空間のために 遍在化するスラム的世界のなかで

著者 :
  • 以文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753102884

作品紹介・あらすじ

空間が荒廃している・・・
本書は3.11以前に書かれた文章を基にしていますが、しかし、今まさに我々の目の前に広がる状況を予言したような書物となりました。本書があらかじめ掲げていたテーマは、「空間の〈均質化〉の時代が終わり、より過酷な空間の〈荒廃化〉の時代に差し掛かった今日、私たちはいかにして自らの生活空間を取り戻すことができるのか?」というものでした。グローバリゼーションの発展以降、その負の遺産として、世界的に「スラム」と呼ばれるような場所が急増しています。日本でも、震災以前から、所々にそれに似た様相が現れていましたが、このたびの未曾有の出来事と共に、この問いがより過酷かつ切迫したものとして我々の目の前に突き付けられました。今後、放射線物質の漏洩事件の余波のもとで、さらによりアクチュアリティを増すであろう、「われわれの生活空間をいかに取り戻すのか」という難問に、気鋭の若手理論家が、新時代の〈思想〉の創造のために挑みます。

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著者プロフィール

篠原 雅武(しのはら・まさたけ) 1975年、横浜市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。社会哲学、都市と空間の思想史。著書に、『公共空間の政治理論』(人文書院、2007年)、『空間のために 遍在化するスラム的世界のなかで』(以文社、2011年)、『全‐生活論 転形期の公共空間』(以文社、2012年)、『生きられたニュータウン 未来空間の哲学』(青土社、2015年)、『複数性のエコロジー』(以文社、2016年)。編著に『現代思想の転換2017』(人文書院、2017年)。訳書に、デイヴィス『スラムの惑星』(共訳、明石書店、2010年)、ケリー『フリーダム・ドリームス』(共訳、人文書院、2011年)、デランダ『社会の新たな哲学』(人文書院、2015年)など。

「2018年 『人新世の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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