関係精神分析入門―治療体験のリアリティを求めて

制作 : 丸田 俊彦 
  • 岩崎学術出版社
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本棚登録 : 21
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753310333

感想・レビュー・書評

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  •  ミッチェルらによる狭義の関係精神分析、対象関係論、対人関係論、自己心理学、間主観性理論などの発展の歴史や相違点が論じられている。いわゆる(広義の)2者心理学と呼べるわけだが、歴史をなぞりながら各理論それぞれの意義が明快に論じられており、まさに入門書と呼べる内容であった。
     概観する上では優れた内容だったが、各理論について深く理解するという意味では若干の物足りなさもあった。ただ、関係精神分析に関する本は未だ日本ではあまり見受けられないし、こういった基本的な内容だからこそまず抑えておく必要があるのだろう。

  • 最近流行の関係精神分析について、一連の流れを浅く知りたいかたに。詳しい内容であれば、吾妻先生の本が良いですね。コフートからの系譜がつかめます。

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著者プロフィール

東京大学医学部卒業。
現職:本郷の森診療所院長。京都大学名誉教授。日本精神分析協会訓練分析家。
著書に『解離性障害と他者性』(岩崎学術出版社) など。

「2023年 『寄り添うことのむずかしさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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