改訂 精神科養生のコツ

著者 :
  • 岩崎学術出版社
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753309047

感想・レビュー・書評

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  • 「気持ちがいい」を信じる。全然違うけど、こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」の法則と似ている…と思った。「ときめく」が「気持ちいい」で、「タンス整理」が「脳」っていうイメージ。

    身体の言うことを聴く。自分の身体の声に耳を澄ます。「気づき」や「感覚」が大事。普通の本と違って変わっているし、一般的ではない。逆説的なものが多いけど面白い。

    もっと原始的な治療?みたいなものが大事なんだなぁ…と思う。今はあまりにも医学医学と医療行為、薬に頼りすぎて、体は体、心は心とバラバラに診察するから、かえってねじれているのかな…と感じた。

    3章 心の病気ではなく、脳の病気
    4章 自然治癒力の働きを見つける

    この2章は文句なく面白かった。興味深い。対話方式の「発達障害は治りますか?」の複数人からなる対談より、数倍読みやすいし内容も濃かった。(変なのも多いけど…)

    • 淳水堂さん
      まっき~♪さん

      淳水堂です。
      お花とフォローありがとうございます。
      (*^^*)

      レビューをざ~っと読ませていただきました。...
      まっき~♪さん

      淳水堂です。
      お花とフォローありがとうございます。
      (*^^*)

      レビューをざ~っと読ませていただきました。
      うちも子供がの一人が相談所やらカウンセリングやら案件で(診断はついたりつかなかったり)、
      もし私も診察してもらったらボーダーラインだな~というところでして(自分も子供の頃から色々違和感が/--;)、
      レビュー参考にさせていただいたり、
      そうそう!と頷いたりです。

      それではこれからもよろしくお願いします(^^)

      2015/06/22
    • まっきーさん
      淳水堂さん

      こんにちは。
      リフォローありがとうございます<(_ _)>
      とてもうれしいです♪

      相談所やカウンセリング、お疲...
      淳水堂さん

      こんにちは。
      リフォローありがとうございます<(_ _)>
      とてもうれしいです♪

      相談所やカウンセリング、お疲れ様です。
      疲れるし大変ですよね…。頭が下がります。

      うちは診断がついてハッキリしたのですが、知的な障害はなく…
      普通校でいいでしょう~と言われて、その通りにしたら
      支援がゼロで、中学で色々あり大変な目にあいました。
      小・中・高(←今ここです)と何度も相談所やスクールカウンセリングなど
      受けまくって、今やぺーぺーのスクカンよりも知識を持つまでになりました(笑)
      それ関係の本読みまくりました。
      読んでいるうちに、「あれ…私自身も…」と気がついて
      そこからは少し楽になったような気がします。

      今は今までの中で一番相性がいいスクールカウンセラー(←マニアックな先生)と
      出会い意気投合して、頼りがいがあるので相談も楽になりました。
      子の病院も転院し、新しい先生のもとで漢方薬からスタートして
      そのうち向精神薬?(たぶん)の治療に入っていくことにしました。

      カウンセラーも相性があるので、淳水堂さんも合うカウンセラーさんと
      出会えるといいですね。お互いに前に進めるといいですね。

      こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします(^^)
      2015/06/23
  • ブク友さんから教えていただいた一冊。

    読もう読もうと思ってやっと読めた。

    著者は神田橋條治。私の主治医も知ってるくらい有名なドクターだった。主治医が知ってたのは「コツ」シリーズの精神科診断面接のコツの方だった。

    心の病ではなく、脳の病と指摘。自然治癒力の高め方を指南している。

    長らく困っていたフラッシュバック、別名易刺激性の治療薬が紹介されていたのでさっそく処方を変えてもらった。これはありがたい。

    民間療法やいろいろな症状への対処法にまで触れられており、医療の枠組みにとどまらない。

    座右の書として病と付き合っていこうと思いました。

  • 発達障害の方面では言わずと知れた神田橋本です.読むのは2冊目ですがレビューは初めてで,私ごときがレビューするのは恐れ多いのが正直な気持ちです.

