すいめん

著者 :
  • アリス館
3.81
  • (5)
  • (8)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 122
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752009818

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 水面、それは空と海の境界線。
    1枚のうすいまくのようなもので、
    ゆらゆらとしていて、決まった形はない。

    ぼくたちがくらすのは、空の世界。
    水面をとおりぬけると、あっという間に魚たちがくらす海の世界。
    まるで魔法のとびらのよう。

    といった書き出しで始まるけれど、「すいめん」って、あの「水面」でしょ? なんて、軽い気持ちで思っていた私が恥ずかしい。空の世界側から見たのが、水面の全てではないことに、気付かされたからだ。

    目から鱗が落ちるとは、このことで、海の世界から眺めた水面が、こんなに様々な形を見せてくれるとは思わず、びっくり。

    太陽の光がすじとなって見えたり、海の色も様々な濃淡があったり、大波が来たときの景色は、白い泡の世界へと変わり、またそれが綺麗に見える。海上では大変なことになっているのに。これだけで、水面ひとつとっても、様々な顔があることを教えてくれる。

    また、水面が海の生きものたちにとって、とても大事な場所であることも書かれてあり、いのちの大切さを実感させられる。イルカやクジラの呼吸や、生まれたばかりの赤ちゃんにとっての、安全な場所であったり。

    それにしても、見開きで展開される写真が、本当に壮大で幻想的で綺麗です。特に、空を泳いでいるように見えるタカサゴの仲間たちの写真は、絵画のような美しさで、「これ写真なの?」と思ってしまうくらい。

    しかし、これだけ美しい海にも漂うゴミの存在は事実であり、その写真を見ると改めて、何とかしないとという気持ちも湧き上がってくる。綺麗なだけに尚更そう思う。

    そして、最後には、子供たちへの海中の神秘的な世界への案内があり、綺麗な世界を紹介するだけでなく、問題提起や未来へと繋げようとする思いを感じて、すごく爽やかな読後感でした。

    私としては、ものの見方にも、色々な角度があることを改めて実感させられ、いくつになっても、こうした新たな気付きを得るのは、悪い気分じゃないなと思いました。

  • とても綺麗な青い本。装幀も素敵。水面はいのちをはぐくむゆりかごでもあるんだ。

  • 美しいのひと言!
    水面に特化した写真絵本。
    特に、見上げた大波のアングル。
    海中は濁らないのか?

  • 6歳2ヶ月の娘に読み聞かせ

    とにかく表紙に一目惚れ

    写真が美しい。

  • とても綺麗な水の風景にとても癒される。
    いろいろな青や緑を楽しめる素敵な一冊です。

  • 空と海の境界線、水面の絵本。
    水中写真家の著者が撮影した、海の生き物たちと水の美しさにうっとり。場所や天気によって海の色が変わって素敵ですね。表紙の、海辺の小さな潮だまりが好き。一方、海に流れてくるゴミを見るとポイ捨てする人の気持ちが理解できず悲しくなる。一人ひとりが分別守ってゴミ箱に捨てたり、リサイクル等を心がけたりするなど、環境を意識する生活を送りますように。

  • 水面を切り取った美しい写真絵本。装丁は名久井直子さん。

  • とにかく写真が美しい

    水面の色の変わり方

    タカサゴ
    アオリイカ
    アオウミガメ
    ハシナガイルカ
    ザトウクジラ
    トビウオ
    ロウソクキンポ
    アオサンゴ
    流氷
    ゴミ

全8件中 1 - 8件を表示

高久至の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
高橋 和枝
tupera t...
マリー・ドルレア...
富安陽子
チョーヒカル
リズ・ガートンス...
クリス・ネイラー...
A.トルストイ
ジョーダン・スコ...
ヨシタケシンスケ
エミリーハワース...
中川 ひろたか
柴田 ケイコ
ヨシタケ シンス...
堀川理万子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×