精神力動的精神医学―その臨床実践 DSM‐4版〈1〉理論編

制作 : Glen O. Gabbard  権 成鉉 
  • 岩崎学術出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753398003

感想・レビュー・書評

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  • DSM-Ⅳに準拠しながら精神力動論が述べられており、現代における精神力動論の利用価値を再考する上では欠かせない内容と言えるだろう。また、精神力動論の中でも自我心理学、対象関係論、自己心理学の3つについて、どれかに偏ることなく、場面に応じて使い分けることの重要さが述べられている点も本書の特徴と言える。

  • 精神分析的(力動的)な基礎理論と,それを用いた診断,治療についてが述べられている。精神分析理論に明るい人は読む必要ないかも知れない。

    個人的には,(根本的な意味で)薬で治せるのであれば,薬に依ればいいと思う。その方が負担が少ないし,そもそも経済的である。
    しかし,薬じゃどうしようもない場合もある。例えばパーソナリティ障害などでは,薬はパーソナリティ障害の副産物として生じる抑うつ状態や睡眠障害などしかターゲットとならない。もちろん,根本的な部分はパーソナリティ障害なので,そもそも治療というよりは気休めに近いのかも知れない。
    そのようなときには,A-Tスプリットなどの治療構造の中で,力動的であれなんであれ,精神療法・心理療法などに頼らざるを得ないと思う。精神の病に効き目を現すのは薬,ECT,精神・心理療法,精神外科的な手術,生活指導が99%なのだから。

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