知識のイコノグラフィア―文字・書籍・書斎 (感覚のラビュリントゥス 1)

著者 :
  • ありな書房
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本棚登録 : 11
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756611208

作品紹介・あらすじ

感覚の豊かな世界を解き明かそうと企図された「感覚のラビュリントゥス」というシリーズの最初の巻である本書は、「イメージ」と「言葉」の相互作用という古くて新しいテーマを念頭に置きながら、まずは感覚としてとらえられた「イメージ」と「言葉」が次に共働/融合してひとつの意味を生成し、それらが積み重なって全体としてひとつの知識を形成していくプロセスを呈示し、五人の執筆者がそれぞれの専門分野──主にイタリア美術史──からこれはというテーマを選んで論考を寄せたものである。「文字・書籍・書斎」というサブ・タイトルが示すように、「イメージ」と「言葉」が紡ぎだすルネサンスからバロックにおける芸術的営為を対象に、『知識のイコノグラフィア』というメーン・タイトルが示すように、生成された「知識」がどのようなプロセスを経てどのような表象世界を形成したのか、が明らかにされる。そして読者はこれから、一五世紀シチリアとヴェネツィア、およびウルビーノを訪問し、再び一五世紀のヴェネツィアを巡り、一七世紀のシチリアを探索し、そしてローマで書を繙き、最後にウルビーノのストゥディオーロを再訪する旅に誘われるだろう。

感想・レビュー・書評

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    「感覚の豊かな世界を解き明かそうと企図された「感覚のラビュリントゥス」というシリーズの最初の巻である本書は、「イメージ」と「言葉」の相互作用という古くて新しいテーマを念頭に置きながら、まずは感覚としてとらえられた「イメージ」と「言葉」が次に共働/融合してひとつの意味を生成し、それらが積み重なって全体としてひとつの知識を形成していくプロセスを呈示し、五人の執筆者がそれぞれの専門分野──主にイタリア美術史──からこれはというテーマを選んで論考を寄せたものである。「文字・書籍・書斎」というサブ・タイトルが示すように、「イメージ」と「言葉」が紡ぎだすルネサンスからバロックにおける芸術的営為を対象に、『知識のイコノグラフィア』というメーン・タイトルが示すように、生成された「知識」がどのようなプロセスを経てどのような表象世界を形成したのか、が明らかにされる。そして読者はこれから、一五世紀シチリアとヴェネツィア、およびウルビーノを訪問し、再び一五世紀のヴェネツィアを巡り、一七世紀のシチリアを探索し、そしてローマで書を繙き、最後にウルビーノのストゥディオーロを再訪する旅に誘われるだろう。」
    版元ドットコム
    http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7566-1120-8.html

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著者プロフィール

弘前大学教育学部准教授/イタリア美術史

「2019年 『光彩のアルストピア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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