366日 風景画をめぐる旅

著者 :
  • パイインターナショナル
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本棚登録 : 707
感想 : 35
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  • / ISBN・EAN: 9784756254450

作品紹介・あらすじ

出かけよう、美しい絵画の旅へーー。1日1作品、風景画の名作を楽しもう!

花が香り咲く春、夏は舟遊び、秋は紅葉が野山を彩り、冬は美しい雪景色…。モネ、ルノワール、ゴッホ、クリムトなどの巨匠たちの名作から、北欧やロシアなどの知られざる作品まで、1日1点、366の風景画を収録。楽しくわかりやすい解説で、絵画の見方や知識も身につきます。

感想・レビュー・書評

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  • 購入するまで、迷いましたが、買って良かったです。
    眠れない夜に、絵を眺めます。
    好きな絵が、たくさんありました。
    エドヴァルド・ムンクの『太陽』、素敵…。
    では、そろそろ眠ります。

    読んでいただいて、ありがとうございます。



    • goya626さん
      りまのさん
      ふふふ、買われましたか。手元にぜひ置いておくべき本ですよ。この著者の本はみないいですよ。室内画のものを今読んでいるというか見て...
      りまのさん
      ふふふ、買われましたか。手元にぜひ置いておくべき本ですよ。この著者の本はみないいですよ。室内画のものを今読んでいるというか見ていますが、これまた素晴らしいですよ。
      2023/02/12
    • りまのさん
      goya626さん
      うふふ、goya626さんのレビューを読んで、購入を決めたのです。買った日に、全部の絵を、見てしまいました。眠れない夜な...
      goya626さん
      うふふ、goya626さんのレビューを読んで、購入を決めたのです。買った日に、全部の絵を、見てしまいました。眠れない夜などに、また見ています。気持ちが落ち着きます。
      どうもありがとうございます〜(*^_^*)
      2023/02/12
  • 風景画が少しでも好きだったら絶対に持っておくべき本だと思う。366回以上感動する。うわあ、風景画ってなんていいんだろうと思う。366日分の風景画が季節に合わせて載っていて、簡単な解説がある。この解説も気が利いていていい。なんといっても、今まで知らなかった画家の風景画が多数紹介されていて、それがまた最高。好きになった画家がいっぱい増えた。

    • lem@本郷文学散歩編  さん
      goya626さん
      とても良い本でした!ご紹介いただきありがとうございました。
      goya626さん
      とても良い本でした!ご紹介いただきありがとうございました。
      2022/12/18
    • goya626さん
      lemさん
      コメントありがとうございます。
      lemさん
      コメントありがとうございます。
      2022/12/19
  • 美術方面にはあまり関心を寄せてこなかったので絵の見方とか全然わからないのだけど、5552さんのレビューに風景画を旅するように眺めるって素敵だなぁと、またコメントをやりとりさせていただいて1枚の風景画から無限に広がる世界を感じられるんだということを教えていただき、ワクワクしながら本を手にとった。

    とても素敵な本だった。
    366日分の美しい絵画の旅。
    その重みをずっしりと感じながら、まずはわたしの誕生日の風景画を眺める。
    ジョン・アトキンソン・グリムショウ「月光の中の人影」。夜景や夜空、夜の風景が好きなわたしにはぴったりだった。
    木々に隠れた月が放つ光。浮かび上がる人影。夜でありながら夜でないような空の色。その夜空には星がひとつ。不思議な雰囲気が漂う、まるで小説の一場面のような絵。

    何度も繰り返しページをめくっているうちに、わたしはどうやら風景画に関しては写実主義的な画家の絵が好きなんだということに気づいた。
    空想好き、ロマンチック派のわたしなので、光によるさまざまな世界をとらえた、モネやルノワールなどの印象派の絵が好みだと思い込んでいたのでこれは意外だった。

    なかでも自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いた「バルビゾン派」の画家たちの絵にとても惹かれた。
    そして知ったのは、自然の美を描いた「バルビゾン派」の姿勢が「印象派」の光の表現につながっていったってこと。
    そうだったんだ。もしかしたらわたしが好きなのは写実主義とか印象派とか、そういうことじゃなくて、心惹かれたバルビゾン派から印象派へと受け継がれる光の描きかたが好きなのかもしれない。

