バルテュス

  • 岩崎美術社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753413867

作品紹介・あらすじ

バルテュス(1908年2月‐2001年2月)、もっとも評価される20世紀の画家のひとり、20世紀最後の巨匠といわれる。その代表作品すべてを収録した本書は、彼の死後初めてまとめられた作品集であり、遺作となった作品「期待」を収めた、初めての作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 奇妙に老成した少女や、だらしなく眠る女たち、猫、家具、壁紙、光、黄金の緑。
    バラバラに置かれたオブジェたちの間に幻想の物語が湧いている。
    お気に入りの絵がたくさん増えた。

  • 絵画を見ていちいちそこに描かれている意味というものを読み取ろうとか分析しようとか言うのが実はあまり好きではない。
    それを見て感じる感情がすべてなんだろうなと思う。
    バルテュスの作品にはえもいわれぬ不気味さを感じた。

  • 京都のさる展覧会でオリジナルを見て虜に。今思えば、宮沢賢治にも通じるような、無垢で幻想的な世界をバルテュスの絵はもっている。そのぶん、残酷でもある。

  • 昨日は、バルテュス画伯の誕生日だったということで、誕生日の贈り物の代わりにレヴュー書かせてもらいます。
    バルテュス画伯の絵は、無表情さが際立つ絵。
    人々は、笑っていないし、怒ってもいないし、泣いてもいない。
    それは喜怒哀楽を忘れた、現代人への1つの警鐘なのかもしれない。
    描かれている女性がむき出しの肉質で迫ってくるのも、性別に意味を見出したがる人間への批判なのではなかろうか。

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