- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784752040125
感想・レビュー・書評
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チクチクむらに突如襲来してきた400万匹のハチを退治する為に、村人達は’でっかいイチゴジャムサンドを作ってハチを誘き寄せて一網打尽にしちゃえばいいじゃん!あったまいー!’と言う事で、みんなで力を合わせてでっかいイチゴジャムサンドを作るお話。
とっても明るく楽しい絵本。
一見すると村人達のアイデアは滑稽で的外れなものに見えるのだが、得体の知れない脅威に対してのベストな手法なんて議論ばかりしてたってわかりっこないんだから、とにかく皆で一丸協力して有効そうなことをやってみよう!という姿勢は大らかで前向きで好き。
しかもこれって、今まさに新型コロナウイルスに対応している私達にも通底するような思考法なのではないだろうか?というのは都合良すぎかな。
ともあれ、じつに面白かった。
まず1ページ目から400万匹のハチって時点で規格外だし、巨大なパン生地をみんなが手で捏ねてる場面では人がひとり生地に巻き込まれちゃってるし、焼き上がった角食に鳥が群がって来てついばんじゃってるし、ヤバい事態なのになんだか肩の力が抜けちゃうギャップが堪らない。
街や山里の風景や村人の服装なんかも眺めていて楽しい。
作者はイギリスの方らしいが、イギリスの山あいってこんな景色だったのだろうか、フランスっぽいな、と思っていたらほんとにフランスだった。
1刷
2022.2.27詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イラストと文字のリズム感が最高!
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あまりにボロボロだったので除籍候補に入れようとして、ふと開いてみたら、最高に面白い絵本で、即読み聞かせに使いました。
子供たち大喜び。
言葉のリズムの良さと、
ダイナミックなイラストが魅力。
ボロボロで可哀想なので買い替えます。 -
村に蜂の大群がやってきた
どうやってやっつける?
パン屋さんが、蜂はイチゴジャムが好きだから、大きなイチゴジャムサンドを作ればいいと提案した
みんなは大賛成!
さあ大きな食パンを作るため、こねて焼いてスライスして
どんなにサンドイッチができたかな
蜂は退治できた?
読み聞かせ時間は4分弱くらいです -
「いったい このハチ どうすりゃ いいのか」
ハチ退治の話。困った時には、みんなで相談しよう。協力して、楽しい打ち上げだ。大きなサンドは甘そうだなあ。(5分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ジャイアントジャムサンド #ジョンヴァーノンロード #安西徹雄 #アリス館 -
2017.1.29
えらいこっちゃ。表紙でもう1匹のハチが街を狙っている。発想も絵も外国的。ユニークでおもしろい。絵も細かいところまで楽しめる。イチゴジャムサンドが食べたくなる。しかしずっとハチに追いかけ回されてるおじさん3人組がかわいそうすぎる。山のてっぺんまで行ってるじゃないか。解決してよかったね、おじさん。 -
音の響きとシュールな展開が最高!
お気に入りの一冊です -
個性的な絵が好きです。ちょっと古い絵本なので、翻訳の言い回しが時代を感じますが、それもまた懐かしい感じがして良いです。
子供達への読み聞かせにもおすすめです。
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3歳11ヶ月。タイトルの語呂の良さ、リズミカルな文章、味のある絵などちょっとクセのある(それが良い)面白い絵本。「あしにょきにょき」を思い出した。
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さて、ジャイアント・ジャム・サンドは何のために作られたのでしょう??
それは意外な目的のためだったのです。
この作戦、本当にうまくいくのかな??と現代なら滑稽にうつるけれど、彼らは真剣そのものです。
考えてみれば、私たち人間が当たり前野洋にしている方法も、次世代の人や異世界人からみたら滑稽な生活かもしれません。
そのときにもちえる、思いつくだけの最高の知恵と技術を絞って、目の前の難題に立ち向かっていくしなかないんだ、ということを教えてくれる絵本です。