 2020年度(第66回)課題図書の低学年向け。
    夏休み終盤、図書館で借りられた。(今年は夏休みが短くて、読書感想文に取り組む子が減っているよう)

    ぼくは、ちいさいころから すもうが すきだ。
    でも、いちばん すきだったのは、よびだしさん。
    5さいの たんじょうびプレゼントに、ふくおかの おおずもうに つれていってもらった。
    はじめての おおずもうは すごい はくりょくで、よびだしさんにも あえた!

    夢物語です。
    将来の夢物語。
    ほんとうにこんなにうまくいくのかな、と思ってしまいました。
    ですが、きらきらした目を向けてくれる子どもを引っ張って、背中を押してくれる社会はすてきだし、私も「君の願いはちゃんと叶うよ」って言ってあげたいな、と昨日思ったばかり。
    行司の存在は知っていましたが、呼び出しっていうんですね。
    呼び上げ、太鼓、土俵作りなどなど、こういう仕事もあるのか、へぇと思いました。
    縁の下の力持ち、相撲の何でも屋。
    つい力士たちの相撲ばかりに気を取られてしまいますが、伝統を支える人が多くいるんだと感じました。
    高校を卒業してからでもと思ってしまいますが、夢を持って突き進んでいくのはすごいです。
    私はマニアがうらやましいので、自分の道を見つけられたら幸せだと思いました。
    ほぼ白黒で、要所要所に色が入っています。
    そのときに印象深かったものなのかな?

  • 少年が夢に向かって進んでいく物語。
    よびだしさんが相撲部屋に所属するとか、
    そんな仕事もあるんだと発見がいろいろ。
    夢を叶えたぼくは、顔立ちもしっかりしてきて、
    新たな夢を描く。

  • なりたい仕事に向かってまっすぐな主人公が快い。

  •  お相撲好きな男の子が呼び出しに憧れて、実際に仕事に就く。
     相撲を支える仕事が分かる。

     男の子の志がかっこいい。

  • おすもうが好きで、いつもテレビですもうを見ていた5歳の男の子。彼があこがれているのは、おすもうさん……ではなくて「よびだしさん」。

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著者プロフィール

1954年、埼玉県生まれ。シンガーソング絵本ライター。5年間千早子どもの家保 育園に保育士として勤務。1987年、みんなのバンド「トラや帽子店」を結成。 リーダーとして活躍。「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」「にじ」などは、 たくさんの子どもたちに歌われている。1995年、『さつまのおいも』(童心社)で 絵本デビュー。絵本『ないた』(金の星社)で第10回日本絵本賞大賞を受賞。作品 に、『いのちのたべもの』『ごはんのにおい』(おむすび舎)『おこる』『うそ』(いず れも金の星社) 「おたんじょう月おめでとう」シリーズ(自由国民社)「すごいぞ! ぼ くらのからだ」シリーズ(保育社)など260冊以上の絵本がある。 https://www.songbookcafe.com/

「2020年 『やさいだいすきだワニ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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