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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756705471
作品紹介・あらすじ
鬼や怨霊が跋扈する平安の闇-稀代の陰陽師が煌々しい呪力で怪異を封じ込める!!晴明ファン待望のアンソロジー。
感想・レビュー・書評
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高橋克彦の老獪な老人晴明を若返らせても、加門七海の狷介な少年晴明が成長しても夢枕獏の晴明にはならない。「七人の安倍晴明」というのは本当だ。
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安倍晴明にまつわる短編小説やエッセイなどのアンソロジー。私は最初そのことを知らずに、短編小説だけのアンソロジーだと思っていたので、2篇目にエッセイがあってちょっと驚いた。
そして3篇目が荒俣宏の作品だったのだが、これがちょっと大げさな表現などを多用したコミカルなエッセイ風文体だったので、エッセイ(ノンフィクション)なのか、一人称でエッセイ風に書かれたフィクションなのか、判別に困った。巻末の解説によるとノンフィクションのエッセイのようだが、わざわざ巻末を参照せずともそうとわかるような工夫が欲しかった。
あと、他の著者の作品で、長編作品から一部分だけを抜粋したものも掲載されていたが、その部分だけ取り出しても短編として独立した物語になっているとは到底思えず、なぜそのようなものまで掲載しているのか、疑問に感じた。
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