- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756911971
感想・レビュー・書評
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分からないことは分かる人に聞いて理解するのが仕事の基本中の基本。しかしながら、社会人を四半世紀務めていると、この分かり切ったことができなくなっている自分に気付き、本書を手に取った。
若い時には、分からないことが当たり前なので、遠慮せずに聞くことができたのに、年数が経つと、特に部下に対しては、「こんなことも知らないのですか?」と思われるのではないかと恐れて、ついつい聞くのが億劫になっている。
やはり、「聞き方」が問われることになる。本書で書かれた「効果的な質問方法」がこのヒントになった。それは、「まず自分で考えてみる。そして考えた証拠を提示した質問文にする」というもので、①こういうやり方でよいかと聞く「正誤法」、②一案と二案があるがどちらがよいと思うかと聞く「選択法」、③ここまでは分かったのだが、この部分が分からないから教えてほしいという「穴埋め問題法」 要は、相手に教えてもらいやすい質問を工夫する必要があるということだろう。
また、ついつい分からないことがあると私は難しい顔になってしまうのだが、明るい表情で、笑顔で聞くこと、頷きながら、感心しながら聞いて、教える相手を乗せていくというやり方は参考になる。特に、部下に聞くときには、例え自分が知っていることを相手が言ったとしても、知ったかぶりせずに素直に聞く、これはかなり忍耐が必要だが、結局は、自分のため。
教えてもらった最後には、「ありがとう」で、相手を気持よくする。
恥を捨てて、まずやってみようと思う。
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・クリエイティブな仕事は、現場の仕事について理解した上で生まれる。まずは自己流に固執するな。
・実はみんな何かを教えたがっている、両思いである。
・勝手に師匠を作れ -
2008年6月 9/69