隠れたお金持ちが、みんなやってる投資の法則: 億万長者になる一番シンプルな方法 読むだけで投資のメソッドが染み込むショートスト

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756911483

感想・レビュー・書評

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  • お金

  • なぜ個人投資家で儲かっている人が少ないのかというと、殆どの人が投資で成功するには、長期分散投資が有効だということを何となく理解しているが、実践できないのは、株価が高くなると強気になり、下がると弱気になり、やめてしまうから

    投資情報を買うということは、お金を払ったら100万円落ちている場所を教えますよ、ということと一緒
    でももし本当に100万円落ちていたら、その人が最初に拾うに決まっている

    分散投資
    銘柄
    時間
    投資商品(連動しないしない商品)

    何故多くの人が長期投資を出来ないかというと、株価が乱高下するからではなく、自分が取れるリスク以上のリスクを取ることによって、下落相場のときに底で売ってしまうから
    → 精神的にゆっくり夜眠れる絶対損失額を決めておくこと

    最終的にはその運用したお金を消費に使うことができて初めて運用に成功したと言える。一時的に儲かっても、調子に乗ってさらに投資金額を増やし、その結果損をしてしまい消費に回せなければ意味がない

    専門性がなくても分かる商品と、専門性がないとその良し悪しが判断できないものの違いがある。

    例えば、どこのレストランが美味しい、という判断に専門性は必要ないが、薬が自分に合っているかどうかは、専門性が必要になる。よって、本当に自分のことを考えて処方してくれる医師(プロ)を見つけることが大切
    → 投資も同じで、専門家(プロ)を見つけることが大切

    投資はゴルフと同じ
    ミスを減らす(バーディーを狙わない)
    冷静さを失わない

    競争力とは、どれだけ敵に攻め込まれない力を持っているかどうか。難攻不落のお城を築いた企業こそ、長期的に保有すべき銘柄。そして、長期にわたって収益を上げられる企業

    分配型の投資は、複利効果がないとうのもあるが、金額が少ないと人はすぐに使ってしまう

    自分の運用資産の中で、何割が利息や分配金をもらうもので、何割が複利で運用するものかを決めておく

    多くの投資本やマーケットの歴史を勉強し、さらに自分で何回か失敗を繰り返さなければ長期投資を続けれない
    だから、長期投資を続けれる仕組みを作る。積み立てを長くすると、途中でやめるのがもったいなくなる

    投資したモノから生まれる収益を期待して投資するのが投資であって、投資したモノ自体が生み出すよりも、転売によって利益を得ようとするのが投機。どんなバブルでも、最初は投資から始まり、知らぬ間に投機に移っていく」


    投資商品には2つのタイプがある
    需給だけで決まるもの(金、原油、絵画など)。希少価値が高い
    需給+モノ自体が生み出す収益の価値で決まるもの

    お金というのは、社会に対して生んだ付加価値、貢献度に必ず比例する

    最終的に手にするお金の総量は、2つのパートから成り立っている
    仕事をしてもらうお金
    もらったお金を投資という形で社会に役立てる。アイデアはあるけどお金がない人にお金がいきわたり、その人たちが生み出す付加価値の配分をもらうことができる

    実際は、例えば企業に出資することと、株式や投資信託を買うことに大した差はなく、考え方は同じ
    ここの部分を分かっておかないと、株式投資は人を出し抜く、騙し合いのゼロサムゲームだと勘違いする

    投資したお金を使って誰かが付加価値を生んでくれているプラスサムという発想で、そのプラスサムの果実をもらうのが投資

    株主の利益=会社の事業利益(生み出した付加価値)

    株価は長期的には必ず右肩上がりにいく。世界のGDP成長率は過去50年間マイナスになったことがないという捉え方ではなく、人に対する信頼度

    人は短期的には独善的な行いをすることはあっても、長期的には必ず付加価値を生みたい、人の役に立ちたい、足跡を残したいという欲求が勝ると信じている

    投資で成功するかどうかは、この人を信じられる思いがどれだけ強いのかによって決まるとさえ思う。しかし、何故難しいのかというと、与えてから与えられるまでの間に時間差があるから

  • お金持ちがどのようにして、投資を行っているかを、10のショートストーリーで説明している。特別なことではなく、当たり前のことを如何に実践できるかがカギ。

  • 長期投資の入門書

  • 内容は知っている事ばかりだったけど、小話で分かりやすく説明してあるので投資信託について知りたい人の入門本にはちょうど良い内容だと思った。

  • 装丁ほど怪しい話はありませんでした。結構合理的な話が多かったし。

  • タイトルや表紙が軽い割には、資産運用の着実な方法が書かれている。私はいろいろ本を読んだ後なので、ほとんどどこかで聞いた話ではあるが、本当に基本的な考えを知るには良いのではないかと思う。ただ、わかりやすさ、覚えやすさのための物語がちょっと安っぽいというか。。。

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著者プロフィール

1973 年神戸市生まれ。山一證券株式会社を経て、メリルリンチ日本証券にて個人富裕層への資産運用コンサルタ ントに従事。留学のため退社し、米ブランダイズ大学にてMBAを取得。帰国後、2006 年にFP法人ガイアを設立。金融機関に属さない独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)の先駆けとしてメディアからも注目を受ける。50~60代の退職準備世代・シニア世代を中心にライフプランや資産配分を提案し、これまでに同社を訪れた相談者は約6000人にものぼる。主著に『会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり 方』(クロスメディア・パブリッシング)、『損しない投資信託』(朝日新書)などがあり、累計10万部を超えている。

「2016年 『最短で老後資金をつくる──確定拠出年金こうすればいい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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