    バルビゾン派の画家たち。
    ジャン=フランソワ・ミレーの「春」。
    黒い雲で覆われた空に架かる虹。でもよく見るとその向こうには青空が広がっていて。雨あがりだろう、空の下には遠く小さく描かれた人。手前には畑。
    それらの自然の風景に神秘さを感じ、泣きたくなるのはなぜだろう。
    この絵の解釈をネットで少しばかり拾い読みしたのだけれど、ひとつひとつのモチーフに込められた意味を知り驚いた。
    そうか、絵とはこんなにも画家の想いが込められているものなんだ。絵画を観賞することの奥深さに感嘆する。
    シャルル=フランソワ・ドービニーの「日当たりのよい小川のある風景」や、ジャン=バティスト・カミーユ・コローの「モルトフォンテーヌの思い出」。光と影が織り成すのは神聖なる雰囲気。この静寂な世界にじっと留まりたくなる。

    そんななかでもテオドール・ルソー「リル=アダムの森の並木道」には目が離せなかった。
    わたしは森に吸い込まれる。木々、牛飼い、牛たち。絵に描かれた全てのものたちが、わたしの目の前で動きだす。森の匂い、木々のざわめきにハッとする。
    テオドール・ルソーの描く森の絵にはとても惹かれた。もっとルソーの描く森を眺めてみたい。

    見たこともない美しい世界に癒された。神秘さに胸を高鳴らせた。ときにはゾワゾワと背筋が寒くなるよう風景もあったけれど、そこから広がる物語の世界を想像すると、とても楽しかった。
    幸せな絵画の旅だった。

    • 地球っこさん
      5552さん、ただいまー!
      はぁ、まだまだ現実に戻りたくなかったですよ〰️

      素敵な本を紹介してくださり、ありがとうございました。

      ふふふ...
      5552さん、ただいまー!
      はぁ、まだまだ現実に戻りたくなかったですよ〰️

      素敵な本を紹介してくださり、ありがとうございました。

      ふふふ、ほんとにね、画家のみなさんも驚いてることでしょう。
      わたしは知らない画家さんが多くて、その方たちの絵にとても惹かれちゃったので、すごく新鮮でした。

      ゴッホは「星月夜」気になります。いいですよね。ゴッホの青は好きです。

      以前読んだ本に、宮沢賢治は電波にとても興味を持っていて、「光は粒子である」と考えていた。
      「光は粒子であり、波である」ということを心象でとらる賢治にとって、一文字を粒子とするなら、その集合系である詩は波だった。
      『春と修羅』の詩の一部には視覚的な波がつくりだされている。

      また画家ゴッホも光に対する感受性は飛び抜けていて、波打つ糸杉もうずまく日輪も絵の具という粒子によって描いた光の波のようだ……みたいなことが書かれていました。

      それからゴッホのグルグルした夜の空を見ると、あの渦巻きは光の粒子が波となってるんだなぁと想像するようになりました。
      ゴッホも宮沢賢治も、わたしたちとは違うものが夜空に見えていたんでしょうね、きっと。

      あとわたしはクリムトの「接吻」とか、9歳の少女を描いた「メーダ・プリマヴェージの肖像」が好きなのですが、そんなクリムトが風景画を描いていたことにびっくりしました。

      いろんな発見をさせていただき、本当に楽しい読書でした。
      5552さん、ありがとうございました(*>∀<*)
      2022/02/07
    • Reyさん
      地球っこさん
      こんにちは、いつも「いいね」ありがとうございます。
      私も5552さんのレビューからこの本が気になっていたところ、地球っこさんの...
      地球っこさん
      こんにちは、いつも「いいね」ありがとうございます。
      私も5552さんのレビューからこの本が気になっていたところ、地球っこさんのレビューも拝見して、読んでみたくなりました。
      本が手に入ったら、自分の誕生日の風景画をワクワクしながらめくってみようと思います!
      (横から失礼いたしました)
      2022/02/11
    • 地球っこさん
      Reyさん、こんにちは。

      こちらこそいつもありがとうございます。

      とても素敵な本でしたよ。
      5552さんに感謝です。

      ブクログって、ブ...
      Reyさん、こんにちは。

      こちらこそいつもありがとうございます。

      とても素敵な本でしたよ。
      5552さんに感謝です。

      ブクログって、ブク友さんを通じた本との出会いがあるから楽しいですよね。
      なんというか読書部の仲間からのオススメって感じかな?ブックガイドから読みたい本を探すのとはちょっと違う、身近さを感じるというか。
      「読みましたよ~」と感想を言いあえるのがいいなと思ってます。

      この本を読んじゃったら、風景画の魅力にハマること間違いなしです。
      そして、ふふふ、自分の誕生日の風景画って気になりますよね~

      ワクワクしながらめくっちゃってくださいませ♪
      2022/02/11
  • これは所有したくなるアートブックですね!
    極上のアート水先案内人、海野弘さんの解説とともに、西洋の風景画を旅するように眺める。
    その数366枚。
    この本を借りてきてまず始めにやったことは、自分の誕生日の日のアートのページを、ドキドキしながらめくることでした。
    その後もふと思いついたときに、パカッと開き、パラパラとめくり、気が向いたら解説を読んで、と、自由に読み進めています。

