ファシズムと文学 ヒトラーを支えた作家たち (池田浩士コレクション3)

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  • インパクト出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784755401657

作品紹介・あらすじ

我々のファシズムと対峙するために。ナチズムの何が人々の心情をとらえたのか。ファシズムの現場であるドイツ・ナチズムの文学表現と向き合い、その現場を直視するなかから抵抗の論理を探る。

感想・レビュー・書評

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  • ヒトラーが政権をとった1933年以降の、ナチズムを賞賛あるいは支持した文学について、作家たちと大衆の心理を分析していく。
    冒頭にロランとビンディングの間接的なやりとり(つまりナチの賛否)についての簡単な話があるが、そこが理解しやすいので長い割にはすんなりと読めた。プロパガンダと全体主義について理解が深まると思う。

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著者プロフィール

【著者】池田 浩士(いけだ・ひろし)
1940年大津市生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。
1968~2004年京都大学、2004~13年京都精華大学に在職。
専門分野はドイツ文学、現代文明論、ファシズム文化研究。
主著に『ファシズムと文学』(1978年、白水社)、『虚構のナチズム』(2004年、人文書院)、『子どもたちと話す 天皇ってなに?』(2010年、現代企画室)、『ヴァイマル憲法とヒトラー』(増補版=2022年、岩波現代文庫)、『抵抗者たち』(増補新版=2018年、共和国)、『ボランティアとファシズム』(2019年、人文書院)、『池田浩士コレクション』全10巻(2004~21年、インパクト出版会)。

「2024年 『福澤諭吉 幻の国・日本の創生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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