サイコアナリシス・オンライン―遠隔治療のための知識とトレーニング

  • 岩崎学術出版社
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本棚登録 : 14
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753311866

作品紹介・あらすじ

本書はJill Savege Scharff の編著による『Psychoanalysis Online: MentalHealth, Teletherapy and Training』(Karnac, 2013)の3 部からなる抄訳に,北山修先生の「オンラインと『聖なる一回性』」と妙木浩之先生の「画面で接しないこと」を,わが国におけるオンライン分析の現状を伝えるための1 部として加えた,全4 部から構成されています。「Psychoanalysis Online シリーズ」は現在まで4 巻が刊行されています。このシリーズでは,私たちの社会に対する仮想現実の影響について,そして,精神分析的な治療や訓練に新たなコミュニケーションテクノロジーを用いることの影響について検討している,世界各国の精神分析家やサイコセラピストたちの論文が収められています。本書はその中の第1 巻,21 章の中から,紙幅の都合上,12 章を選び翻訳を行いました。章の選択は,「サイコアナリシス・オンラインを読む会」という読書会のメンバーの投票をもとに,2020 年の時点で,新型コロナウイルス感染症の流行によって,新しいツールを導入することを余儀なくされたセラピストたちに役に立つと考えられる章を選定しました(本書の訳出の経緯については関真粧美先生による訳者あとがきをご参照ください)。編著者のScharff 先生は,紙数の関係から日本語版には原書版のすべての章を収めることができないことについて理解してくださいました。そして,このパンデミック下で私たちが翻訳を試みた意図を汲んでくださり,今回の出版のために,日本語版への序文を新たにお寄せくださいました。こころより感謝申し上げます。テクノロジーの進歩はめまぐるしく,この本で扱われているいくつかのテクノロジーはすでに少し古びて見えるものもあるかもしれません。しかし新たな媒介を用いて患者とつながりを持とうとする姿勢と,そのなかでも生じうる精神分析的心理療法プロセスには,テクノロジーの隆盛にかかわらず,大いに学ぶものがあるのではないかと思います。未曾有の困難のなかで奮闘している方たちが,本書を手に取ってくださり,日々の実践にいくらかでも役立ててくださいますようにと願っております。(「訳者まえがき」より)

感想・レビュー・書評

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  • 11月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003579025

  • 2階心理学 : 146.8/SCH : 3410166903
    https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/webopac/BB50369333

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