公立中高一貫校に合格できる7つのルール (Yell books)

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  • エール出版社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753931507

感想・レビュー・書評

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  • [江東区図書館]

    著者の小杉さん繋がりで見つけた本。正直さほど期待はしていなくて、「とりあえず」読んでみようと思っていたんだけれど、割と読んでみると参考になった。
    ただ、"既に"6年前の本だし、内容自体が丸呑みできるのかはやや注意。

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    ■私立中学算数と適性検査の算数分野の違い(P28)

    ・私立中分野&公立中高一貫適性にもよく出る範囲:
    約数、倍数、数の性質、割合(百分率、歩合)、速さ、比例と反比例、平面図形の性質、立体図形の展開図、立方体の積み重ね、統計とグラフ、和差算、平均算、食塩水の濃度、方陣算、規則性、推理

    ・私立中範囲&公立中高一貫適性にも出る範囲:
    比の性質、図形の面積、立体の体積と表面積、場合の数、つるかめ算、消去算、売買損益、旅人算

    ・私立中範囲&公立中高一貫適性に殆ど出ない範囲:
    相似、図形の移動、水の深さと容積、差集め算、過不足算、相当算、倍数算、年齢算、仕事算、流水算、通過算、時計算、ニュートン算

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    ■適正検査の読解・作文問題の文章によく取り上げられるテーマ(P32)
    ・コミュニケーションについて
    ・マナーの在り方について
    ・日本語について
    ・日本の文化について
    ・日本と海外の比較
    ・環境問題について
    ※私立中では物語文と説明文はほぼ半分ずつ出題されるが、適正検査ではほぼ説明文。

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    ■論理的思考力と論理的文章力の鍛え方(P38)
    生徒に書かせ→赤ペン添削→生徒に筋道だってない箇所を説明→再度同じテーマで作文を書かせる

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    ■4教科の基礎学習向け教材(P57)

    ①小学校高学年自由自在算数@受験研究社
    私立中学対策を意識して作られているようだが、公立中高一貫にも有用。小学校の算数の教科書の内容を網羅しているのに加え、+αの内容や問題も良いバランスで取り扱っている。必要な章だけやること。基本は下記の単元を。
    ・整数の性質
    ・量の単位と計算(いろいろな単位、単位の計算)
    ・平均、単位量あたりの大きさ、速さ
    ・割合とグラフ(割合、百分率と歩合、割合のグラフ)
    ・2量の変わり方、比例、反比例、2量の関係を表すグラフ
    ・資料の整理(ちらばりのようすを表す表柱状グラフ)
    ・推理の問題

    ②力の5000題小学高学年算数@数学研究社
    自由自在とセットで。但し章の私立中学向けの文章題は不要なものもあるので注意。
    ・数の性質
    ・いろいろな単位と計算
    ・単位量あたりの大きさと速さ
    ・百分率とグラフ、歩合、分数で表す割合
    ・2量の変わり方(比例・反比例)
    ・2量の関係を表すグラフ
    ・統計とグラフ
    ※小学生向けの教材で「統計とグラフ」があるのは少ないので特におススメ。

    ③予習シリーズ算数4年上下、5年上下@四谷大塚
    応用的な算数の考え方について厳選した良問をそろえたテキストだが、私立中学受験生のためのテキストなので、「4年の予習シリーズは全て解くべきだが、5年の予習シリーズは部分的でOK」特に、「年齢算、通過算、時計算、流水算などは不要」、但し「和差算、つるかめ算、消去算、旅人算、方陣算などの特殊算の基本は知っておいた方がよい」ので、下記の単元の基本問題を重点的に。
    ・倍数と公倍数
    ・約数と公約数
    ・きまりを見つけて解く問題
    ・和や差に関する問題
    ・表とグラフ
    ・数列に関する問題
    ・割合の表し方
    ・立方体と直方体
    ・割合に関する問題
    ・速さの表し方
    ・正比例と反比例
    ・旅人算とグラフ

    ④予習シリーズ理科4年上下、5年上下@四谷大塚
    単元ごとに図や写真も多く分かりやすいのが良く、4年の予習シリーズ(理科)は学校で習うことと共通していることが多いので、全ての単元を読んでおいてもいい。5年は取捨選択で、下記の単元を。
    ・空気や水の温度による変化
    ・月の満ち欠け(月の満ち欠けは学校によって出題有無が大きく異なるので、志望校の傾向次第)
    ・物のあたたまり方
    ・地球と太陽

    ⑤中学入試出る順算数計算900@旺文社
    各ページごとに制限時間の設定があり、良問ぞろい(難問、奇問が少なくちょうど役に立つレベルの問題構成)で、計算の開設が詳しく分かりやすいので、計算力を、並びに速く正確に解けるようになりたい生徒におススメ。1日1ページ、やり遂げたら2順目の時間も書いていくとよい。

