歌集『黐の木』

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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752281351

作品紹介・あらすじ

収録歌より

日照り雨降りて明るき掛け茶屋にわらびもち食むちひさき母と
シャッターの降りし寒夜の街にきく地の哭くごとき犬の遠吠え
ふるさとの明り障子をおもふまで肌理うつくしき朝の鶏卵
波際で〈海に昇る陽〉待つ人らみなそれぞれに朝の面差し
ひらきゆく朝の桔梗のうちにある花のかたちの素水をおもふ
書斎には父ゐて本を読みてゐきとほき記憶のなかの日曜
葦の辺に寄する水の音(と)ちひさくて遠き橋ゆく車音を消せず
橋ふたつ越えてわが行くちさき家、垣に山茶花咲くははの家

著者プロフィール

昭和31年東京生れ。
昭和57年「コスモス」に入会。
昭和63年「桐の花賞」を受賞。
平成2年より26年終刊まで同人誌「棧橋」に参加。
歌集『銀鎖』『手』『水の祈り』

「2020年 『歌集『黐の木』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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