句集『香日向』 (田叢書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752250111

作品紹介・あらすじ

仕事の周辺を詠み、家族を詠み、吟行の所産も多い。まぎれもなくこの句集は俳人清水余人の履歴書である。―─序より 水田光雄

落葉松の芽吹きに妻の染まりけり
円墳を登りて下りて梅探る
春の野に頭出したる土偶かな
落葉松の芽吹きに妻の染まりけり
山藤や何の何某いまは爺
昭和はるか植田に雨のしぶきけり
蟇出できて顔を仰がるる
武器に触るることなく老いて終戦日
看板に赤きクリップ文の秋
週三日行くところあり吾亦紅
水澄むや閉山といふ行き止り
毒茸に囲まれてゐる茸好き
何かある炬燵の中の気配かな
ニュータウンものみな古りて去年今年
鰐口を鳴るまで叩き寒参
母を待つ父のごとくに春待てり
――収録句より

著者プロフィール

昭和二十五年 福井県生まれ
平成十五年  田創刊と同時に入会 水田光雄に師事
平成十八年  田編集長(三年間)
平成二十六年 田賞選考事務局(六年間)
田「禾集」同人 公益社団法人 俳人協会会員

「2020年 『句集『香日向』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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