    本書の要は第1章の一番最初です.読むにあたり,自分が「気持ちが良い」と感じるかどうかが全てです.これを蔑ろにして通読すると意味不明な読後感しか残らないでしょう.ただし,本書の一部はかなり高度な内容であり,気持ちが良いことを大切にしても,一気に通読すると混乱するでしょう.私はほぼ1日で読み切りましたが,混乱してしまいました.1週間以上かけて読むぐらいでいた方が良いです.特に,気功を知らない人には第7章と第8章は難解でしょう.
    もう1つ重要な点は,本書の全ての内容を取り入れる必要はないことです.著者は長年のプロ経験をもつので,内容は非常に豊富です.しかし,凡人ならばあれもこれもやるのではなく,気持ちが良いものを取捨選択して行うと良いでしょう.

    なお,本書のp.18-19に「(前略)わたくしたちの人生では、気持ちが悪いことや自分に合わないこともしなくてはならない、という場合は多いのです。『気持ちがいい』を増やそうとするだけでは、社会で生きてゆく能力を増やすことにはなりません。」とあります.そのとおり,自分の好きなことだけやって生きることはできません.ただ,リラックスする時間や環境があり,いざ自分の好きなことができるときに,気持ちが良いことを行う術を知らなければ疲れがたまる一方です.そして,その疲れがたまりすぎると精神的な変調をきたします.そうならぬよう,疲れを取り除くための養生の仕方を自分で身につける姿勢が大切です.

    神田橋本を減点するのは恐れ多いのですが,☆2つ減点しました.本書の性質として仕方ない面もありますが,一部の内容が高度であり値段も高いため,患者向けに書かれた神田橋本の中ではやや敷居が高いです.ただし,周囲に協力してくれる人がいて,一緒に読んで理解するようにすれば,このデメリットは消えます.つまり,周囲に協力してくれる人が必ずいるなら,その読者に示す私の本書の採点は☆3つではなく☆5つです.

  • 著者のコツ・シリーズ3作目。意外になかった「こころの養生の仕方」を、多くの患者さん達と接する過程で編みだした、わかりやすい手ほどき書。  「気持ちがいいを信じる」や「好奇心は脳の食欲」とか「こころの病という言葉が養生の目標を失わせる」など、神田橋ワールド全開のお助け書です。
    「こころ」がある場所は「脳」なのです。「こころの病ではなくて脳の病」--なるほど、頷ける。

    • SSSさん
      こんにちは。^^

      神田橋先生、いつか著書を読んでみたい

      です。そんな風に感じさせてくれる

      レビューですね。
      こんにちは。^^

      神田橋先生、いつか著書を読んでみたい

      です。そんな風に感じさせてくれる

      レビューですね。
      2010/04/09
  • 精神科医・神田橋條治先生が、患者のために書かれたハウツー本(?)です。対象となる疾患は精神分裂病からうつ病、双極性障害、性格障害など幅広く網羅されています。

    本書はほかではなかなか読むことができないであろうユニークな「養生法」が次から次へと登場します。認知の歪みがどうのこうのというありきたりな話は少なく、またそもそも西洋医学の話があまり出てきません。むしろ整体や氣功、漢方、果ては「転写水療法」なる怪しげなものが扱われています。

    通常であれば否定されるであろう、貧乏ゆすり、破壊(!)、のたうち回る、といった方法が肯定的に扱われているところもおもしろい。リストカットについても、"どうやら、その邪氣を排出するインスタント療法らしい"(P.145)と述べておられます。そして手首・足首をアルコール消毒することによる治療(?)が有効であったことを契機として、「焼酎風呂」なる、これまた怪しげな療法が紹介されています。

    個々の治療法は謎が残るところも多いですが、先生は大原則として本人の「気持ちがいい」という感覚を最重要視しておられます。気持ちがよければ何でも良いのだ、というくらいの勢いです。逆に言うとそれが得られない活動はすべきではない、例えば運動にしても、「気持ちがいい」よりも勝敗・記録・達成感・上達の喜び・連帯感などに注意が向いている場合は要注意、ということです。特にうつ病の患者にとっては"有害の差異たるものは「数値目標」です。(…)生活の中から数値目標たとえば何時間寝る、何ページまで読むなどをやめることはうつ病治療と予防にとって有益です"(P.220)とのこと。

