ひとり税理士の仕事術: 雇われない・雇わない働き方仕事も人生も楽しむ税理士

著者 :
  • 大蔵財務協会
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784754722388

感想・レビュー・書評

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  • ライフネット生命岩瀬さん
    司法試験に合格するも弁護士にならず
    「いろいろな法律事務所を訪問した僕の個人的な感想としては、みんなとても疲れた顔をしていて、精気が感じられない。そして何より、楽しく仕事をしている感じが伝わってこなかったのです。」

  • 自分もひとり税理士なのとよく通読している井ノ上先生の書籍なので購入。たった一人でも効率的に税理士業務を行う秘訣が余すことなく記載されていて好感が持てる。井ノ上先生の書籍は他の税理士によく見られる営業主義的なものがなく読んでいて嫌味な点がない。諸手を挙げて同感とは言えないが、学ぶ点が多かったな。独立したての税理士、会計士には打ってつけかな。
    P11
    税理士業界で「おかしい」と思ったこと
    ・あいさつをしない
    ・従業員を大切にしない
    ・お客様を馬鹿にする
    ・勉強しない
    ・上からモノを言う
    ・平気で時間に遅れる
    ・人が辞めても気にしない
    ・従業員に怒鳴る
    ・取引先に対して必要以上に威張る
    ・スタッフに仕事を任せてゴルフへ行く
    ・メール・電話の返事をしない
    ・仕事を教えない
    ・残業をさせて、残業代を払わない

    P81
    仕事を減らそう、減らそうと考えています。
    が、仕事はそれなりに増え続けています。
    仕事を増やすより、減らす方が難易度は高いです。

    P85
    お客様を紹介してくれる税理士紹介会社。
    「世の中からなくそう!」と思っていますし、私は利用するつもりはありません。
    私が利用することで、紹介会社の売上になれば、その会社が存続してしまうからです。

    P117
    昔、勤めていた事務所で、新人とある担当先へ出かけました。その新人が、担当先の経理の方へいろいろと話しかけるのですが、非常に口調が強いのです。
    「(会計データの)ここを直してください」
    「この請求書を見せてください」
    〜など、やたらと「ください」を連発します。
    私が気にしすぎなのかもしれませんが、「ください」というのは、やや強い表現です。
    話すとき、書くときには、やたらと使わないようにしています。

    P141
    時間の使い方のルールを自分なりに決めています。
    ・早朝起きる(日によって4時から6時)
    ・メルマガ、ブログ、経理、情報・PCの整理などをする
    ・午前中は原則アポを入れない
    ・17時以降はタスクをこなさない(出版以外)
    ・金・土・日は、税理士業務禁止(執筆、セミナー、コンサルティングはOK)
    これ以外は何をするかは自由です。

    P180
    例えば、次のようなことを口に出してしまえば、実際に自分が言葉の意味するようなものになるということです。
    ・忙しい
    ・バタバタ
    ・疲れた
    ・早いですね〜
    ・もうこんな時間
    ・もう○月
    ・名刺交換だけでも
    ・また、会いましょう(その気がないのに)
    ・何かあったら
    ・どこかでお会いできると
    ・機会があれば
    ・頑張る
    ・〜してあげる
    ・(人を)使う (業者を)使う
    ・落ち着いたら
    ・いつか
    ・緊張する
    ・あがる

  • この本には学ぶべきことがたくさん詰まっていました。自分はまだまだ足りていないところが多いと反省。
    「ひとり税理士」と、とても狭いターゲットに見えますが、税理士以外にも役立つ部分がかなり多かったです。

  • 教えるというスキルを磨くためにも、一般向けの税務会計の本をひたすら読むようにしているとのこと。なるほど。自分もこれをやってみよう。

  • これからの時代の税理士の仕事の仕方が分かった。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 ひとり税理士として独立する心構え/第2章 ひとり税理士の仕事のつくり方/第3章 お客様にどう対応すべきか/第4章 時間の使い方/第5章 心と体のマネジメント/第6章 スキルマネジメント/巻末付録 独立を後押しするナインストーリー

  • ・こういう仕事はしません。こういう人とは仕事ができません。とメッセージを送る
    ⇒自分が気持ちよく仕事するため、予め断っておくことが大事。

    ・仕事を引き受ける際のチェックリストを作成する(こういった人からの依頼は受けない )『ん?』と思ったときは、引き受けない。
    ⇒直感を大事にする。Trust my gut.

    ・税理士としての仕事はもちろん、プラスアルファで何か提供できることが大事です。
    →社労士業に留まらず、幅広く、利益の提供をする。

    ・単発の仕事は、顧問契約とはまた違ったスキルが要求され、磨かれる。
    →その場で結果を出す必要性がある、一発勝負。

    ・税理士の腕を発揮するのは、知識や経験ではなく、熱意。


  • ーーーーー山下2017/9/19ーーーーー
    【概要】
    税理士として開業し、従業員を雇用せず、影響力の拡大を目指す著者
    【評価】
     40点
    【共有したい内容】
    ・自分のメディアを持とう
    メディアを活用する際に心がけることは3つ
    自分を知ってもらう、なにが得意か知ってもらう、何が嫌いか知ってもらう
    これにより、自分に合った顧客、自分がストレスに感じない顧客を増やすことができる
    【読んだ方がいい人】
    開業して規模の拡大を目指している人
    【悪いところ】
    1つあたり1-3ページで読みやすいが、その分内容が軽い。
    【自由記述】
    本の内容自体は軽いが、毎日ブログ更新(アウトプットのため)は真似すべきであり、エクセルスキルを重要視している点(システム導入は便利だがコストがかかる)はなるほどと思う。
    SRAでもブログによるアウトプットの大切さは伝えられてはいるが実際には運用されていないため課題である。アウトプットで言えば、ブログ以外にも業務の中で仕事を教えることもアウトプットであり、バイトの人にいかにわかりやすく説明するかを意識するのが重要だと感じた。
    この社内でのアウトプットの練習は、逆にひとり税理士ではできない点である。

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著者プロフィール

井ノ上 陽一(いのうえ・よういち)
1972年大阪府生まれ。宮崎県育ち。
「経理業務の効率化」「会計とITの融合」を得意とする税理士。大学卒業後、総務省統計局に勤務し、数字の分析手法とITスキルを学ぶ。しかし、「独立して、数字とITで社会貢献したい」という思いから、税理士受験に挑戦。見事合格し、税理士資格を取得。2007年に独立を果たす。
「経理は難しくない! ひとり社長でもできる!」をモットーに、ITを駆使した効率の良い経理を経営者に伝えている。目標は、手書き伝票を使う、手間をかけすぎるといった「経理の古い慣習」を変えること。
業務効率化を得意とし、あるクライアントでは、Excelによる業務管理システムの導入とペーパーレス化の推進により、年間240時間分の業務を削減した。
税理士業務に加えて、セミナー・執筆などを通じて、「数字」「お金」「時間」「IT」に関する悩みを解決し、新しいワークスタイルを提案している。

「2023年 『【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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