バスが来ましたよ

  • アリス館
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本棚登録 : 338
感想 : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752010135

感想・レビュー・書評

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  • テレビ番組でも取り上げられていたので、ご存知の方も多いのでは?実話をもとにした絵本。こんなふうに自然に声掛けしあえる優しい社会であってほしい。

  • 優しいなぁ。
    一歩間違えたらヤングケアラーだけど。
    女の子、声をかけるの勇気がいっただろうになぁ。
    ほんの少しのきっかけが大きな一歩になるね。
    それを見ていたから小さい子達にもその優しさがずっと受け継がれていったんだね。

  • 読んで行くうちに…
    このお話知ってる!と思いました。淡く美しい色彩の絵とともに白杖の人を毎朝助けた小学生たち。
    白杖の人が定年退職するまでお手伝いのリレーは続き、最後のページの絵のなんと美しいこと。優しい気持ちになりました。

  • 中途失明した白杖の男性
    1年の歩行訓練ののちバス通勤する予定だったが
    バスが来たことがわかるのか、バスは降りられるか、不安でいっぱいでした
    そんなとき「バスがきましたよ」と教えてくれる声がしました
    小学生の女の子・さきちゃんでした。

    それから男性は優しい声のおかげで定年まで勤めることができました
    さきちゃんの声がけは卒業後も小学生たちに受け継がれていったのです

    〇和歌山県であった実際のお話
    〇地域の雰囲気が伝わってくる

  • 読んでいて、以前、テレビで実話を元に絵本が作られたという話を思い出しました。まさしくこのお話でした。
    こんなに素敵なバトンが引き継がれていくことに温かい気持ちになりました。
    こういう優しい子がたくさん育ってくれたら、日本の未来に希望が持てそう。

  • 心温まる1冊♪
    中途失明になってしまった男性が子どもたちの介助リレーによって、無事定年まで勤め上げるというお話し。
    後書きを読んでより一層ホッコリとした。

  • これは和歌山市であった実話です。
    中途失明した市役所職員を、毎朝、バスが来ましたよ、と声をかけ、席に座らせてくれ、市役所の前まで一緒に行ってくれた三年生の女の子がいました。
    彼女が六年生になり、卒業すると、その役目は妹に受け継がれ、またその友達に、と彼が定年退職するまで、子どもたちのリレーは続いたのだそうです。
    今の子って、凄いねぇ
    (笑)
    で、この絵本は一年生にウケるだろうと思います。

    2023/01/24 更新

  • 実話を元にした絵本。目の見えなくなった男性と小学生たちの優しさのバトンが繋ぐ、バス通勤の話。優しさやさりげない親切は難しい。でも子供達はさらっとやってのける。絵の雰囲気も内容を邪魔しないタッチですごく良かった。

  • 視覚障害者は先天性よりも、中途で高齢者が多いと知ってなるほどと思いました。音や周囲のちょっとした見守り声かけで安全に移動できるので、この本のように勇気を出して聞いてみるのもいいと思いました。

  • 9'00"

    小学生が盲目のおじさんに親切にする話

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著者プロフィール

本名・木村美幸
作家、編集者、絵本コーディネーター。(一社)チャイルドロアクリエイト代表理事。
JPIC読書アドバイザー、絵本学会会員、絵本カタリスト。児童書出版社の編集部長、企画開発本部長、取締役を経て現在はフリーランス。著書に『これだけは読んでおきたい すてきな絵本100』(風鳴社)、『バスが来ましたよ』(松本春野絵、アリス館)、共著に『絵本の魅力 その編集・実践・研究』(フレーベル館)。

「2022年 『にじいろのペンダント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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