- Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756253651
作品紹介・あらすじ
シートに沿って書き込むだけでオリジナル作品の要となる「世界観」がまとまる魔法のノート
オリジナル作品をつくるための要は、キャラクターを生き生きと動かし、ストーリーに奥行きを生む、物語の「世界観」。主人公が暮らす土地や風土、文化など「世界観」を考える作業は決める要素が多く、初めて物語を書く人にとっては難易度の高いもの。本書は、この世界観をどのように構築するのかを解説するとともに、異世界ファンタジーや、近未来のストーリーなどのジャンル別に、読者が実際に設定を書き込めるノートを掲載。
第1章 世界観創作解説
現実の世界を知ろう
ー世界はどんな要素で成り立っている?ー
歴史
文化
宗教
国家
階級etc..
第2章 世界観創作ノート
異世界ファンタジー
近未来
現代ファンタジー
遠未来
学園都市
第3章 創作ノートテンプレート
感想・レビュー・書評
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主にSF・ファンタジーの世界観向けでした。
軍の階級なども載っていて物語好きには嬉しい一冊です!
私はSFもファンタジーもあまり得意ではないけど、この本を見てから「うわぁ!めっちゃいい世界観!」と思うところが多々あったので、私的には満足です!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語を創作するのに、その世界観をどうやって設定するのか、どんな要素についてどのように設定していくのかを具体的に解説した本。後半は「異世界ファンタジー」、「近未来」、「現代ファンタジー」、「遠未来」、「学園都市」という5つのジャンル(?)についての例になっていて、その設定からどのようなストーリーが生まれてくるのかという可能性が紹介されている。
学校の文化祭での出し物で「トロッコ」をやることになったが、単に人を乗せて走り回るだけでなく、「ストーリー」があった方がいいと、担任のおれが言い出し、そのためには世界観を設定しよう、と提案したものの、何を設定すれば良いのかはよく分からず、検索して出てきた本。でも結局、忙し過ぎてこの本を読むことはなく、適当なストーリーだけ設定して実施してしまい、結局文化祭も何も関係なくなった1年半以上後になって、この正月に読んだ。
あんまりこういう本を読んだことがなく、面白そうだな、とは思って買ったものの、「歴史」、「文化」、「宗教」、「国家」、「階級」、「地形・気候」…と設定する要素が紹介されるが、どれも一般的にこういうものがある、という広く浅い感じの解説が続き、なんかとっても浅い地理の授業?みたいな感じですごい楽しめた訳ではなかった。たぶん自分が本当に物語を作るわけじゃないので、ただの読み物として通読した結果だからこうなったのだろうけど、別に理解が深まる訳ではなく、ふーんこんなことも考えないといけないのねー、という感じで終わってしまった。「ファンタジックな存在」、「ファンタジーの種類」の部分は地理の授業ではないようなストーリー設定ならではの部分で、その辺はちょっと面白かったかな。「軍の階級」とか「ヨーロッパの爵位」の表とか、確かにこれを間違えると変なことになるし、他ではあんまり見ない内容だったので面白かった。
後半、5つの設定で具体的な物語が立ち上がる部分を見せてくれるが、これは結構面白く、これ本当に作品にならないかな、読んでみたいな、と思った。「遠未来」が一番面白そう。なんか「トゥルーマン・ショー」みたいな?話が好き。「学園都市」も想像してた感じとちょっと違って、気になる。「現代ファンタジー」は練馬が舞台なのにファンタジックな要素がちりばめられていて、映画とかになりそう。…という感じで、うまく使えば、本当にすごいアイデアが生まれて面白い物語が出来るのかもしれない。こう考えると、最近読んだ『横浜駅SF』っていう作品はすごいちゃんとした「世界観」が構築されていたなあと思った。(24/01/05) -
装丁から想像した重厚ファンタジックな内容とは異なり、現実的で当たり前のことが書かれているあっさりとした本だった。
まだ世間を知らないティーンズ向けといった印象。
創作の世界観設定において、問題の整理に役立つかもしれない。
ただ本当に、生きていれば気づく当たり前のことだけが書かれているので、創造や発想のヒントにはならない。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/770415 -
まず表紙とかが箔押しなのでテンションが上がる。
調べたらよくみるような内容もあるが、これを読んで足がかりとして調べるのに適している。
後半は書き込む事を前提にした構成なので、何回も描きたいのでこの部分だけのノートがあったら嬉しいとは思う(自作でテンプレートすればいいだろうけど)