    ⑥受験算数基礎トコトンvol.1割合&vol.7数の性質・規則性@日本教育システム開発協会
    算数の割合や数の性質、規則性の問題が、マスターしておいてよいレベルで揃っている。

    ⑦算数数と場合ランキング@日能研
    数の性質(約数、倍数、規則性)や推理、思考力の問題がよく出題される志望校を受験する生徒におススメ。応用問題が多く、ボリュームがあるので、数の性質や推理の分野にある程度習熟した後で、保護者や講師が問題を選んで解いてもらうことが必要。

    ⑧ちびまる子ちゃん満点ゲットシリーズ@集英社
    ・~慣用句教室
    ・~ことわざ教室
    ・~四字熟語教室
    ・~作文教室

    ⑨朝日小学生新聞or毎日小学生新聞

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    ■適性検査対策学習向け教材(P77)

    ①考える力をつけるーひぐち先生の超・作文術@樋口裕一@学研
    小学生が論理的文章力を鍛えることができる良書。特に「高学年用」では、「作文と小論文の違い」、「小論文の書き方」が大きなテーマとして取り上げられているのが素晴らしい。

    ②公立中高一貫校適性検査対策問題集@学研
    適性検査にどんな問題が出題されるのか知りたい生徒におススメ。よく出題される内容をテーマごとに分類して、わかりやすい解説がそれぞれにあり、5-6年生だけでなく4年生でも取り組める問題も含まれているので、解けそうな問題を提示すれば適性検査へのハードルが下がるかも。

    ③公立中高一貫校をめざす適性検査対策問題集@文理
    「教科編」と「テーマ編」の2部構成。模擬試験もついているので一通りこなした後に実力試しもできる。聞き取り対策や作文問題の対策ができるCDがついているのもプラスポイント。

    ④公立中高一貫校適性検査問題集全国版(通称銀本)@みくに出版
    全国の多くの公立中高一貫校の適性検査が収録されているので、実践形式でとレーニングができるし、志望校の適性検査に傾向が似ている他校の過去問も解ける。さらに、難易度の低い公立中高一貫校の適性検査から始めて徐々に難度の高いものにあげていくという使い方も。

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    ■過去問演習のスケジュール(P100)
    理想は5年~6年1学期に生徒のレベルにあった公立中高一貫校の適性検査の過去問を演習し、6年1学期からは志望校&類似校の過去問演習を行う。
    100点満点中10点以下なら演習レベルを下げた方がいいが、20-30点取れているなら、とにかく解き続けることで、志望校の問題の難しさと制限時間に慣れることができる。

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    ■過去問演習のしかた(P104)
    ・できるだけ本番に近い形式(問題用紙や解答用紙)で解く。
    ・同じ過去問を続けて2回解き、1回目は制限時間内、2回目は制限時間ナシで。
    ・過去問を解いてから、解説し、間違い直しをして、1-2ヶ月後に再度やり直す。

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    ■作文添削のチェックポイント(P136)
    ①漢字や表現は正確であるか、誤字脱字はないか
    ②原稿用紙の使い方はきちんとできているか
    ③問題のテーマに沿って一貫した文章が書けているか
    ④作文全体が論理的に構成されているか。作文の構成はしっかりしているか
    ⑤例に出した体験談が論旨に合ったものであるか
    ⑥字数制限をきちんと守り、適切な字数の文章がかけているか
    ⑦社会的に適切な内容であるか
    ⑧独自性のある作文であるか
    ⑨「です、ます」調と「である」調や、「私」「僕」などを統一できているか
    ⑩綺麗ではなくても丁寧な字で書けているか
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著者プロフィール

東京大学経済学部卒。プロ数学講師。志進ゼミナール塾長。プロ家庭教師、SAPIXグループの個別指導塾の塾講師など15年以上の豊富な指導経験があり、常にキャンセル待ちの出る人気講師として活躍している。現在は、学習塾「志進ゼミナール」を主宰し、小学生から高校生に指導をおこなっている。毎年難関校に合格者を輩出している。数学が苦手な生徒の偏差値を18上げて難関高校(偏差値60台)に合格させるなど、着実に学力を伸ばす指導に定評がある。暗算法の開発や研究にも力を入れている。著書は、『小学校6年分の算数が教えられるほどよくわかる』(ベレ出版)、『小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)、『中学校3年間の算数が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)、『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方』(ダイヤモンド社)、『この1冊で一気におさらい! 小中学校9年分の算数・数学がわかる本』(ダイヤモンド社)など多数。

「2018年 『中学校3年分の数学が教えられるほどよくわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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