- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756248268
作品紹介・あらすじ
稲川淳二、南伸坊、レディ・ガガ、さらに王羲之などの古典文字から道ばたで拾った名も無き文字まで。手書き文字収集家井原奈津子が考察する、あんな文字、こんな文字。きれいな文字も、汚い文字も、みんなちがって、みんな美しい!くせ字練習帳付き!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
素晴らしい!!めちゃくちゃ面白い!
よくこんなにも色んな方面から集めたなぁ、とびっくりする。あと筆者の想像力がものすごく豊か!w
稲川淳二さんの字が特に好き。フォントを作ってほしいくらい素敵!こわいなこわいな〜のイメージしかなかった(浅くて申し訳ないw)から、ギャップがすごい!とてもロマンチックな字。
あと、フォントを手本に書いている人の文字も面白い。
母に聖子ちゃんの文字や丸文字40年史などを見せてみたら、とても盛り上がった。母の文字もたしかにこんな感じだ…!
私たちの世代はスマホが普及してきて、文字を書くことがめっきり少なくなってしまったから、こういう面白くて愛おしいクセ字がものすごい勢いで衰退してしまっている、、悲しい!
最後まで読んでみようと思う。 -
面白かった。
自分は字が下手くそで、上手くなりたいなーって思っていました。でも、この本を読んで字には上手い下手の他に個性ってあう見方があるんだ!ってわかりました。
本の内容もサブカルよりなので色々ライトなきもちで読めました! -
色んな手書き文字が収録してある。
頭から終わりまでみっちり読むというよりは、雑誌のようにパラパラみて気になるものを見ていく感じ。
稲川淳二さんと佐藤修悦さんの文字は絶対入っているだろうなと思っていたので入っていてしめしめと思いながら舐めるように見た。
美しい文字やデザイン性の高い文字はエンタメだ。
ドンキのポップとかも手書きでかなり特徴的だけど、それは入っていなかったのでやっぱり井原さんとしては「その人独自の文字」に味わいを感じるんだろうな。
最後の方で芸能人の文字をカテゴライズしてあり、「芸能界達筆王」や「字に対して何とも思ってない系」の中に片岡鶴太郎だけ単独で「鶴太郎」とされていて笑った。 -
様々なくせ字を集め、解説されている。
くせ字と言っても、汚い字というわけではない。
美文字の教科書には載らないが、個性的でデザイン性が高く、こんな字を書きたいと思わせられるものもある。
ギャル文字世代なので、その紹介ページに載っていた字が友人のものと似すぎていて驚いた。
私は流行りに乗れず、普通よりちょっとだけ綺麗よりという中途半端な字を書いていた。当時はプリクラに書いて映えるようなあの字が羨ましかったな。 -
くせ字といっても、悪筆についての本ではない。
病的なまでのこだわりがみえる筆跡から見せることを意識していない走り書きまで、タレントの書き文字や映画の字幕・・・筆者が収集した多種多様な手書き文字が収録されていてとても面白い。
聖子ちゃんの丸文字とサンリオのいちご新聞の文字が懐かしすぎて涙。 -
面白かった。著者が手書き文字を愛しているのがすごく伝わってくる。アラビア文字との比較のあたりが大真面目にふざけてて、読みながら笑った。マニアだと思う。
グラフィックデザイナーをされていたとわかって、本当に良かったと思った。こんなに文字を愛している人がつくべき職業だと思う。
子供の頃からの収集っていうのが素晴らしいし、有名無名にこだわってなくてすごい字勢ぞろい。
本を書くためにコンタクトをとってから明かされる事実、なども載っていて、字を巡る推理小説のようでもある。
これからもいい文字を収集し続けて、第二弾で研究の成果を共有してほしいものです。 -
面白い!誰かの手書き文字を、書かれている内容ではなく、その形に注目して見ることがなかった。でも、この本でその体験ができて、新しい世界が開いた気がする。今後、手書き文字を見たら、どんな人が書いたのか、想像が膨らみそう。
-
いろんな人のくせ字を収集した本。すごい悪筆でも味があって、なんかいい。なかなかおもしろかった。丸文字は中学ぐらいの時にがんばって書こうとした思い出。自分の字は人にどんな印象をあたえるんだろう。今後、手書き文字に逐一注目しちゃいそうです。