- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784753310289
感想・レビュー・書評
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前著に続き読みやすく、ポリヴェガール理論やバロン・コーエンの自閉症を説明するモデルなど幅広い理論を臨床のご経験とともに紹介されています。しかも、わかりやすいです。残念なのは、火山モデルなどの最後の数章が物足りなかったように感じました。鼎談は、前回に続き盛り上がっていました。
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解離自体が複雑すぎて難しく、途中飛ばしたけれど、治療について書かれた章では症例が出ていて、すごくシンパシーを感じられた。巻末の解離の専門家3人による座談会が、前作に引き続きすごく面白くて、3人の解離の患者への眼差しが真摯で温かくて、すごくよかった。
彼らの話から、今、主治医が抱えているだろう困惑を推察できたので、大いに参考になる本だった。 -
膨大な量の研究をレビューしながら、先生ご自身が出会ってきた方々の心をつなぎ合わせようとする一冊だと思っています。
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(推薦者からのコメント)解離性同一性障害について著名な岡野氏が、先の「解離性障害」の後に出した一冊。DIDを知るうえで共に読んでおきたい。
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専門家向け。私見的な記述が多め?心理教育や接し方の戦略的な話はなるほどなあと感じた。フロイト先生前後からの歴史の話はなんだかずいぶんあけすけだなあというか、解離やヒステリーという群がいかに胡散臭く見えていたか、勝手な幻想を押しつけられやすいか、搾取されやすいかを、垣間見たようでなんだかなー。