    月の始めの扉には、その月にふさわしい詩が掲げられている。ひと月ごとにベースの紙の色も変化し、横からみるとまるで虹のようです。

    掲載されている画家は、ルノアール、モネ、ゴッホ、ルソー、など、超有名な画家から、あまり名の知られていない画家まで、多彩なラインナップ。

    表紙の絵はルノアール。
    よく見ると小船に乗ったお嬢さんがたが、こっちを向いていますね。
    ルノアールが自分たちを描いているのに気づいたんでしょうか。
    この二人の視線を追うことで、絵の枠外の、ルノアール自身の存在を強く感じます。

    他にもシリーズがある。

    • 5552さん
      地球っこさん、おはようございます♪

      やっぱり自分の誕生日のアート、気になりますよね!
      素敵な風景画ばかりで、知らない土地に旅に行った...
      地球っこさん、おはようございます♪

      やっぱり自分の誕生日のアート、気になりますよね!
      素敵な風景画ばかりで、知らない土地に旅に行った気分になれました。

      ところで、こちらご存知でしたか?
      ブクログの2021ベストユーザーアワードで地球っこさんがSILVER賞に選ばれてましたよ!
      https://booklog.jp/best-user/2021/index.html
      おめでとうございます!
      2022/01/29
    • 地球っこさん
      5552さん
      おはようございます♪

      「ルノアールが自分たちを描いているのに気づいたんでしょうか。」
      この5552さんの表紙の絵についての1...
      5552さん
      おはようございます♪

      「ルノアールが自分たちを描いているのに気づいたんでしょうか。」
      この5552さんの表紙の絵についての1文に、風景画のなかの世界に妄想が広がって、とても興味がわきました。

      絵の見方はわかりませんが、それでも描かれた美しい風景をじっくりと眺めて楽しみたいと思います(’-’*)♪
      もうすでに風景画に虜になってしまう予感がしてます。

      それからベストユーザーアワードの件、教えてくださりありがとうございます!
      わたしもつい先日知りました。
      わたしにとってブクログは、「好き」という気持ちを気兼ねなくおもいっきり出せる唯一の場所なんですよね。
      好きなもの(今は韓国ドラマですが)にはつい妄想が暴走してしまう感想レビューに、あとで恥ずかしくなっちゃうのですが……(^^;、

      今年も5552さんの素敵なレビューに、気づきを与えていただいたり、ドキドキワクワクさせていただいたりできること楽しみにしてます!
      ありがとうございました。
      2022/01/29
    • 5552さん
      地球っこさん、こんにちは♪

      風景画も若い頃はあー、花ね、雪ねー。みたいな感じで全く魅力を感じなくて…。
      でも最近は、一枚の風景画から...
      地球っこさん、こんにちは♪

      風景画も若い頃はあー、花ね、雪ねー。みたいな感じで全く魅力を感じなくて…。
      でも最近は、一枚の風景画から、その風景を描いた画家の想いや、その時代のこと、そこに描かれる、確かに生きていた人々のことなど、無限に広がる世界に圧倒されます。

      地球っこさんの「好き」のパワーはタブレットの画面越しからもしっかり伝わってきますよ。
      ブクログレビューを書いていると、妄想が暴走しちゃうのもよーく分かります。
      私もお仲間かもしれません。

      地球っこさんの、「好き」がキラキラあふれているようなレビュー、今年も楽しみにしています!
      2022/01/29
  • 5552さん、地球っこさんがきっかけで手に取った本です。

    本書を読み、「ロシア人画家ってこんなに多くの風景画を描いてたんだ!」という感想を持ちました。(著者が早大ロシア文学科卒だから、多めの選定だったのか?)

