フェルナン・クノップフ (夢人館 5)

  • 岩崎美術社 (1990年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784753413041

作品紹介・あらすじ

クノップフの憂愁と気品にみちた画業。彼の作品はコレクター達が愛蔵し、世に出すことを拒んでいたため、画集と呼べるものはほとんどない。この画集によって、謎めいた作品と画家の生涯に、はじめて光があたった。

感想・レビュー・書評

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  • 白い霧がかかったかのような画面。憂鬱な雰囲気を漂わせるベルギー象徴主義の絵画がフェルナン・クノップフの持ち味なのだ。ブリュージュを描いた幾枚がはっきりとそれを表していて、非常に魅力的だ。妹のマルグリットを彷彿とさせる人物画も神秘的な雰囲気が漂う。「見捨てられた町」(廃都とも訳されている)には無茶苦茶惹かれるのだ。異世界のような街!

  • クノップフの絵は、誰もが思うように純粋に美しいと感じるけれど、好みではない。
    けれど、彼のように仮面をつけたような生き方をしている人はいいと思ってしまう。いつもピシッとしたフォーマルな服を着て、妹を中心とした気品のある女性たちを描き、暮らしぶりは謎めいている。その人物像をも込みで気になる画家。

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