パラレルワールド御土産帳

  • パイインターナショナル
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本棚登録 : 292
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756245977

感想・レビュー・書評

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  • 2015年6月初版
    穂村弘 / パンタグラフ 著
    ==

    モノの進歩がもし違う方向に進んでいたら… というパラレルワールドからのお土産を紹介していく、というコンセプトで奇想天外なアイテムを集めた写真集。

    なかなか、アイデアのヒントをもらえる面白い本でした!すべてのお土産はCGではなく、パンタグラフさんが立体造形で作っているので、そこもなんとも言えない味わいが出ていて面白かった。

    USBおみくじ
    パソコン挿入欲求解消機
    文字化け事典

    この辺が秀逸かなと思います。

  • ちょっとずれたありそうでやっぱりないガジェットのカタログ。実際に作っちゃったところが面白いところ。私は「監視時計」(50P)が好きです。「ここから送られた映像を巨大な鳩が見ているらしい」という穂村さんの解説文、かわいいようなこわいような(笑)。

  • 架空の世界のお土産という設定で作られた茶目っ気のある品々。値段なんかも設定されていて、なかなか細かい。「書籍データ圧縮機」とかいいな。収録作品がパソコン系のものが多いなと思ったら、『日経パソコン』の表紙に使われていたものだとか。なるほど、って感じです。

  • 先日、パラレルワールドに行ってきた。
    あちらの世界は、こちらの世界と、ぱっと見はだいたい同じ。
    日用品でも、ビシネスツールでも、こちらの世界にあるモノはほとんどあちらの世界にもある。
    ただ、よく見るとなんだが微妙に違っている。
    進化の分岐点における運命の誤差が、そのような違いを生み出したのだろう。
    あちらの世界の道具たちの中には、こちらの世界にもあったらいいなあと思えるものが幾つもあった。
    (P.004)

  • なんだか電子系が多いな、と思ってたら元は「日経パソコン」表紙に使用されていたものとのこと。なるほど。

  • デジタルとアナログのあわいに落ちた”便利ってなんだったっけ・・??”のグッズたち。とてもかわいく楽しく、まとまって写真集になっていると見ているだけで楽しい。

  •  こちらの世界と別次元のパラレルワールドでもらったお土産たち。向こうの世界ではこの機能を重視してこういうふうに進化させたんだなあ(笑)といろいろ想像が膨らみます。
    (YA担当/なこ)夏休みに読みたいおすすめの本

  • 妄想がかたちになったワクワク感! レトロとミライの間。それにしても精巧にできていて、売っていたらほしくなっちゃう。ちょっとだけずれた世界のカタログ。

  • 思わずクスリと笑っちゃうパラレル世界の御土産帳。
    凝り固まった頭にどうぞ。

    個人的には甘党ハッカー御用達のマウス菓子がとても欲しい。
    現実で車型のマウスが発売されたんだから、お菓子のマウスがあってもいいじゃないか。

  • 4枚同時に再生できるLPプレーヤーやスマホ型の双眼鏡など、誰得?って感じだけど心が躍ってしまうヘンテコなガジェットたちを、穂村弘が紹介する架空のカタログ集。

    popeye 2015年 AUGUST Issue820
    TO DO LISTより引用

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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