空気を読む力―急場を凌ぐコミュニケーションの極意 (アスキー新書 056)

著者 :
  • アスキー
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本棚登録 : 46
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756151377

作品紹介・あらすじ

ただ単純に「集団の意に沿う」というのは、旧石器的なKYへの対処法です。この本で提案したい放送作家的「空気を読む力」とは、集団の総意をつかみ、交通整理をして、最終的に自分の意見としてまとめてしまうという、いわゆるファシリテーター(物事を円滑に進める人)的能力なのです。これを身に付けると、空気を読む作業はしんどいコミュニケーションの「作法」としてではなく、さまざまなシチュエーションで威力を発揮する「武器」になります。

感想・レビュー・書評

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  • 「スベったと思われないためのちょっとしたコツ」を紹介。
    会話を必要とする様々な場面でも応用が可能かと。
    いかにひな壇芸人が頭を使っているかがわかる。

  • ブックオフで、安かったので購入して読んでみた。企画を通す上で、使えそうなテクニックもある。でも、感じたのは、この本で言う「空気を読む」というのは、言い訳の準備だなと。普段の会話で、なんか言いくるめられる傾向がある人が読むといいと思う。

  • 空気を読む力 それはおかしいだろとか、それは空気を読むとは言わないようなと思うところが多々あるのは自分が空気の読めない人間だからだろうか。と思ったらおわりにで自分なりに選んでとのこと。それなら最初に書いてハードル下げろよ。 http://bit.ly/bsJ3ad

  • 【要旨】
     「KY」が流行語となっている。空気を読む技術、これは集団の意に沿うコミュニケーションの「作法」と思われるが、それだけでなく、様々なシチュエーションで威力を発揮する「武器」にもなる。理想は集団の総意をつかみ交通整理をして、最終的に自分の意見としてまとめてしまうファシリテーター的な能力へと昇華させることである。
     さて、空気が読める人の共通点としては、「見え方の調整」をしていることである。まずはハードルを下げること。次に「自分へのツッコミ」によるエクスキューズの習慣があること。最後に「キャラを設定」していることである。こうした初期設定の上で、コミュニケーションの作法を心得るのがよい。相手のリアクションを計算することや、変な空気を削除してやることである。細かいテクニックとしては、「立ち位置」と「キャラ」をはっきりする、俯瞰してみると「場」の違和感が感じられツッコミやすい、パス出しは保険を用意する(予めデータを握った上で振る、自分のエピソードを保険として持っておく)ことなど注意すべき点は様々である。また、万が一、無茶の振りをされたら、何でもよいので即答すべきである。時間を掛けるだけハードルがあがってしまう。

    【感想】
     基本は合コンなどで使えると思った。
     皆で集まってワイワイやる時には、輪の中に入っていくよりも、それを客観的に見守るタイプだと思うから、合コンは苦手だし、そろそろキャラ変えようかなと思っていたところだったので、興味深かった。色んな意味で傍観者であることを辞めて、参加者になろうかなぁと思った。本書の内容で使えそうなところを実践してみようと思った。

    【目次】
    第1章 すべらないための初期設定
    第2章 空気を読んだコミュニケーションの作法
    第3章 TVのトークバラエティーに学ぶ実戦技術
    第4章 コミュニケーションにおける大人の危機回避術
    第5章 大人のコミュニケーションにおける周りと差をつける裏技
    第6章 ダメ人間でもできる会議の技術

  • 無敵の最強キャラはずばり
    「ピュアキャラ」
    つまり少年漫画の主人公キャラなのですねえ〜

    無鉄砲でも許される。空気読めなくても許される。
    全ての行動や言語は
    ぜーんぶ「情熱」「熱意」で通じちゃう!


    「天然最強説」の裏が取れました。
    永遠の少年、とてもすてきです。大好きです個人的にも

  • 最近流行の「空気を読む」ということについての本を一冊。やっぱ大事ですよ、空気!
    放送作家の人が書いているのだが、かなりの人間分析が出来ていて普通に感動してしまった!少しは見習わないと!また分析した結果の対処法が一つ一つ書かれているのが凄い。この人はいろいろな修羅場をくぐり抜けてきたのだなと勝手に思いました。

    空気が読める人になりたいと思うが実際にはなかなかなれない。そんな中、どうすればいいのか具体的に書かれている。相手への褒め方、すべったときの対処法、会議への参加の仕方、ライバルが出てきたときの対処法など小手先の技術が多いけれど、普通に使えそうです。しかし、キャラ設定まで決めるとなるとその人のもともとの性格も考えてなかなか実践は難しいんじゃないかと思いました。まぁその気になればなんでも出来るのかもしれませんが・・・。
    自分の見え方をプロデュースする能力というのはとても大事だと思うので頑張って身に付けたいですね。

    調子に乗るとたまに出る「俺が」欲求とか書かれていておもしろいです。みんな気をつけましょう!文章中に出てくる例を読むと「あ〜こういう奴いるな」と納得いくのでかなり楽しめるかもしれません。身近な人が出てくると思わず笑いますが、自分だと萎えますwww

    世の中には狙ってKYと呼ばれてる人もいるので、空気が読める=正しいとも限りませんが、読めないよりは読める方が良いと思うので少しでも空気を読み、様々な状況に対応できる人になりたいですね。しかし遠い道のりだなぁ。。笑

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