    各月で気になった絵を列挙してみると、自分の好みを発見できて面白かったです。

    私の場合、本書で初めて知った画家ですが、「アレクサンドル・ゴローヴィン」と「ニコライ・ドゥボフスコイ」というロシア世紀末「銀の時代」の作風が気に入りました。
    アレクサンドル・ゴローヴィンは、舞台美術家で成功し、空間を豪華に演出するのを得意としていたようです。
    私の憶測ですが、ロシアはバレエ文化もあり、舞台の大道具の1つである背景幕から、油絵の風景画へ発展する素地があったのかもしれません。

    そしてもう1人、「ヴィヤール」の繊細な画風が好みです。下地の茶系統を隙間から見せつつ、その上から有彩色を乗せている画風がグラフィック的でオシャレです。一見すると暗い色相ですが、実物の絵画を見ると明るく優しい日差しを感じます。

    ちなみに、4歳児の我が子も夢中で本書を読み、親子で好きな絵を語り合って楽しい時間を過ごせました。子どもは、薔薇色に描かれたセルギイ大修道院の絵と、オックスフォードのお花畑の明るい色が好みだったようです。

    以下、個人的に好みだった絵です。
    ---------------------------------
    1月:
    アンリ・ル・シダネル
    「花火、ヴェネツィアの冬の朝」

    2月:
    ニコライ・ドゥボフスコイ
    「冬のセルギエフ・ポサードの至聖三者聖セルギイ大修道院」

    3月:
    フェルディナント・ホドラー
    「シュヴァルツェ・ルチネ川」

    4月:
    アレクサンドル・ゴローヴィン
    「白樺(シダレカンバ)」

    5月:
    チャールズ・エドウィン・フラワー
    「オックスフォード、イースト・ヘンドレットのキングス・マナー・ガーデン」

    6月:
    エドゥアール・ヴィヤール
    「ヴァンティミーユ広場」

    7月:
    エドゥアール・ヴィヤール
    「広場」

    8月:
    カール・ラーション
    「ザリガニ釣り」

    9月:
    ジャン=フランソワ・ミレー
    「星の夜」

    10月:
    フェリックス・ヴァロットン
    「シェルマットの景色」

    11月:
    アレクサンドル・ゴローヴィン
    「パヴロフスクの景色」

    12月:
    ボリス・クストーディエフ
    「クリスマス・マーケット」
    ---------------------------------
    ※巻末で画家ごとに索引がまとめられており、見やすい構成でした。

    • 地球っこさん
      Reyさん、こんばんは☆彡

      うわぁ、わたしの好きな絵にも注目してくださったんですね。なんだか嬉しいです、ありがとうございます♪

      Reyさ...
      Reyさん、こんばんは☆彡

      うわぁ、わたしの好きな絵にも注目してくださったんですね。なんだか嬉しいです、ありがとうございます♪

      Reyさんのお好みの絵を眺めてみると、わたしもロシア世紀末「銀の時代」の作風が、今日はとても気に入りました。
      とくに2月の「冬のセルギエフ・ポサードの………」と4月の「白樺」です。
      「白樺」は解説のとおり、本当に露台から誰か登場しそうな舞台のよう。
      Reyさんのおっしゃるとおり、ロシアの風景画はバレエ文化も関係したのかもしれませんね、なるほどです!

      こちらこそ、今後とも宜しくお願いします♡
      2022/03/28
    • Reyさん
      5552さん

      おはようございます、コメントありがとうございます!
      そうですね、読書の輪が広がっていくのが楽しいです♪レビューのおかげで、新...
      5552さん

      おはようございます、コメントありがとうございます!
      そうですね、読書の輪が広がっていくのが楽しいです♪レビューのおかげで、新しい本に出会えるので本当にありがたいです。

      5552さんのレビューの表紙の絵について、視線の向きから想像する物語の考察が素敵でした。
      今後ともよろしくお願いします!
      2022/03/29
    • Reyさん
      地球っこさん

      おはようございます。
      地球っこさんも含め、皆さんのお気に入りの絵のレビューを読むと、「そう言う視点があったのか」と新鮮な気持...
      地球っこさん

      おはようございます。
      地球っこさんも含め、皆さんのお気に入りの絵のレビューを読むと、「そう言う視点があったのか」と新鮮な気持ちになりました。
      マイナーなロシアの風景画について、本書で知れて大きな収穫でした!
      2022/03/29
  • 原田マハさんの本で、絵画に興味を持ちました。凄くボリュームのある本で、読むと言うより絵の鑑賞をする本ですが、絵の中に広がる風景や、音や匂いまで伝わってくるようで、呼びかけたら絵の中の人物が振り向くのではないかと思うような感覚になります。

