都市の解剖学―建築/身体の剥離・斬首・腐爛

著者 :
  • ありな書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756611192

作品紹介・あらすじ

視線という擬似的なメスによって、皮膚を剥がされつつある都市――本書を貫くのは、このイメージである。ここで言う皮膚とは、単なる被覆物や表層の擬人的メタファーではない。内部と外部とが互いに絶えず陥入しあい、可視的なものと不可視のものとが反転をくりかえす、撞着と葛藤のトポスである。表層の崩落は、終焉の予兆であり、あるいは凋落と頽廃の反映である。カナレットの描いたヴェネツィア、ピラネージが再現しようとした古代ローマ、……ルドゥーが不遇の晩年に夢見たユートピア、フランス革命期のアポカリプティックな建築表象、そして一九世紀文学が描きだした比喩としての腐爛の皮膚と血膿。ここで問題となるのは、建築や身体そのものではなくそのイメージである。

著者プロフィール

和洋女子大学人文学部教授。専門は表象文化論、とりわけ空間と身体にまつわるイメージ・言説分析。著書に『ユートピア都市の書法──クロード゠ニコラ・ルドゥの建築思想』(法政大学出版局、二〇一七年)など。論考に「フィルムのなかのシャネル」(『ユリイカ』二〇二一年七月号〈特集゠ココ・シャネル〉)などがある。

「2022年 『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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