    個人的にグッときたのは「週末蒸発」について述べられた、"うつ状態になる人は、元来、自分で選び、自分で決めることが向いている人です。そうした素質の人が、他者の決定に従わされるばかりの不自由な日々に疲れているのです。週休二日を利用してミニ蒸発をするのは日常の逆をすることなのです"(P.61)という言葉でした。「週末蒸発」は本書を読む前からやっておりまして、確かにいろんな嫌なものが剥がれ落ちてくれたような気がしています。

    患者自身で試してみることに主眼を置いている本ですので、いま現在どん底にある、動けない、という方におすすめできる内容ではないかもしれませんが、症状が落ち着いている方には一読の価値ありだと思います。本書を読んで、「神田橋先生の患者」として生きていくのも悪くないかもしれません。

  • いろいろなところでお名前を拝見する神田橋先生ですが、本としては初めて読みました。精神科の先生が書かれたとは思えないほど、いろいろなことが、眉唾じゃない?と思ってしまうものも含めて“養生のコツ“として書かれています。一読しただけでは消化しきれないほど、いろいろな技術が込められているので、手元に置いて、自分なりに気になったところを試してみていけたらいいなと思いました。

  • 自然回復力を高めるためのヒントが、数多く紹介されている一冊。

    自分でできること、
    気軽に始められること、
    副作用がほとんどないもの、
    の紹介が多くて、いろんなものに興味のある私にはぴったりでした。

    回復に役立ちそうなものは、柔軟に取り入れていく、そのお姿に頭が下がる思いです。

  • 神田橋先生の対談本を以前に読んでいるから個々の対策が簡単にしか書かれてなくても「ははーん、こういうことか」と理解できた。
    反対に言うと、予備知識無しでこの本を読んでも何のことやら分からんということになるかもしれん。
    本当に精神科の治療や対策は十人十色で人によるので、万人向けに本を書くのは難しいと分かる。

    自分で整体や気功っぽい手当てまでは良かったが、ホメオパシや波動が出てきたのでガッカリ。
    人に薦める時は要注意。

  • 西洋医学的には「エッ?」なコトが満載ですが、パキシルなんかで楽にならないヒトがいるのも事実。
    私はバッチ・フラワーレメディを試していて、そこそこの結果を得ています。

  •  何度も手繰る。
     そのたんびに、へえ、となる。
     死にたくなったら、いっそ死んでみる。
     「死体のポーズ」、やってみて。
     イマジネーションで、充分、死ねる。

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著者プロフィール

神田橋條治(かんだばし じょうじ) 鹿児島県生まれ。1961年に九州大学医学部を卒業後、1984年まで同大学医学部精神神経科。1971年から72年まで、モーズレイ病院、ならびにタビストックに留学。現在、鹿児島市にある伊敷病院に非常勤で勤めるかたわら、後輩の育成と指導に努める。
著書 『精神科診断面接のコツ』岩崎学術出版社、1984年(追補 1994年)/『発想の航跡 神田橋條治著作集』岩崎学術出版社、1988年/『精神療法面接のコツ』岩崎学術出版社、1990年/『対話精神療法の初心者への手引き』花クリニック神田橋研究会、1997年/『精神科養生のコツ』岩崎学術出版社、1999年(改訂 2009年)/『治療のこころ1~16』花クリニック神田橋研究会、2000~2010年/『「現場からの治療論」という物語』岩崎学術出版社、2006年/『対話精神療法の臨床能力を育てる』花クリニック神田橋研究会、2007年/『技を育む』(精神医学の知と技)中山書店、2011年/『神田橋條治 精神科講義』創元社、2012年/『神田橋條治 医学部講義』創元社、2013年

「2016年 『治療のための精神分析ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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