    • アールグレイさん
      こんにちは、bomayuさん!
      ・・・・この本は、きっと癒されますね(-_-)
      ホームステイの今、例年なら実家へ行くのに・・・と思ってしまい...
      こんにちは、bomayuさん!
      ・・・・この本は、きっと癒されますね(-_-)
      ホームステイの今、例年なら実家へ行くのに・・・と思ってしまいます。本でも読んでるかァという感じでしょうか。市内にあるイトーヨーカドー内の本屋さんは閉まっています。え~ッ!という感じです。駅前の本屋は、同じ位の面積ですが開いています。路面店だからでしょうか。bomayuさんは神奈川?私の記憶違いだったらごめんなさい。
      o(^-^)o
      2021/04/30
    • bomayuさん
      ゆうママさん、こんにちは。はい!神奈川です。東京を中心に大型商業施設はあちこち閉まってます。ご実家に帰れないのは残念ですね。素敵な本をたくさ...
      ゆうママさん、こんにちは。はい!神奈川です。東京を中心に大型商業施設はあちこち閉まってます。ご実家に帰れないのは残念ですね。素敵な本をたくさん読んで下さい。私も読書のステイホームGWです。
      2021/04/30
  • ブクログさんのレビューを読んで見たくなった本なのに、とうとう返却日が来てしまいました。できることなら手元に置いて、その日ごとに毎日繰って眺めたい!1日1話だったら『366日 物語のある絵画』も面白そう。うーん、『366日絵のなかの部屋をめぐる旅』『ヴァージニア・ステレット 知られざるアメリカの女性挿絵画家』『北欧の挿絵とおとぎ話の世界』もと目移りしてしまう。海野弘さんが早稲田大学ロシア文学科を専攻されているのも興味深い。海野さんは1939年生まれで今年4月に逝去されている。そういえば五木寛之さんも早稲田露文科だった記憶がある。五木さんは1932年生まれだ。ロシア(ソ連)?に対しての印象は決して悪いものではなかった。世界史を習いたての高校生の頃は、社会主義を目指す皆が平等の理想国家のようなイメージを抱いていた。大学時代に傾倒した五木さん、『青春の門』から続けて読んだ本のタイトルを思い出しながらそう思った。変ってしまったロシアという国、勉強不足で恥ずかしながら…

  • goya626さんの本棚で見かけて面白そうと思って読んでみました。

    「《風景画》は絵による詩ではないだろうか」(p10)
    今まで風景画の見方がよくわからなかったのですが、著者のこの一言はまさに革命的でした。

    詩的な解説がとてもよくて、読むと読まないとで絵の印象がガラッと変わるくらいです。
    例えばムンクの「白夜」(p207)では「世界はここに終わり、そしてここにはじまる」とカッコいいです。

    意外なところではクリムトやルノワールがたくさん風景画を描いており、そのどれもが良いものばかりでした。
    現時点のお気に入りは、シスレーの青、モネのライラックなど鮮やかな色が自分は好きみたいです。中にはルソーの「橋のある風景」(p238)など切ないものもあり絵の鑑賞の奥深さを知りました。
    「風景は画家から人々へ贈られる。」(p299)という言葉通り素敵な発見ばかりで、手元に置いて一年中見ていたい本だなと思いました。


    • lem@本郷文学散歩編  さん
      goya626さんコメントありがとうございます!
      確かに座右の書ですね。ロシアにこんなに素晴らしい画家がたくさんいることは初めて知りました。...
      goya626さんコメントありがとうございます!
      確かに座右の書ですね。ロシアにこんなに素晴らしい画家がたくさんいることは初めて知りました。
      良い本をご紹介いただきありがとうございました。
      2022/12/19
    • goya626さん
      lemさん
      366日シリーズはいろいろあるようです。「366日絵のなかの部屋をめぐる旅」を買っちゃいました。今、じっくり少しずつ見て読んで...
      lemさん
      366日シリーズはいろいろあるようです。「366日絵のなかの部屋をめぐる旅」を買っちゃいました。今、じっくり少しずつ見て読んでいます。レビューを上げるのは何か月か先かな。
      2022/12/20
    • lem@本郷文学散歩編  さん
      goya626さん、良い情報ありがとうございます!
      色んなシリーズがあるんですね。ちょっと図書館で探してみます。goya626さんのレビュー...
      goya626さん、良い情報ありがとうございます!
      色んなシリーズがあるんですね。ちょっと図書館で探してみます。goya626さんのレビューも楽しみにしております。
      2022/12/21
  • 持ってないけど、本屋で見てすごく良かった。
    通な作品も取りあげられている。
    手元において毎日ページを捲りたい。

  • このシリーズいろいろ出ていてどれも手元に置きたいくらいだけど、そうもいかず・・・。大好きな風景画がテーマの一冊を購入。棚に飾って、寝る前とかに見ている。ロシア方面など知らなかった画家とも出会えてたのしい。

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著者プロフィール

美術評論家。1976年から平凡社『太陽』の編集長を務めた後、独立。幅広い分野で執筆を行う。

「2023年 『アジア・中東の装飾と文様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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